細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は、ハリー・ポッターとは全く別の冒険。

2022年04月13日 | Weblog
●4月12日(火)11-00 二子玉川109シネマズ・シアター7<13-40終了>
M-008『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』"Fantastic Beast :The Secrets of Dumbledore" (2022) Warner Brothers. Ent.
監督・デヴィッド・イエーツ 製作・デヴィッド・ヘイマン 主演・エディ・レッドメイン、ジュード・ロウ <ワイド・173分>
もともと、あの<ハリー・ポッター・シリーズ>もロクに見ていないのに、この作品を見ようとしたのは、クセもののジュード・ロウが何をしているのか。
背景は、ジョン・フォード監督の故郷で製作した名作「わが谷は緑なりき」や「静かなる男」の、イングランドの田園地帯なのかと思って見に行ったら大違い。
そこはブラッド・ピットの「セブン・イヤーズ・イン・チベット」(97)のような、ほとんどはチベットの山岳地帯に残る迷宮の古城の跡のような仙人の世界。
その東洋の神秘の奥地にそびえる天空の古城などは、とくにイギリスのスタッフには魅力的らしくて、よくファンタジーなドラマの背景には登場するのが、定番。
だから、ロンドンの裏通りで、あのハリーポッターくんが、奇怪な悪魔や野獣と対決するのか、と思って見ていたが、ほとんどハリー・ポッターの異境冒険ものだった。
という意味では、ま、オールド・ハリウッド系の育ちの当方としては、ただただ唖然として眺めた2時間を遥かに越える、苦痛の長時間となってしまった。
従ってさっぱり、肝心のドラマの本質<ダンブルドア>の秘密や、やたらと意味ありげなジュード・ロウの絡みなどにも、どうも馴染めないままの失礼となってしまった。
しかも、主人公のエディくんが、あの<ハリー・ポッター>のままの印象なので、シロートのわたしなどは、途中でこれは<ハリーポッター>かと思ってしまったほど。

■多くな左中間のフライも、結局はレフトフライ。  ★★★??
●全国で公開中。

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