「災害は忘れる前にやってくる」
確かに我が日本列島は自然災害の百貨店(古い言い方)ですね。
マスゴミであれほど騒がれた「首都圏直下型地震・東海・東南海地震津波・富士山大噴火」はどうなったのでしょう?
昔から地震学者と言われる人達の「何年以内に起こる確率は何パーセント」などという無責任な発表は気休めにもなりません。
地震学者や気象庁地震関係者の予知などもう「聴き厭きた」と言うより「聴きたく無い」という人の方が多いのでは無いでしょうか?
「阪神淡路大震災」「東日本大震災」「熊本大震災」近年の大きな被害が出た地震の予知は出ていませんでした。
地震列島と言われるわが国で何時起こるか知れない特定の場所「首都圏直下型」「南海・東南海地震」とこの巨大地震に誘発される「富士山大噴火」ばかりが議論されています。
それも根本的な「地震津波被害にあわないようにどうするか?」でなくて「被害に会ったときを前提にした」議論ばかりです。
耐震構造やデカイ防波堤の構築など、「被害者を無くす方向では無くて」「被害を煽ってどう金を使うか?』の方法ばかりを議論しているのが現状です。
政治とは「國の将来をどうするか?」が大切なのではありませんか?
1) 日本に住む限り地震は何処でも起こります。
2)埋め立て地(海のそばの低地)に住む限り津波に襲われます。
3)富士山の近くや風下に住む限り噴火の被害は受けます。
なぜこれらの危険な所から少なくとも家族の住む住居だけでも遠ざけないのか?
ナゼ国民を災害に遭わして多くの命を無くすのか?
ナゼ何兆円もの被害を出すのか?
ナゼ前もって対策をたてないのか、政治家に将来を読める人がいなくなっているのです、今の日本では。
参議院選挙や都知事選挙、リオオリンピックなど最近立て続けに報道ネタが続いたせいか?
台風が東日本に続いて災害をもたらしているので取材能力の落ちた今のマスゴミでは手が回らないのか?
どっちにしろ私には興味ある事では無いので以前に読んだ本を取り出して残暑厳しい昼間の時間つぶしに眺めています。
相楽雅俊著
副題に「運命の1983年9月X日」前年に気象庁に25年間勤務されて「気象情報株式会社」を創設された人です。
この方は地震では南海・東南海地震はこの時点(1982年)では無いと言っておれれます。終戦間際に1944年浜松を中心にマグにチュード8.
1945年1月に三河地震マグニチュード7,1で駿河湾周辺のひずみは解消されているだろうと書かれています。
しかし、予定の1983年9月X日やそれ以後今までには富士山の噴火はありません。
何故かこの方は気象が専門のはずですが著書の最後の方に「第3次世界大戦は21世紀初頭に起きる」などと予言されています。
鎌田浩毅著
副題に「ハザードマップで読み解くXデー」2007年発行です。
この本は帯にも書いてあるように「宝永噴火から300年、いま「その日」が来たら?
この本は富士山の噴火を取り上げながら火山の説明がなされていて噴火のことを良く知る事が出来ます。
この方も大地震と富士山噴火の連動と言う事を書かれています。
学者先生達は昨日までの事は調べて良く知っているが将来を予測する能力は持ち合わせていないのでは無いか?
天気予報のように台風の進路やこの先10日ぐらいの天気予報を出せるコンピユータに入力出来るようなデーターでさえも地震学ではまだ出せないのでは無いでしょうか?「毎年膨大な予算を使いながら)
そうならば我々個人で対策をたてなければ
副島隆彦著
副題「自衛自活の要塞を築け」帯には「大災害、金融恐慌、そして領土紛争(政府に頼らない独立心)を持つ者が生き延びる」
2012年10月発行
はじめに >2011年 ・・・・・被災した人々は「避難所」に向かった。國と役所は,災害があれば必ずまとめて面倒を見ようとする。それが國、役所の仕事だからだ。災害対策という。そこには水と食料があり、寝る場所もある。だが、そこにはただの小中学校の体育館があるだけだ。あんなところに何日も居られるものではない。だから、避難所をさっさと出て行くと言う考え方が大事なのである。避難所にダラダラ長いこといたら、人間の尊厳と独立心が奪われる。まず、災害直後には公共の避難所に行って、最低限の食料と安全と情報をもらうのはいい。だが,その後は直ぐに自分で,自力で災難に立ち向かうと言う考えも大事なのである。< 著書から引用
最後に >避暑地が存在した本当の理由<と>打ち捨てられたバブルの別荘地に二つ目の家を買う< 引用終わり
この著者の主張は最もですが金が沢山必要です。若い人には無理な話ですが>引用した部分は大切な考え方だと思います<
私自身も「阪神淡路大震災」の避難所や「東北大震災」の仮設住宅を見て切実に感じました。
長くなりましたがもう少し
樋口清之著
この文庫本(650ページ)は国学院大学名誉教授で考古学の権威・樋口清之先生の著書です。
最後の解説で井沢元彦氏が
>「まさに、日本の文化がいかに諸外国に類を見ないすぐれたものであるか、様々な角度から検証し日本人に勇気と誇りを与えた名著であると言えよう」< と書かれています。
この本の中に「江戸っ子が宵越しの金を持たなかった理由」は江戸では大火が頻発すると言う事が,江戸市民にひとつの気風をつくった。
とあります。数千万円の住宅のために一生をローン返済のために働く今の日本人が悲しいですね。震災で失えば二重ローンの始まりです。
一度しか無い人生を楽しむため、自立出来る子供達を育てるためにも地震や津波や噴火の危険な低地の大都会から「山に還る」事をNPO法人 ごっこ屋本舗で提唱して行きます。
長くなりましたが。