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気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

復活祭音楽祭のオペラ「トリスタンとイゾルデ」は黙祷から

2016-03-24 23:40:30 | 音楽
3月22日の朝食後、CNNの画面からのブレーキング・ニュース
ブリュッセルでの空港で2回の爆発の報でした。
旅先でのこと、詳細も不明、
明日は帰国の予定で、不安な気持ちを抱きながら
バーデンバーデン最後の夜は、オペラ鑑賞になりました。

開演の始まりは、マイクを手に持たれた方が舞台上に現れ
ドイツ語に次ぎ英語で???、
何事なんでしょうか、終わるや否や皆さん、立ち上がられます。
あっ、一瞬の間があきましたが、遅れることなく
立ち上がり、黙祷をさせていただきました。
悲しい出来事でしたが、
素晴らしい瞬間に立ち会えることが出来ました。

演目は、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」で、
ラトルが指揮のベルリンフィルが演奏、
タイトルロールはE.M.ウェストブロークとS.スケルトンが歌い、
映像とのコラボから始まります。
 FHからのメールより
午後6時から2回の休憩を挿み、午後11時終演の予定。
もちろん、最後の夜ですから、シャンパンを

あの声がどこからと思うぐらいの迫力と演技もあり
怒涛の4時間があっという間に感じられました。
でもドイツ語と英語での字幕が舞台最上部にあり、
パケットからは首が、といっても目が追いつきませんがね。

素晴らしいラトルのドライブに負けじと
ベルリンフィルの面々の演奏、
このコンビも2018年6月までですが、一足早く来年の
この音楽祭のタクトは、後任のペトレンコさんに代わります。

最後のカーテンコール
ついつられて写真を撮ってしまいました。
FHのメールからの方が良いですね。


帰り際に、黄色のバラが女性にプレゼントされております。

でも今日は頂く気持ちになりませんでした。

翌日の朝、ホテルのお部屋には
前夜、前前夜二本の黄色いバラ。
あの一本は・・・
奉げても足りませんが。

黙祷

バッハ・フェストはあきらめました。

2015-11-16 16:01:40 | 音楽
机の上からバッハ・フェストのプログラムが、
10月初め送られてきていました。
2009年に伺ってから、毎年なんです。
お茶事もあり、すっかり忘れており、
積み上がったパンフレット類から、顔を出して、
どうするの?と。

バイロイトはもうスキップの手紙を出したし、
来年のザルツブルグの予約は、
もう始まっておりますが、ファウストが430ユーロ
夏の音楽祭は、お財布がもちませんし、
一度行けば、・・・
来年は違う音楽祭でいいです。
エジンバラはどう?
こんな夫婦の会話をしていた矢先に
パリのテロが発生してしまいました。
テレビでもやかましく、伝えており、
亡くなられた方たちには、合掌。

ドイツならフランスと違い、
治安は安定しているから、一番の選択肢になります。
ライプチヒならフランクフルト経由で簡単に行けますし、
夏前の6月なので、航空機代もやや安いですね。

このバッハ・Fは、6月10日から19日まで10日間
予約は始まったばかりだし、
高くても100ユーロですから。

もう一度聞きたかった最終日クロージングコンサート、
ミサ曲ロ短調 BWV 232だったら
というのもバッハが眠る聖トーマス教会が会場で、
 
バッハの墓  教会内部
 
聖トーマス教会正面、全景
2009年に伺った時は、バラバラの席での鑑賞となり、
いすは木ですので、バイロイト同様に座布団持参しました。
席は1階は真ん中からやや後方も音響はいいのですが、
合唱と古楽器での演奏が見える2階の前方が◎
教会特有のひびきとのマッチングが素晴らしいそうです。
古楽器と合唱の響きはコンサートホールとは違って、
聞き始めは違和感を覚えますが、体全体に響き、
ふいに涙が落ちたことを思い出しました。
ネットで調べてみましょう。

