今日は恒例の豊中市千里の上新田天神社の境内での鎮守の杜の学校開催の日(第2土曜日)です
今日は本殿で奉納コンサートや鳥居前でごっこ屋本舗の市の日です。
鎮守の杜の学校(日本野あそび協会)では久しぶり(10年ぶりぐらい)に竹飯をつくる事にしました。
写真のように孟宗竹の節間に米とタケノコを入れて水加減をして直接火にかけます。
竹の節間がお釜になっているのです。竹の中には米とタケノコ(ゆがいた)と釜飯の元を入れてタキビの上に置きます。
節の間に入れた米と水は下からの火でご飯になります。竹の火の当たる部分は焦げて炭状になりますが水分のある間は燃えません。
ドラム缶を半切りにした中でタキビをしてドブ蓋を裏向けに置きます。ドブ蓋の端の突起が丁度竹が転がるのを支えてくれます。
以前から上新田天神社で竹飯をつくる時は境内のドブ蓋をはがして使っています。
終われば元に返しておけば良いのでドブ蓋を持ち運ばなくて良いから重宝しています。
スチールのドブ蓋がある所では竹飯が簡単につくれます(冗談ですが)
これからも毎月鎮守の杜の学校ではサバイバル(自然災害時等)のテクニックの一つとして毎月、野外料理(アウトドアクッキング)をも教えてゆきたいと思っています。
例えば境内に落ちている木っ端や枯れ葉で煮炊きをしたり。いろいろな野外料理を体験出来るコーナーも実践してゆきます。
今日は竹飯未経験のスタッフばかりでしたから完璧には出来ませんでしたがその内経験を積んで教えられるようになるでしょう。
来月はソロストーブの体験をもする予定です。野外料理やサバイバルに興味のある人は来て下さい。
その他今月からコマ回し大会(喧嘩ゴマ)を開催しました。5人が同時にコマを回してぶつかり合い最後まで倒れずに廻した人が勝つと言う喧嘩ゴマとも言いますが今日は初回だったので10人ほどの参加でしたが景品も出て私が優勝して終わりましたが2位は小学生の女の子でした。
日本野あそび協会を20数年前に立ち上げた動機は「廃れ行く日本の伝承あそびを後世にも残したい」と思ったからです。
コマ回し、ビー玉、メンコ、羽根つき、マリつきなど他人と優劣を争うあそびが子供達の興味を引いたはずです。
だが最近には表立って優劣を争うあそびは排斥されて来たように思います。
もう一度、正々堂々と戦える子供達に帰らなければカゲで画策する卑怯な人間に育ってしまいます。
学校や職場ダケでなくママ友やネットでのイジメ等は子供達に戦いや争いを表面的に禁じて来た結果だと思っています。
「子供達はあそびの中から生活の知恵を学びます」という「日本野あそび協会」のキャッチフレーズは「あそびの中での争い」の大切さを表した言葉なのです。
子供時代に争いを禁じて来た結果、やられた時に、やった時に、お互いに相手の痛さが判らなくて相手を死にいたらしめるまで加減出来ない人間に育ってしまっているのです。
子供時代の争いで相手の痛さを知る子供に育てる為にもルールにのっとった勝負にこだわらさなければなりません。
何故、今日のコマ回し大会に私が参加したか?
大人にも参加を呼びかけましたが今の子供達の親はコマ回しの経験か無いのか?子供の手前負けるのが恥ずかしいか?参加者はありませんでした。
あえてコマ回しごときに年齢制限を無くして私が参加したか?
子供達に勝負に参加して「勝つ喜び」と「負ける悔しさ」を体験させてやりたかったからです。
今の日本人の多くはこの「悦び」と「悔しさ」を体験したく無い人間が多くなりました。
今回、「こんなジジイに負けた」悔しさを子供達が味わって、来月からも再チャレンジして負かしてくれるようになれば、「大人げない」と非難した我がスタッフも理解出来ると思います。
来月からもいろいろ工夫して正々堂々と勝負出来るゲームを練習させて競技にしてゆく予定です。
反省
コマ回しも真剣に練習しておかなければ今回2位になった小学生の女の子に負けそう。