鎮守の森の学校(京都北山細野の神主)

日々感じる事を想いのままに書き綴っています。神主として品位に欠ける表現が有るのはボケが始まったとお許しください

1メートルのツララが我が家に

2008年02月27日 | その他

我が家のある海抜450メートルでは今年は年明け寒い日が続いています。湯沸かし器の湯が風呂場に行くまでに凍ってしまいました。

私の部屋の窓の外に1メートルあまりのツララが何本もぶら下がっています。外信ではロシアでつららの落下で数人が死亡と出ていましたから、それに比べれば我が家の軒先のツララなんて可愛いものですが部屋の中からは見るだけで寒いです。

ここしばらく雪降りの日が多いので昼間の温度が上がらないために道端に除雪された雪が解けずに積み上がったままになっている。毎年ならもうフキノトウが出ても良い頃なのに今年は雪の下でまだ出る気配もないようです。

今年は雪の写真をたくさん取ったので沢山ブログに載せたいのですが載せ方がわからず来月早々にパソコン教室に行って教えてもらってからはたくさん載せようと思います。パソコンと言えば、日頃メールをやり取りするのに専門につかっているパソコンに今朝1通入ったきり入信しなくなってしまいました。きっとその内また動きだすとは思いますが、パソコンの基礎が判らないので原因が突き止められません。他の機械類と違い蹴っ飛ばして動かすわけにはいきませんから厄介です。

昨日今日と雪が降って出ていく予定もないのでコタツに入って読書をしたりあちこちのHPを見たり、有意義な(退屈な?)時間が持てました。

やはり外でウロウロするのが性にあっているようです、早く温かくなって山菜摘みや渓流釣りに出かけたいです。3月に入ればあちこちの川が解禁になり、早朝野球も練習が始まります。

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国民受難記念館(仮称)建設

2008年02月24日 | 信仰(宗教)

国民受難記念館(仮称)建設の意義

南京大虐殺、朝鮮人慰安婦問題、沖縄民間人集団自殺問題など、隣国の大ウソを一々反論して相手のペースにはまって来ましたが、その相手国の残虐行為を正しい資料をもとに検証して日本国民に本当の歴史を再認識させて戦争とはこのような残酷なものであると言うことを知らせて、いわれなき隣国や反日日本人の大ウソに反撃を加える拠点とする。

展示内容と慰霊

戦前戦中戦後を問わず日本国民が外国勢力から虐待を受けた事例を検証し直し、国民の前に明らかにして後世に伝える。

例)通州事件、東京大空襲をはじめ日本各地での無差別爆撃、広島原爆投下、長崎原爆投下、その他戦時中の非戦闘員に対する殺戮、戦後進駐軍による日本国民に対する暴虐など民間人でいわれなく外国人に虐待、虐殺された人々は忘れ去られようとしています。

特に終戦直後、本来ならば国際法により戦争終結後は保護されるべき民間人や投降した軍人がソ連、中国、朝鮮などで受けた不幸を今こそ掘り起こして永遠に慰霊していくシステムを作り上げておかなければなりません。引揚中に強姦された多くの女性が引き上げ後舞鶴で堕胎手術を受けた事実など知らされていません。

戦争の責任を3世代に渡って追及される言われは何もないのです。

今反撃をしておかなければ日本国民は第二のユダヤ民族にされてしまいます。まだ記録が残りその時の体験者が生きている間に作っておかなければなりません。

いま国民が立ち上がらなければ日本国民は子子孫孫にまで世界からいじめられます。それで良いのか?

心ある政治家を我々は担がなければなりません。

利権だけ追う者たちを引きずり下ろすシステムを作り上げなければなりません。

日本国民の受難の記録や体験を集め始めたいと思います。

写真は靖国神社の遊就館館です。このようなものを国が作るべきですが、国会議員を総入れ替えしなければ出来ないでしょうね。

 

 

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野あそびの基本 Ⅰ

2008年02月23日 | 野あそび(アウトドアも)

野あそび協会の活動についていろいろ質問を受けますので設立に際して相馬 大 先生からいただいた一文を以下に書きます。我々はこれを基本として平成7年12月12日からじみちに活動を続けています。