3rdからしかないのです。
音がこもります。
7年前は、12月でもそこそこ残っておりましたが、
今はエージェントが、良い席を先に予約しており、
ここにも、お金持ち団塊の世代の影響なのでしょう。
世の中の動向もうかがいながら、
お茶を一番にして
来年の春に、また考えることにいたします。

コンセルトヘボウ管、来日は京都から

2015-11-11 07:52:01 | 音楽
ロイヤル・コンセルトヘボウ管を初めて聴いたのは、
ここ京都で2004.11.13、もう11年も前になります。
マリス・ヤンソンスが主席指揮者になられて、
初めての来日公演、奇しくも、
今年と同じチャイコフスキー交響曲6番『悲愴』
ビロードのような弦の響きとあでやかな管を
60歳のヤンソンスが凛としたタクトで操っておられ、
最後のフライングの拍手がかすむほどの演奏であり、
魅了されてしまいました。
その後このコンビは、世界三大オケにも名指しされるほどで、
それ以後、京都に来られた時はほとんど、
(バイエルン放送交響楽団との隔年での来日になりますが)
チケットが取れず、富山まで追っかけたり、
本拠地、アムステルダムのコンセルトへボウまでも伺いました。
 ←クリックで拡大
このようにヤンソンスとのコンビの印象が強すぎて、
やや辛目となることをお許しください。
錦秋の京都、北山の通りから

期待を胸に、京都コンサートホールへ
 
ほとんど満席で、プログラムです。
 
開演です。
指揮は昨年ヤンソンスさんが退任されたため、
若手のホープ、グスターボ・ヒメノさんに、
なかなかのイケメンです。
1曲目はユジャ・ワンでチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2。
赤のミニドレスに13センチのピンヒールの姿にびっくり、
あのピンヒールでべダル操作は大丈夫なのでしょうか。
心配は無用で、彼女のスタイルなのでしょう
パワフルかつ超絶テクニックで、魅了しアンコール2曲も、
小さな体から、力強い音を奏でられる奏者も少ないですが、
細かな点を言えば・・・好き嫌いがわかれますね。

またこのホールの悪い面なのかもしれませんが、
オケとピアノがフォルテシモでの競演では、
飽和状態のためか、音のクリアさがなくなったりし、
オケとのマッチングがいまいちかなと思われました。

次の『悲愴』で、はっきりわかったのですが、
基本的には、生真面目に指揮するヒメノに、
コンセルトヘボウ管が合わせられず、
空回りしているのではないでしょうか。
弦は流石コンセルトヘボーと思わせるところもありましたが、
管が特にホルンに善し悪しの粗さが目立ち、
全体的な雰囲気を壊しておりました。
団員の若返り?、
ベテランが来日していないからなのでしょうか。

しかし『悲愴』の最後をタクトを挙げたまま10秒以上
引っ張るヒメノ、横顔が素敵でした。
今後が楽しみになりますね。

なお来年のニューイヤーコンサート、ヤンソンスですね。
体調が心配です。
テレビでの鑑賞となりますが、楽しみにしております。

ブルガリア国立歌劇場のトゥーランドットを京都で

2015-10-13 12:10:01 | 音楽
夕方から北山の京都コンサートホールへ伺いました。
京都北山の駅前の雰囲気は、
銀杏もやや黄ばみ、秋の暮れなずむ感じが・・・

京都府立植物園の秋はこれからのようです。

金木犀は満開で、
   
植物園側からは屋根つきの道がホールへと続いており、
雨が降っても、あまり濡れずすみます。
陶板名画の庭を少しですが眺めながら進むと

3分ほどで、京都コンサートホルに。

ブルガリア国立歌劇場による『トゥーランドット』の公演
コンサートホールですが、オケ・ピットもないのに
どうされるのでしょうか。
このオペラをセミ・ステージ形式でされるそうで、
さて3つの謎とともに・・・どうなるのでしょうか?
演出の見せ所で、期待を胸に客席へと。

向かって右側4割にオーケストラが密集しており、
残り左側6割に傾斜した舞台が3段という設定。
はじまってから分かったのですが、
P席には合唱団と従者等、そして
パイプオルガンの左横の上席に王様という配置でした。

