細越麟太郎 MOVIE DIARY

最新の映画情報や批評を掲載します。

『エイトメン・アウト』したら、やはり野球はできない、という実話。

2021年11月06日 | Weblog
●11月5日(木)21-00 ニコタマ・サンセット傑作座
OV-155『エイトメン・アウト』"Eight Men Out" (1988) Sunford Pictures, PCBP-50326, Pony Canyon DVD
監督・脚本・ジョン・セイルズ 主演・ジョン・キューザック、クリストファー・ロイド <120分・ビスタサイズ> GAGA Comunications
そろそろ、プロ野球のシーズンも終わりとなり、ファンとしては心寂しい<オフ・シーズン>となる。
コロナ・パンデミックで、 大幅に開幕が遅れたが、わたしが生きていて、これだけ盛り上がりのなかったシーズン、というのは戦後の公式戦開始以来初めてのことだろうか。
それでも、とにかく日本シリーズは始まるというが、これまでも東京後楽園球場から、シアトル・セーフコフィールド、ヤンキー・スタジアムなどのゲームを楽しんだ者にとっては一安心。
映画ファンであるという以前から、わたしは中学生時代にはセカンド、高校時代にはライトの補欠を守っていたが、とにかく野球は大好きなのだ。
実戦能力はパッとしなかったが、あのジャイアンツの川上哲治選手を間近に見てから,イチローの東京ドーム引退試合まで、じつに多くの実戦は観戦してきた。
当然のように、野球の映画も大好きで、「打撃王」「甦る熱球」から「くたばれ、ヤンキース」「フィールド・オブ・ドリーム」まで、みんな好きで、まだ見ている。
そこで思い出したこの作品は、実際に1919年のワールド・シリーズで、シンシナティ・レッズに破れたシカゴ・ホワイトソックスが、八百長疑惑で裁判となった実話。
そのホワイトソックスの内情を描いたこの作品で、ジョン・キューザック、チャーリー・シーンなどが映画デヴュして、実戦シーンも自身がプレーしている。
結局は、その裁判の判決で、実戦のレギュラー選手も球界から永久追放された、という大事件で、以来<野球賭博>の取り締まりも厳しくなった、というのだが・・。
他の球技と違って、ベイスボールというのは、ピッチャーとバッターの配球の駆け引きから、当たったボールがどこへどのように飛んで行くか・・が、とにかく目が離せない。
よく、少年時代に愛犬と近くの川原で、夕方の日が沈むまでボール遊びをしたが、野球のボールの大きさが、人間の手のひらに最も愛着が深くて懐かしいのだろうか。
いまでも、わたしの座右には、あのピート・ローズと、イチローのサインボールが転がっている・・・。

■ゲームのシーンが出て来ると、つい乗り出してしまう野球バカ。 ★★★☆☆
●ポニーキャニオン・PCBP-50326 DVD

コメントを投稿