京都北山細野の神主

日々感じる事を想いのままに書き綴っています。神主として品位に欠ける表現が有るのはボケが始まったとお許しください

ここ10年で一番寒い元旦・山中の神主はコタエル

2013年01月01日 | 信仰(宗教)

正月寒波、正月寒波とクリスマス前から騒がれていたのでまた大雪か? と心配していました。

と言うのはここ10年来京都北山山中の三社のお宮さんにご奉仕しているのですが元旦の歳旦祭を順番にやってゆきます。

住まいから一番遠くのお宮さんで8時から、次に写真のお宮さんで9時半から、最後に我が集落のお宮さんで11時から、とお祭り自体は始まって30分ほどで終わりますが、氏子さん達も神殿前に参列します。

各社拝殿はあるのですが本殿と離れているために参列者は本殿の前の屋根も無いところに整列されます。

雨の時は傘をさして、雪の時はそのままで、雪が積もっている時などは時々「ヒヤー」と言う悲鳴が聞こえます。

コズエの雪が風でドサッと参列者の上に落ちてくるのです。その点神主は屋根の下にいますが、吹き抜けで寒いのは変わりません。

今日は雪は降らなかったが晴天で放射冷却もあって朝7時過ぎに我が家を出る時にはマイナス8度でした。

各神社は前日までに氏子総代さん達が準備はされていて当日も約束の時間には用意万端整っていますから良いのですが、何しろ寒い、今日も下着は2枚ずつ重ね着をし、真綿入りの白いベストを着込み、肩と腰とに2枚ずつ張るカイロを張ってもらって出陣(お祭りで出陣とは可笑しいのですがこの寒さの中でのお祭りはこの言葉通りです)しました。

大体お祭りの後は直会(ナオライ)でお酒が出て暖かい食べ物が出るのですが私には次の祭りがあるので、それも次に行く神社は隣が交番です。

最後の私の本務社では社務所に大きな囲炉裏がありお供えの鯛を丸焼きにしたり、鏡餅を切って焼いて食べたりで落ち着くのですが、もうこの歳になれば少しぐらい温めても芯までほぐせませんね。

お昼過ぎに家に帰ってゆっくり薬草風呂に入り、自分で作ったドブロクを味わったら眠くなってしまい、久しぶりにコタツの中で30分ほど昼寝をしてしまいました。イビキをかいていたようです。

目覚めても冷えたせいか左臀部が痛くて、少し散歩しようと妻と犬とで歩きました、始めは痛かった左臀部も歩いて温まったのか楽になりました。朝の寒さも風もなく日差しもあって昼間は少しは暖かくなっていましたから。

これから本格的な寒さになります、何が「地球温暖化」だ、暑いのは都会に人口が集中したヒートアイランドのせいでしょうに。山間部は毎年寒冷化に向かっているのが体感出来ます。

「政治家や学者どもは山間部に住んで本当の地球の声を聴け!」と言いたいです。元日からマタマタ,愚痴になってしまいましたが。

今年の年賀状には

「これからは自分の為には誰とも戦わず、平成の良寛を目指します」「選挙の結果、時代の変わるのを見ながら人生反省の歳として静かに過ごしたい」

なんて、心にも無いことではないのですが書いてしまいました。

 


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