昨日は早朝野球がグランドコンディション不良のために中止になった。それも家を出て国道に差し掛かったところで監督からメールが入る。
午後1時から京北総合射撃場で銃砲所持許可証の更新が一丁分今年の誕生日なので講習を受けなければなりません。
3年に一度の技能講習が義務づけられています。これもはっきり解らないのですが、所持許可の更新は一丁ごとなのです。
私はこれまで4丁の銃を持っていたのですが煩わしいので一昨年は空気銃を、昨年はライフルを廃棄しました。
空気銃は昔のポンプ銃ですから今の射程距離50メートルと言うような威力は無く、鳥に思い切り接近しなければ当たりません。どんな鳥でも近くに行けば逃げます、
ライフルは一度はライフルと言う気持ちがあったので持ちましたが、もうこの歳では危ないのと、散弾銃で充分と考えて廃棄しました。(実は所持する環境が煩わしいのです。何が?とは言いませんが)
だから今はベレッタの自動銃とミロクのスラッグ専用上下二連だけになってしまいましたがもうこれで充分と思っています。
更新の銃は二連銃の方ですが、更新の技能試験はクレー射撃なので、我々大物猟は鳥打ちをしませんから(中にはする人もいますが我々の仲間内ではシカかイノシシだけで鳥打ちなどすると言うと軽蔑の眼差しで見られます、偏見ですが)だからクレー射撃練習はあまりしません。表的射撃はしますが。
だが、技能講習でクレーを撃たなければならないので数回練習をしました。
私のスラッグ専用銃は銃身が短いので藪山を歩くのには都合が良いのですがクレーは中々当たってくれません(下手を棚に上げて)。もちろんスラッグ専用ですから代えチョークはつけられません。
25発撃って6発しか当たりません。6発も当たれば合格なのですが。
自動銃は代えチョークが付いてトラップ用に代えられるのでベレッタの自動銃で受けることにしました。
射撃だけではなくて、初めて免許を取った時のような、取り扱いの動作なども得点される講習です(と言うより、試験です)
ガンロッカーから出す時の点呼から分解組み立てなど声を出して動作を進めて行き、減点されます。80点を割ると不合格です。
点呼など狩猟現場でやってたら獲物に聞かれて、逃げられてしまいそうです。
今回は一人の指導員で3人の受講者が受けました。他の二人は猟をされないとのことで射撃オンリーと言うことで射撃用の上下二連を持ってこられていました。
私は自動銃で自信が無く、ましてクレー射撃はあまりしていないので緊張しました。
普通、トラップ競技は二発撃つことが出来て、始め当たらなくても二発目で当たれば良いのですが、技能講習では1発でしとめなければなりません。
どうなることかと思いましたが、ヤハリ本番に強いと言われて来た私だけあって(一人自慢)練習のときには6発しか当たらなかったのに13発当たりました。
これで安心して合格です。警察への証明書をもらって、今日右京警察署へ持って行き「技能講習修了証明書」をもらって来ました。
これで銃の更新が終わった訳ではありません、7月2日から8月2日までの間にもう1度警察署に行って更新手続きをしなくてななりません。
自宅から右京署まで50分かかります、このためだけに3度も移動しなければなりません。先日手続きに行ったときには技能講習が終わったら「速やかに出頭するよう」と言われたので、「翌週ではだめですか?」と尋ねたら「速やかに」とおうむ返しに返答されました。
こういうところに公務員的と言うか?融通が利かないと言うか?相手の立場に立ってものを考えることが出来ない日本人が(?)増えて来たように思います。
これも町村合併の弊害です。それまでは地元の京北警察署で総て済んだのですが、今や京北警察署の跡にはデッカい字で「京北交番」という看板が上がっています。
日本の国で鉄砲で狩猟をするのはますます窮屈になって来ました。そのためにシカなどの害獣が増えて、最近ではすこし人家からはなれたところには昼間でもシカの姿を見ることが出来ます。
先日も国道からすこし入ったところに2歳ぐらいのシカが昼間から出ていて車を止めて窓を開けても逃げないのです。10メートルほどの距離で、しばらくにらめっこをしていましたが、口で「バーン」と言ったら、逃げて行きましたが。
誰も人は居ませんでしたが若し誰かが見ていたら,「良い歳して、何をしとるんや!」と言われてしまうな、と一人苦笑していました。