私は日頃から「神道は宗教では無い」と思っています。神道には宗教の必須条件である、三つの条件が有りません。
一、創始者 二、教典 三、決まった信者 だから神道は宗教ではありません。では何か?
信仰です。「信仰」とは?「神または仏の存在を信じ、心身を打ち込んでこれをあがめ尊ぶこと」(広辞林より)です。
他の宗教のように教典に従って説明出来ませんので問われれば感ずるままに神主自身が説明しなければなりません。
説明するのは面倒なので私は自分の思う神道についてA4版一枚に書いて名刺に付けて読んでもらっています。二回に分けて書きます。
>神道(シントウと澄んで読む)とは
日の本に生まれ出でにし益人は 神より出でて神に入るなり
この歌の意味は「日本の国に生まれてきた人は、神に御霊(ミタマ)をもらって生まれ、亡くなればまた神の御霊に戻って行く」
子供たちはすべて、穢のない清らかな神の子として生まれてきます。だから子供たちは誰からも愛されて守り育てられるのです。
そして日本人は一生を終えると、魂は神となって子孫を守ってくださいます。神道では、今のこの世、現世がすべてなのです。
現世を大切に、悔いのないように生き抜く事が一番大切とします。
神道の基本は「敬神崇祖」(ケイシンスウソ)
神を敬い先祖をあがめる(尊いものとして扱う)ことです。神道では人は亡くなれば神さまになります。
近い先祖を仏として祭り 遠い先祖を神として祀る と日本では言われてきました。
神さまが見ておられるよ
日本人はみな神の子として生まれてきます、なぜなら、亡くなったご先祖を神として祀る子孫だからです。
いつも神さまから守られているのです。だから我々子孫も神さまの目を意識して行動しなければなりません。
誰も見ていないところでも、悪いことをしてはいけないと戒めているのです。「神様が見ておられるよ」と。
先祖のタタリなどありません。
神道では亡くなったら神さまになり、子孫たちを見守ってくださいます。あなたの両親やお爺ちゃん、おばあちゃんは、
あなた達かわいい子孫に祟りや呪いがふりかかるようなことは絶対に望みませんよね。
まして、もっと先祖の神さまたちが子孫に祟るなどありえません。<続きは次回のカテゴリー・神主(信仰)に。
追信
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