(最後の睡蓮が一輪)
暑くて長かったマスクの夏
カレンダーが秋に入ってもしかり
神無月も中旬になり
一機に気温が下がったかと思えば
この週末も夏日になるという
でも週明けの雨の後、季節が一歩進み
冬はすぐそこにやってきてます
世界は一足早くノーマスクなのに
インフルエンザと新型コロナ第8波が心配で
日本人はなかなかマスクが手放せないようですね
神無月は風炉最後の月、「中置」の月です
中置は、寒くなって火が恋しくなってくる
この時期ならではのお点前で、客の方に火を近づけ
水を遠ざけるという亭主の心遣いの現れたものです
中置には、大板・五行棚をよく用います
この月ならではの「窶れ風炉」や「常盤風炉」などの鉄風炉には
小さな敷板を使いますが、水指、蓋置、柄杓、仕覆、建水
と勝手は大混雑となって
道具の置き方が難しくなるように思われますね
今年は「五行棚」を準備いたしました。
五行棚は玄々斉好みの一重棚で
焼杉の木目洗い出しの二枚板に竹三本柱の棚です
竹の柱は一つ節を向うに二つ節を客付、三つ節を勝手付に
他の棚と異なり地板に水指は置かず
土風炉を据えることが約束となっている
天板と地板の木、風炉中の火、土風炉の土
釜の金、釜中の水のすなわち木火土金水の五行を
納めるところからの名称です
中置のみに用いられ運びですので
湯返しはしません
*「裏千家茶道点前教則7中置」参照
お花は名残の月ですので、虫食いや枯れかかった葉も
大丈夫、帰り咲きの花、旬の花色々入れてみました
神無月の主菓子は「栗金団」
栗の季節になるとついつい栗に手が出てしまいますが
栗仕事は大変、新鮮なうちに下処理をするか
そんな余裕がない時は
私はそのままジプロックに入れて冷凍保存
それを怠ると虫に食べられ悲しい事になってしまいます
『栗金団』
『渋皮煮』
ういろう皮で作った
『瓢』 『こぼれ萩』
名残の月も明日で半分、もうすぐ『開炉』ですね
今日は開炉のお祝いのお善哉に入れるお餅をつきました
綺麗な丸餅にはほど遠いですが、どうぞお許しを!
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