お盆も近ずきましたので早朝涼しいうちにとお墓参りに行く。私んちの墓所は伏見城の側の小じんまりした尼寺の一角にあります。自宅から京都市内を北西の方向から東南の方向に斜め横切りますので結構時間がかかります。距離も30キロ余りで着いた時は日が当っていました。毎月お墓参りをしていれば雑草も生えないのですがここ2ヶ月ほどサボっていたのでショボショボですが乾燥した地面に生えていて草抜きに時間がかかってしまい、その上デッカイやぶ蚊に襲われてイライラしてしまいました。
除草剤をまけば草抜きの手間が省けるのですが母が生前は許してくれず、一昨年秋に94歳で無くなったのでもうソロソロ除草剤をと思っていますが墓参りも草抜きも関係のない周辺で反対する声もありフン切れていません。
我が家の墓参りがすんで次は妻の実家の墓参りに今熊野の西国二五番札所の観音寺に行きました。ここもやぶ蚊の攻撃に会いカユイ思いをさせられました。ここの墓は草抜きをしなくてよいので妻が墓石を洗っている間にこの墓の少し上にある医聖堂にいつも行きます。この医聖堂の側に写真のような石碑が二つ建っています。
「医心方」の碑
「医心方」の説明・碑文には
「医心方」 千年の記念に
平安のむかし 医博士 丹波康頼(912~995)によって撰述された「医心方」三十巻は九八四年永観二年十一月朝廷に献じられた
「医心方」はわが国医学の源流を示す現存最古の医書であるとともに中国ですでに失われた多くの医書を含む東洋医学の貴重な文化遺産である。「医心方」1千年を記念して医聖堂の傍らに碑を建て康頼の偉業をたたえる。
写真は弘法大師の像もある観音寺です。「医心方」をヒマな時に調べてください1千年以上前にスゴイですね。それに日本ではその頃のものが今に伝えられて、残っていると言うことの凄さは隣国ではまねのできないものです。偉大な日本民族であるご先祖にマタマタ敬意と誇りを感じます。
墓参りの後4~5日前に入院した妻の父親を見舞って帰りました。義父は99歳、もうすぐ三桁に突入予定、きっと大丈夫だと思います。