「趣意」

 人々は、何によって生きていることを、心から実感するのでしょう。子供から、高齢者まで、さまざまな価値観にささえられて生きています。

けれども、生きている実感、それは、年齢ではありません。

いのちの 全けむひとは

たたみこも 平群の山の

熊樫が葉を 髺にさせ

その子

古事記 倭建命

緑の野山は、虫を育て、鳥や動物たちを、はぐくんできました。みんな、生き生きしています。ふるさとに帰られる健康な者たちよ、ふるさとの山の熊樫の葉を、髪にさして、いつまでも元気でいて欲しいと、古代の人は祈ったのです。人間も、自然の一員と考え、自然の生命力に、あやかろうとしていたのです。「自然を守ろう」などという、不遜なことを言いません。

 日本人は、ながく、自然暦によって生きてきました。山のコブシの花が咲くと、田打桜が咲いたから、田を耕そうと、鍬をてにしてきました。

夕焼けのカラスに、子供が、うたいかけていると、明日も天気だから、仕事のだんどりを、今夜のうちにきめようとして、大人たちは帰っていったのです。このように、日本人は、自然から、多くのことを学んできたのです。いま、どこへ行っても、大都会化の波が寄せてきています。それは、文明と呼ぶ、科学万能主義の波です。この自然とともにある心、その文化は、文明の波に押し流されそうにしています。その悲鳴が、耳にはっきりと聞こえてきます。

私たちは、その声に耳を傾け、「この自然のなかに、日本の姿が見えてくる」、ひては、地球の姿が、世界の人類の姿がみえてくる、祈りを持って設立したのが、「日本野あそび協会」なのです。

「野あそびの定義と種類」

 あるがままに、それは、自然ではありません。桜の枝に、病原菌が取りついて、天狗巣ができます。人間も、樹木を利用するために伐採します。そして、植林をします。自然は、いつも動いています。その自然の姿を、はっきりとみつめ、その自然が素材となる遊びをし、観察したりして、自然の一員であることを確かめていきます。そして、人間の歴史を学び、新しい歴史を作っていきます。そのために、野あそびは、古来からの伝承あそびと、観察研究によって得られたことをとおしての創作あそびとに大別されます。

「目的」

自然の一員であるために、自然の姿を観察し、手に触れることにより、自然と一体化したいのです。そのために、自然が素材となる伝承あそびの採集と研究、新しいあそびの創作と研究、また一般への指導普及をはかることをもって目的とします。

よろしく、ご支援、ご賛同のほど、おねがいします。

以上の一文をいただきこれを活動の基本としています。

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古事記のものがたり

2008年02月22日 | 歴史問題

国の歴史は神話から始まります。ローマの歴史は狼に育てられた兄弟が国を建てました。ギリシャ、北欧の国々、インデアンの神話など建国の歴史はどこでも神話から始まります。文字が無かった大昔は語り継がれ、文字が出来て初めて記録されます。記録されたときにはそれが歴史だったのです。だけど、後世の学者たちが浅はかな知恵でもって、さもその時代に生きていたごとく注釈を付けるのを見て何時も不愉快になっていました。神話は今の人間が検証するものではありません、書かれた通り古代に思いをはせるのが正しい神話の味わい方と頑なに信じています。

タイムマシンが出来るまで神話の世界を改竄することはできません。

日本の歴史は古事記の上巻から始まります。前にも書きましたように古事記を原文で読むことは現代の人々では難しくまたそんな努力をする必要もないと思います。すぐれた現代語訳が沢山出ていますから、その中から適当なものを読めば良いのです.

原文の現代語の直訳ではないのですが古事記入門書として楽しく読めるものを1冊紹介します。タイトルのように語り部の稗田阿礼が語るゆかいな「古事記のものがたり」です。帯の紹介文に「古事記の原文は難解ですが、本書は著者の想像も含めてタイトルどおり「ものがたり」として成りたっており、誰でもが親しみをもって日本の国の生い立ちや神々の活躍を知ることが出来ます。特筆すべきは随所に現れる神代の神々が、現代どこに祀られているということを出来る限り解説していることです。」(奥 重視氏推薦文)

一般書店では販売されていません.