指揮者バリカロフの登場ではじまりました。
北京の設定なのに、忍者風の衣装もあり、面白いです。
この狭い舞台を有効に使い、なかなかの好演。
指揮のバリカロフとの息もぴったりで、
カラフ役のアンドレエフは、良く響く声
リュー役のバンダロフスカと
トゥーランドット役のダシュニャムのソプラノに
ややキレがなかったのを補うように、
ピンポンパンの3人の、ユーモラスさもあり、
終演後もなかなか拍手が鳴りやみません。

10月15日に西宮の県立芸術文化センターでの
イーゴリ公の公演も鑑賞したくなりました。

奈良国際音楽祭に

2015-10-12 10:43:16 | 音楽
奈良国際音楽祭』に行きませんかとのお誘い
初めて聞きました。
今年初めてだそうで、
「奈良国際映画祭」との関連もありそうですね。
地域活性のため、少しでもお手伝いになれば・・・、
孫と一緒に夕方から「奈良まちセンター」へ出掛けました。
パンフ テーマ
”シルクロードの終着駅、奈良。
 様々な文化が・・・
 いまを生きる証を音として残す事。
 テーマとして掲げた心は『永遠の響き』
 今までに聞いたことがない「音の世界」を”

なんと司会は、FMココロの小谷真美子さん
開演は松本太郎さんの「尺八」で『霊慕』から
虚無僧尺八の世界へ引き込まれます。
二番手は、ジャズピアノ長谷川恵美さん
A列車から始まり、なかなかのスイング
三番手は、バンド、粋な悪ふざけで孫も大喜び、
「エノキの炒め物」のカヤキ★キョーヘー
称讃と笑賛?
最後に、『なら国際音楽団』による
「奈良の風景、空気、人、心」を表現?
電子音響(大橋了久さん・石上和也さん)、
ピアノ(榊原明子さん)
ギター(山崎昭典さん)
初めて観る聞く、アラビア琴『カヌーン』の増田真吾さん
そしてなんと、スティーブ・エトウさんも舞台に

 ↑スティーブ・エトウ
圧巻だったのは、くず上ともこさんによる
舞台の後面での、演奏と一体化した書の披露。
(パンフやテーマの字も)
時時刻刻』、息をのんで見入るばかり

本当にご苦労様。
新しい奈良を作り出していただけそうな演奏の数々、
最初は小さなホールからでしたが、
数年先には・・・

追加)紹介させて下さいね。
『奈良Tシャツ』いかがですか。
拡大はクリックを
『神楽月の宴』笙・篳篥、日本舞踊等11月23日に

ロンドン交響楽団と運動会

2015-10-03 20:31:34 | 音楽
今日は朝から孫の運動会
わけあって、朝からお弁当を
20年ぐらいブランク
でも頑張りました。

本当に良いお天気
久しぶりに、楽しめました。
でも午後からは京都、北山へ
ロンドン交響楽団です。
本当にハイティンクは年取りました。
わたしもですが、
出始め、少し心配しましたが、
でも、1分もしないうちに、
年を感じさせないタクトぶり
団員との息がぴったりになり、本当に感動そのもの
余りあるものを頂きました。
ただ残念なことに、京都コンサートホールは
大音響になると、ばれてしまいます。
これだけが、残念、本当にすみません。

お友達曰く、昨日の大阪でのウイーンフィルより良いかもと
実は昨日のウィーンはモーツアルトピアノ協奏曲23番
この日のロンドンはモーツアルトピアノ協奏曲24番
比べれば、判りますね。
但しピアノはどちらも素晴らしかったそうです。

来月は、京都にコンセルトヘボーが・・・
残念なことに、大好きなヤンソンスではありません。
アムステルダムにまで行かせていただきましたが、
来年の新春のウイーン、振るそうです。
ムリ、ムリ、ムリ
バイエルン一本だそうで、
ミュンヘンですか?
考えさせていただきたいと思います。