河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

ベルモルト

2017年08月15日 | シャーリー★ダンの悲劇
アマゾンでベルギービールが100円だったので、24本セットを買ったが、
「リキュール(発泡性)」と書いてあるので第三のビールというやつか。

8月15日は敗戦だったか終戦の記念日らしいが、
開戦記念日とかと合せて祭日にすれば休みがもっと増えて良いのではないだろうか。

シアトルズベストコーヒー

2017年08月14日 | シャーリー★ダンの悲劇
最近は外食やカフェは家計を圧迫するので行っていないが、
予約した列車の時刻まで1時間以上ある場合はマクドナルドも落ち着かないし、
カフェチェーンの店に入ることになる。
シアトルズベストコーヒーはあまり見かけないカフェであるが、
シアトルというのはコーヒーが名物なのだろうか。

14インチ自転車

2017年08月12日 | シャーリー★ダンの悲劇
スーパーまで徒歩で行くのは困難なので、
しばらく乗っていなかった14インチ自転車を使ってみた。
重さが7~8kgなので片手で持って階段を登れるのと部屋の中に置いておける大きさだが。
ここまで小さいと乗りこなすのが難しくなるし、ギア比が大きくて変速器無しなので、
平地では足を回しても進まず、上り坂では結局降りないと登れない。
歩道を歩行者よりやや速いくらいの速度で走るくらいになるので、歩くより少しマシと言う感じだろうか。
駐輪所でもすぐ倒れてしまうし簡単に持ち去られそうなのでフェンスに縛り付けるしかない。

この自転車の利点は、折りたたむと宅配便で送れてしまう重さと大きさであることだ。
電車の最後尾の車両とか新幹線なら持ち込んでも邪魔にならない大きさなので、
電車で目的地まで行ってそこから自転車という使い方ができるが、
観光地ならレンタサイクルがあるのでそっちのほうが良いかもしれない。
これもたぶん中国製だろう。

これの電動アシストタイプもあるようだが、値段と使い勝手を考えると、
16インチ以上のタイヤサイズにしたほうが安全そうだ。

ソラリス家族 第5回

2017年08月12日 | シャーリー★ダンの悲劇
「い、痛いじゃないですか
あなた、何をなさるのです
いきなり私の頬をつねったりして
それに、そのマネキンの服を脱がせてどうするんですか」

「あ、ごめん
ここに転勤してから、まだ頭が混乱してるんだ
マネキンって、ああ、この充電式受付ロボットの事だね
とりあえず、ジュースを買いに行ってくるよ」

冷静にならなくてはいけない。
ここは冷静にならなくては。
私は別れた妻に再会して心が動揺してるのだ。
無くなったはずの愛情がまだ残ってる事に自分で気づいたのか。
古い乾電池を入れた懐中電灯がまだ光った事に驚いたのか。

連絡橋を渡って赤い自動販売機のところまで来た。
飲み物はみんな50円だった。
きっと会社がこの支店の社員のために設置した販売機なのだろう。
本社のように社員食堂が無い分の福利厚生ってやつか。

娘のアサリのためにファンタグレープを買った。
妻のとし子には餅入りぜんざいを、自分用にはさんぴん茶を買った。

そうだ、警備員の山川さんにもう一度さっきのお礼を言っておこう。

「ピンポーン」

宿直室のインターホンを押した

「はい、本社、吉田ですが、どうされました?」

「よ、吉田さん、山川さんはいらっしゃいますか」

「ああ、山川さんですね。本名、物星友郎さん。残念な事でした」

「山川さんに何かあったのですか」

「山川さん、いや物星さんは去年、連絡橋から海に落ちて亡くなられたんです
そちらの支店は最近事故が多いので、警備員さんの配置はやめて
今は本社直通のインターホンで管理してるんです」

「そ、そうでしたか、ご苦労様です」

やはり何かがおかしい。
この支店に来てから、海の上に来てから、次元が変わったような妙な空気を感じる。

「ブッポウソー ブッポウソー ギャハハハハー ギャハハハハー トッケイ トッケイ」

闇の中で鳥なのかトカゲなのか不気味な鳴き声が聞こえる。
とにかく、今は落ち着いて、どこからどこまでが現実で、どれが幻覚なのかを見極めなくてはならない。
朝日が登る頃には幻覚は消え去って現実だけが残るだろう。

「ジュース買ってきたよ
連絡橋が長くて往復するの大変だなあ」

私は少し怯えながらドアを開けた。

・・・続く・・・









リチウム電池の謎

2017年08月12日 | シャーリー★ダンの悲劇
最近は乾電池型のリチウム充電池が市販されているが、
ひところカメラなどに使われていた使い捨て型のリチウム電池の互換品でRCR123A型というのがある。
最近は型番は直径とか長さのサイズで表すらしく「16340」と呼ぶらしい
これは元々定格が3Vだったのだが、リチウム充電池は3.6Vという定格電圧らしく、
・3.6Vそのままのもの
・ダイオードを入れて0.5Vほど降下させた3Vのもの、充電用に逆方向にもダイオードが入っている
・電極にリン酸鉄を使って定格が3Vのもの
と3種類あるらしい。
満充電状態ではどれも4Vくらい出るが、それで機材が壊れることは少ないとは思う。

