細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●『三国志』で描かれた武将趙雲の誇り高い生涯。

2009年01月16日 | Weblog
●1月15日(木)13-00 京橋<テアトル試写室>
M-004 『三国志』Three Kingdoms Resurrection of the Dragon (2008) 中国
監督/ダニエル・リー 主演/アンディ・ラウ ★★★☆☆☆
最近公開された『レッド・クリフ』同様に、中国戦国史を伝承した「三国志」には、いろいろな戦いがあり、それぞれのヒーローがいたという。
だからこそ映画のテーマとしても、数多く取り上げられるのだろうが、この作品は趙雲という貧しい農民が、武将として多くの武勲を立てた生涯だけにフォーカスしたCG駆使のアクションものだ。
そのせいで非常にシンプルなストーリーなのはいいが、多くの軍人たちの名前がどうも難解で、ほとんどが当用漢字にない文字なので、わたしなどはその人間関係だけで閉口する。
ただ、アンディ・ラウの好演と、彼の存在感が晩年まで持続するので退屈はしなかった。
監督の手際いいテンポは意外に明快で、無駄もない。特にマギー・Qを敵方の武将に仕立てたアイデアは光った。
恐らく北方健三さんなどは、より深く感動されるかもしれない。

●2月14日より、日比谷シャンテシネなどでロードショー

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