購入の方法は・古事記のものがたり・を検索すればこの本に関していろいろ出てきますがサン・グリーン出版社と入っているところをクリックすると出てきます。

小林晴明・宮崎みどりの両名が著者です。またお二人は各地で・日本の神話「古事記」に親しむ会・などの勉強会も開催されております。

ぜひ、古事記入門編として日本国民のすべてが読んでみる価値のある1冊であると思います。各地の神社でも販売の協力をしているところがあります。豊中市千里の上新田天神社・京都西大路八条の若一神社でも扱っています。1500円です。

著者は言っています。

神話を忘れた民族は滅びると。

 

 

 

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野あそび関連の1日

2008年02月21日 | 野あそび(アウトドアも)

昨夜は京都市内の実家で泊まって朝一番に高速から伊丹中央公民館に行く、伊丹市公民館事業推進委員会に出席のために。今季で委員を辞退したので今日が最後になります。伊丹市にも野あそびをやってもらえる人が出来、そろそろ年のせいか昨年後半から片道2時間の道のりが億くうになり出したので無理をせずに辞退することになりました。委員は下りても野あそびのイベントには協力を続けることには変わりはありませんが。10時から始まるのを京都市内からは1時間ほどで来てしまい、1時間も早く着いてしまいました。委員会はお昼に終わってすぐに豊中の千里の上新田天神社に行き会のメンバーの山下さんと一緒に神社の近くの豊中市立しんでん幼稚園で豊中市幼稚園教育研究会の「身近なもので親子で作って遊べる教材」部会の9人の先生方に野あそびの指導をしました。野あそびの趣旨や方針を説明し、実技は山下さんが奥さんと指導しました。午後2時から5時ごろまで熱心に学んでいただきました。豊中市の子供たちに伝承あそびが伝われば我々のこれまでの活動が報われるのですが。

夜8時から常会(毎月20日の夜に地元公民館で)があるので急いで帰るが夕食を食べている暇なく腹ぺこのまま出席、終わってからやっと晩飯にありつける。今日はきつい1日だった。

ブログを書いているうちに日付が変わってしまいました。

写真はしんでん幼稚園で先生方に野あそびを指導する山下さんです。

 

 

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幼児に絵本の大切さ

2008年02月18日 | 教育(家庭教育を含む)

スキャナーが作動しなくて四苦八苦しましたが部屋を変えてセットしたら動くようになりました。何のコッチャか判りません。パソコンの原理がわからないからマグレか、神頼み(これは本職ですが)。

昔、鴨川源流の雲が畑にキノコ狩りに行った帰りに自動販売機でビールを買おうと金を入れたのに出て来ない、一緒に行った3人がそれぞれ入れたけれども出ないので頭にきて自動販売機を履いていた登山靴で蹴飛ばしったら出てくるわ出てくるわ10個ぐらい出てきて大慌てになったことを思い出します。前の人は入れても出てこないのであきらめたようですが。この日は日曜日で店(農協)も閉まっていて誰も居ないので仕方なく全て頂いてきましたが。話を真面目な神話の絵本に戻します。

毎月第2土曜日に鎮守の杜の学校を開催して子供たちに伝承あそびを教えている、千里の氏神・上新田天神社の七五三の授与品に縦21センチ横19センチほどの大きさの絵本にまんが古事記全7冊になっているのがありました。「いなばのしろうさぎ」「うみさちやまさち」「くにうみ」「てんそんこうりん」「あまのいわと」「やまたのおろち」「神武天皇」の7冊のシリーズです。早速7冊を娘に送って3歳の孫に読んでやるように言いました。まだ小さいので「いなばのしろうさぎ」しか興味を示さないようですが大きくなるに従い他の物も理解できるようになるものと思います。1冊150円ほどで7冊でも1000円ほどので購入できますのでこれまで私も100セットほど取り寄せて年頃の子供を持つ親にプレゼントをしています。ただ、今の幼児の親たちも古事記について知らない人が多いので親子で古事記を理解してほしいものです。

「いなばのしろうさぎ」の絵本の後書きに次のように書いてあります。

「幼いころ、母の膝の上で聞いた神話。そこは、神々の躍動の場であり、何かしれぬ不思議な感銘を覚える世界でした。この感銘は、豊かなイメージを育み、宗教、芸術などを味わうことのできる情操を培う基礎になるものといえます。

日本人の信仰、日本の文化・伝統の原点とも言うべき神話に、お子様が触れることによって自然に感性が育まれ、正しい人格形成の基礎が確立されていくことになるでしょう。」

と書かれています。まさしくその通りであると思います。

むかし、長男にその頃流行っていた恐竜の話の絵本を読み聞かせてやったことがありますが興味を持って聴き入り、夜になると自分から読んでくれと催促するようになり、読んでもらいながら寝入ってしまいました。読んでいる大人の方が先に寝てしまうことまありましたが。