一方、充電器は充電時に4Vほど電圧をかけるらしく、
組み合わせによっては充電できない電池や壊れる電池が出てきそうである。

しかし、いちいち電池の種類や電圧を調べるのは無理なので、
充電できたら儲けもの、壊れたら運が悪い、と思うしか無い。

注意が必要なのは、あまり安い物だと、保護回路が入ってなかったりするので
壊れた時に燃えたりするのが一番怖い。

これからは電気自動車の時代になっていくと思われるが
リチウム電池の部分が一番不安なところである。

電池の分野で革新的な発見や発明とかがあれば
あっという間に世の中すべて電気自動車になるのかもしれん。


ソラリス家族 第4回

2017年08月11日 | シャーリー★ダンの悲劇
ざざざざざーーー ざざざざざーーー

海は不思議だ
太古の昔
繰り返す波が泡を生み出し
その泡の中から生物が生まれたともいわれる
泡から生まれた人魚姫は言葉を無くしたことで人間になり
しかし真実の愛が見つけられずに
泡に戻っていった
この世界を憎しみだらけの言葉にした人間もやがて
この海の泡となって消え去るのだろう

突然、子どもの声がした

「おかあちゃん、ジュースが飲みたいよー」

「がまんしなさい、ここにはお店が無いのよ」

「わ、わかった、アサリ、泣くな
父さんが今買ってきてやるから
門のところに自動販売機があるから
いつものファンタグレープでいいな」

なぜ私は娘の名前を知っているのだ
娘の好みまで知っているのだ
そもそも娘はいつ出現したんだ

「あなた、すみません、その前に
ちょっと背中のジッパーを下ろしてくださらない
何か引っかかったみたいなの」

私は髪を持ち上げたとし子の背中を見た

「おまえは本当は何者なんだ
この首のUSB3.0 TYPE-Cのコネクタは何だ
おまえはロボットなのか」

「私がとし子で無ければ、
それは別の何かなのよ
雨と公園と別の何か
ちょうどあなたにとっての
雨に消えた初恋みたいに」

とし子は昔流行った歌のタイトルを言った
私はまだ夢を見ているのだろうか
夢から覚めたはずが、まだ別の夢の中にるのだろうか

そうだ、こういう時は頬をつねってみるのがいいのだ

私の頬は少しも痛みを感じなかった

・・・続く・・・

全充電池対応USB充電器

2017年08月10日 | シャーリー★ダンの悲劇
端子がマグネットになっているので電池のサイズに関係無く電池を挟むことができ、
プラス、マイナスの向きさえ気にしなくて良いらしい。
ニッケル水素でもリチウムでも1.2Vでも3.6VでもなんでもかんでもUSB充電できるらしい。
3Vタイプやリチウムポリマーのものは不可のようだがどの電池がそうなのかわからない
リン酸鉄リチウム電池は発火等しにくいが定格が3Vらしい。

そんな都合のええ充電器、ほんまやろか、と思うが試しに使ってみるしかない。
海外に1ヶ月以上いる場合、充電池式の機材が電池切れになることがあり、
特殊な形状や電圧の電池はどこにも売ってない場合もあり、
専用充電器を持っていくのも荷物が増える。
そういう事を考えるとこの充電器はめちゃくちゃ便利である。

浦上天主堂の鐘楼

2017年08月09日 | 日本

8月9日の原爆で崩れ落ちた浦上天主堂の鐘楼は当時の重機では移動できなかったので、そのままの場所に置いてあるらしい。
広島は原爆ドームとして当時の破壊された状態を保存しているが、
浦上天主堂などはすぐにきれいさっぱり撤去されたらしく、柱が1本程度、爆心地に飾ってある程度である。

長崎の住人ならなんとか原爆の記憶を伝えていけるのだろうが、
ほとんどの人は記憶からも知識からもすっかり消え去っているに違いない。

やはり何か目に見える物にして残さないとどうしようもないと言う意味では、
記憶や印象を一人の中に持ち続けているだけでは多くの人とそれを共有することは不可能なので、
映画や絵画などのアート分野にも同じようなことが言えることかもしれない。


ソラリス家族 第3回

2017年08月08日 | シャーリー★ダンの悲劇
夢のせいでドクドクいっている心臓の鼓動ががまた速くなりだした

「ど、どなたですか」

「警備員の山川です
大きな声がしたものですから
大丈夫ですか」

この支店には警備員さんが居たのだ。
ほっとした私はドアを開けた

「驚かせてすみません、何でもありません」

「そうでしたか、安心しました
ところで先ほど門の所に
あなたへの面会の方がいらっしゃいまして
こちらへお連れしました」

「どうぞこちらへ」

「あなた、こんばんは」

「だ、だれですか」

「何をおっしゃりますの、とし子ですよ
あなたの妻のとし子です」

「私は今の47歳までずっと独身だったんだ
社内でも化石男と言われていたくらいだ」

「1年の別居でもうお忘れですか
とにかく中に入れてください」

その女性は制止する隙も無く私の脇をすり抜けて
部屋の中へと入ってきた

「じゃあ私はこれで
何かありましたら、そこの直通電話でご連絡ください
私は門の所の守衛室に寝泊まりしておりますから」

警備員の山川さんは笑顔で歩き去っていった。
私はこの孤立したソライロ支店の中で見知らぬ女と二人きりになってしまったのだった。

夜の暗闇の中ではすべてがマボロシのようにも思える。
私には本当は妻がいたのかもしれない。
昨日までの街での生活が夢の中の出来事で。
今日始まったこの生活こそが夢から覚めた現実世界なのかもしれない。
沈黙した空気の中でまた潮騒の音だけが大きく聞こえてきた。

・・・続く・・・

西方浄土

2017年08月08日 | シャーリー★ダンの悲劇
毎年引越ししていると色々な方角の部屋に当たるが、
真北を向いていても最上階で向かい側に建物が無ければ、
結構明るいし、夏場は朝日も夕日も見れるし、日中も暑くないし、
冬場も一日中屋根に日が当たっているので極端に寒くは無い、
光も空に反射した間接光なので物の撮影に向いているかもしれない。
南向き陽当たり良好という物件は沖縄あたりでは地獄である。