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気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

大和文華館「茶の湯の美術」展に

2019-04-25 21:14:16 | 大和文華館
夜半の雨が止み、晴れるかと思えば曇り空なのに蒸し暑ささえ
感じられますが、週末には寒気が入り不順なようです。

23日の火曜日、朝からの稽古が終わり出かけた先は「大和文華館」、
4月12日から5月19日まで『茶の湯の美術』展が催されています。

HPによれば(一部改変)
”茶を飲む風習は、奈良・平安時代に中国から日本に伝えられ、
鎌倉時代には禅宗とともに抹茶の喫茶法がもたらされ、禅寺における
生活規範として位置づけられ、社交の道具として武家の間にも広まる。
室町時代には、唐物を飾り立てた豪華な空間で喫茶を楽しむ一方、後期頃、
禅を礎にして精神性を重んじた佗び茶が生まれ、さらに深められた。
桃山から江戸時代にかけては、時代を先導する多彩な茶人たちが輩出され、
自らの茶風に合う道具を選び取り、新しい道具の創出にも関わりました。
喫茶の風習は、多様な分野の美意識を結集した独自の文化「茶の湯」に。
近代には、財界人たちが茶の湯に親しみ、著名な茶道具を蒐集し、
茶席に新たな種類の美術品を飾りました。”と

出陳品は国宝1件、重要文化財5件と重要美術品1件を含む79件
5部より構成され
Ⅰ【喫茶の歴史】 茶に関する記載に印があり解かり易い
1.「日本後記」 享保12年(1727年)写し 江戸時代
4.「造東大寺勧進栄西書状」 3月16日 石津浦地頭宛 鎌倉時代
7.「足利義満書状」 5月13日 室町時代

Ⅱ【唐物の茶】
8.「秋塘図」 伝趙令穣筆 中国・北宋時代  重要文化財
秋塘図

9.「雪中帰牧図」李迪筆 中国・南宋時代  国宝
 雪中帰牧図

10.11.「蜀葵遊猫図・萱草遊狗図」 伝毛益筆 中国・南宋時代 重文
 

13.「青磁鯱耳瓶」 龍泉窯 中国・南宋時代
15.「柿磁金彩碗」 定窯 北宋
柿磁金彩碗

16.「黒磁金彩碗」 定窯 北宋
黒磁金彩碗

17.「油滴天目碗」建窯 中国・南宋時代

Ⅲ【侘び茶の誕生】
23.「武野紹鴎書状」卯月六日 日本・室町時代
24.「墨蹟虎丘十詠跋」 霊石如芝筆 1304年 中国・元時代
墨蹟虎丘十詠跋

26.「墨蹟法語」 虎関師錬筆 日本・南北朝時代
28.「粉青象嵌花文小碗」 三島手「金山長與庫納」銘 朝鮮
30.「斗々屋茶碗」     朝鮮・朝鮮王朝時代
31.「柿の蔕手茶碗」    朝鮮・朝鮮王朝時代
32.「熊川手茶碗」     朝鮮・朝鮮王朝時代
33.「伊羅保手茶碗」    朝鮮・朝鮮王朝時代
伊羅保手茶碗

34.「小倉色紙(天の原)」 日本・鎌倉時代
37.「白天目茶碗」瀬戸 室町時代
38.「鉄製蜻蛉文真形釜」室町末期
鉄製蜻蛉文真形釜

Ⅳ【侘び茶の展開】
39.「笑嶺宗訴書状」十二月十三日 栖賢寺宛 桃山時代
40.「津田宗及書」廿三日 道幸宛 桃山時代
41.「織田有楽書状」十二月五日 権右衛門宛 桃山時代
42.「千道安書状」三月廿二日 桃山時代
43.「千少庵書状」正月十九日 日本・桃山時代
44.「千宗旦書状」十一月廿四日 深や庄左エ門宛 江戸前期

53.「古田織部書状」十一月廿一日 桃山時代
54.「古田織部書状」正月廿七日 有楽宛 桃山時代
55.「黒織部沓茶碗」美濃 桃山時代
黒織部沓茶碗

58.「小堀遠州書状」八月十八日 片桐石州宛 江戸前期
60.「金森宗和書状」閏六月七日 堀越中守利長宛 江戸前期
64.「青花花鳥文碗」デルフト窯 オランダ18世紀
67.「色絵おしどり香合」野々村仁清作 京都 江戸前期
色絵おしどり香合

68.「色絵竜田川文向付」0尾形乾山作 京都 江戸中期
69.「色絵枇杷文角銚子」京都(御菩薩)底裏に印有り 江戸中期
73.「一閑蒔絵枝垂桜文棗」江戸時代
一閑蒔絵枝垂桜文棗

Ⅴ【近代数寄者の茶】
76.「和漢朗詠集断簡」 伊予切 平安後期
77.「伊勢集断簡」 石山切 平安後期
78.「小大君像」 佐竹本三十六歌仙絵断簡 鎌倉時代 重要文化財
小大君像

79.書 独座天地間 原三渓筆 昭和

なお5月8日(水)は無料開館日になっておりますよ。