絵本の読み聞かせを聴くことで人の話を聞く習慣が育まれます。幼児の時にテレビやアニメに任さないで親が語りかけてやることが大切です。学校に通う頃になって先生の言うことを聞けと言っても聴けないものです。幼児期の親の語りかけが何よりも大切なのです。

この本の発行所  

〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-1-2 神社本庁内

全国神社保育団体連合会 電話 03-3379-8011

なお、地元の府県の神社庁でも取り寄せてもらえると思います。

千里の上新田天神社には7冊セットの在庫があるようです。

古事記の原本は全部漢字で書いてあります。今の日本人の多くは理解が出来ませんがすぐれた現代語訳が沢山出ています。その中でも古事記上巻・神話の部分を判り易く書かれた本が出ています。次にはその本を紹介します。中学生以上なら十分読んで理解できます。

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絵本の大切さ

2008年02月15日 | 野あそび(アウトドアも)

野あそび会場で子供たちが説明を聴かない、聴けないことを永らく悩んでいました。ある時フト思いついた事、最近の子供たちは親たちから絵本を読んでもらったことが無いのでは?丁度私の娘にも子供が出来て絵本を送ってやろうと思いつきました。昔から子供たちを寝かしつける時にはよく絵本を読んでやり、絵本を読んでもらうことが眠りに入る切っ掛けになっていたように思います。幼児たちが一番安心できる声は母親の声だろうと思います。お腹の中にいる時から聴きなれた声だからです。次には父親、兄弟、同居の祖父母の聴きなれた声で絵本を読んでもらいながら安心して眠りに入ったのではないでしょうか。ところが今やソノ役はテレビになってしまい、少し前に愚図る子供にはテレビの砂嵐の画面と音を聞かせたら大人しくなるなどトンデモナイ方法を見つけ出してナンヤカンヤと理由をつけて説明していたのを思い出しました。子供を親から切り離すシステムは共産国で流行ったやり方です。今ではお隣の将軍様の国でまだやっているようですが。平気で親をチクリ、罪人にして平気な国民を作っていました。これと同じ事が日本の国でも行われているのですね。親の言うことよりテレビを始め反日マスゴミの言うことが正しいと思う国民が圧倒的に多くなりましたね、我が国は。だから、小泉元首相が得票を得たり、小沢民主党が参議院選挙で勝ったり、安倍前首相が退陣させられたりしたのですね、これも今の親がテレビをはじめマスゴミに我が子の教育を委ねた付けが回ってきているのです。

話を孫に送ってやる絵本に戻します。

送ってやる絵本を考えました。戦後の自虐史観に汚された昔話より、日本の神話・古事記の上巻・の絵本を探しに本屋さんに行きました。いろんな本屋を回りましたが日本神話の絵本が無いのです。それなら外国の神話は無いかと探しました。ギリシャ神話、ローマ神話、北欧の神話、インデアンの神話など、何処の国も歴史の初めは神話から始まります。神話の絵本が無いのです、日本の本屋さんには。

ところが、とんでもない所に古事記の神話の絵本があったのです。

スキャナーが故障したのか絵本を録りこめませんので今回の写真は古事記上巻からイザナギの命イザナミの命の国生み神話から録りました。ぜひ、その絵本の写真を載せたいので次回までにスキャナーの調子を復活させて載せます。

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今年も暖冬?

2008年02月13日 | 狩猟

今年は正月から雪ばかり、いよいよ猟期もあと3日になってしまいましたが今年に入ってからは檻に餌をまいた日は必ず夜には雪が降って餌が埋まってしまいます。昨日は久しぶりで3歳ぐらいのメス鹿が檻に入り仲間が集まって解体しました。今朝もマイナス7度、積雪50センチぐらいの大雪で犬と散歩ついでに檻を見に行ったら大鹿が跳ねていました。早速皆に電話して11時に集合し解体しました。昨日の鹿はやせていましたが今日の大鹿は70キロ以上はあったようです。久しぶりの大物でした。これで2つの冷凍庫は一杯になりました。残る猟期は明日明後日の2日だけになりましたがまだイノシシは1匹も獲れていません。来シーズンは狩猟仲間を増やして楽しもうと思います。楽しもうなどと言ったらまたぞろ非難する人が出てきそうですが。男なら狩猟の楽しみが判るのに、最近は精神的なオカマが増えたせいか、殺生がどうのこうのとか、可哀そうだとか、男のくせに女の立場の発言が目立ちます。自分が出来ないことは人にもさせないと言う人が多くなっています。男の楽しみを質の悪い遊びに貶めているように思います。

昨年秋に今年の冬は雪が多いかもしれないと書きましたが年内は暖冬気味でしたが年明け寒さが続き降雪も多く久し振りの厳冬になりそうです。昔から言われていた前兆は正しかったのかも知れません。

写真は朝8時ごろに写しましたがその後も降雪が続き今日もまた除雪車が入りました。

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会話の出来ない子供たち

2008年02月12日 | 野あそび(アウトドアも)

今日も野あそびを教えている中で気づいたことを書いて行きます。

私たちは始めは廃れゆく伝承あそびを子供たちに伝え残していきたいと思い始めましたが、これまでにも書いてきましたように今の世の中の事がいろいろ見えてきました。その中でも人との会話が出来ない子供たちが増えていることに気が付きました。人との対話が出来ないのです。心を通じさせる会話が出来ないのです。(今やマタマタ親たちも)

核家族化、少子化、子供のペット化など多くの原因があると思いますが、会話しようと思っても話が繋がらないのです。「ブツギレ単語」しか返ってこないのです。

例えば、竹トンボ作りを教えていると子供が前に立ちます、何にも言わないのです。「どうしたの?」と聞くと、指をさして「これ」と言います。私が「これってなんやねん?」と尋ねますと、「竹トンボ」と答えます。「竹トンボどうするねん?」と聞きますと「やりたいねん」と答えます。竹トンボは右利きと左利きで削り方が違いますので、「君は右利きか、左利きか?」と尋ねますと、間髪を入れずに後ろに立っている親が「右利き」と答えます。子供に考える時間を与えないのです。ほとんどの親がこの通りです。子供をバカに育てているのです。これで子供が会話できないのは理解できました。

私が小学校のころ、戦後の初期の頃ですが会話の大切さを特に強調されてホームルームなど重視されていたようですが、今の小学校は先生とも会話が無いのでしょうか?

野あそびの説明をはじめにします、作り方を教えるのですがほとんどの子供は聴いていません。説明している最中でも勝手に作り始めてしまいます。だからすぐにわからなくなり「どうするの?」と聞きます。「今説明したやないか」と言ってもわからないので、もう一回説明をさせられます。とこがすぐに違う子供が同じ事を質問するのです。しまいに腹が立って「後ろにいるお母さんに聞け」と言いますが、そのお母さんも聴いていないのです。人として社会生活を営む上での基本的な会話でさえ出来なくなってしまっています。伝承あそびの説明の前に会話のできる子供たちを作らなければ伝承あそびも伝わりません。どうしたら人の話を聞いてくれるか?小学校の先生方はどうしておられるのでしょうか?遊びの方法でさえ聞けない子供が勉強の事など聴く訳ないと思いますが。ぜひ教室でどうして子供たちと意思の疎通をはかっておられるのか教えて欲しいものです。日夜頭を悩まし自分なりに考えました。なぜ人の話を聞かないのかを。

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子供は手から偉くなる

2008年02月11日 | 野あそび(アウトドアも)
「子供は手から偉くなる」といわれています。手は第二の頭脳とも言はれます。指先を動かすことで脳の発達を促すのです。仲間と遊ぶ事と同じように、手足を動かすことも子供たちにとっては勉強以上に大切なことなのです。人と動物の大きな違いは「道具を使えること」です、道具を作る道具としてナイフがあります。今や子供たちだけではなく大人の多くも刃物を使いこなすことは難しくなりました。鉛筆削り機が教室に入ってからおかしくなり始めました。もう半世紀にもなります。鉛筆を削ることが刃物を使う原点です。はじめは大胆に荒削りして、最後に芯を削る時は触れるか触れないぐらいの微妙な手加減で削ります。手加減の原点は鉛筆削りと考えます。今の子供たちの遊び・コンピューターゲームでは、押すか、押さないかだけで手加減は学べません。指先の微妙な動作は苦手のようです、例えば糸を結ばせると、指先が使えないのか?第二関節ぐらいに糸をはさんでモジモジやっています。この姿を見たことが有るな?と思ったら今の子供たちのお箸を使う姿なのです。ものを作る道具・刃物は今や凶器と見なされています。一番簡単な道具・刃物が使いこなせないと、自動車も何もかも使いこなせずに使うから、何でもが凶器になってしまいます。鉄砲を凶器としてしか考えられないように。野あそびの会場では道具としてのナイフの使い方も教えています。
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