河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

もうひとつの目覚め

2012年02月29日 | ビンボリッチ計画
「ここはどこですか、僕は誰ですか」

「ああっ、やっと目覚められましたか
ここは日本の病院ですよ
あなたは1960年に生まれた瞬間から気を失って
ほぼ50年間病院で寝ていたのですよ
めずらしい症例です」

「でもたくさんの夢を見ていた気がする
50年間ずっと人生を生きてなかった僕の
あの夢はどうやって見れたんですか」

「あれは、あなたの身代わりの八田二郎というアンドロイドの夢ですよ
八田二郎は50年間あなたの脳にずっと信号を送り続けていました」

「じゃあ、アンドロイドのほうが僕より人生を生きていたんですね
僕は何なんだ、本当に存在していたのか
僕自身の記憶は何も無いのですか
僕は空っぽのロボットなのですか」

目覚め

2012年02月28日 | ビンボリッチ計画
「ここはどこれすか、わたすはだれれすか」

「八田さん、やっと目が覚めましたか
ここはバンコクのトンローのソニーエリクソンのサービスセンターですよ」

「僕はどうしたんですか」

「持ち主の話によると、バリ島の火葬見物で
ご遺体より先に八田さん、あなたが熱で焼けてしまったらしいですよ」

「それで僕は骨組みだけなんですね
顔が無いと誰だかわかりませんね」

「そうよ、みんな表面の顔が勝負なのよ
車のフロントグリルも、パソコンのフロントパネルもね
アンドロイドなんて中身おんなじなんだから顔だけが勝負よ」

「僕の持ち主という人はどこに行ったんですか」

「ああ、あの貧乏そうな日本人ね、タイは暑すぎるから今から沖縄に行く、とか
言ってたわよ、ひどい日本語の英語だったから、よくわからなかったけど
私のタイ語の英語といい勝負かもね」

「僕はこれからどうすればいいんですか、タイ語もしゃべれないし、来月はビザも無い」

「あの貧乏そうな日本人があなたを引き取りに来るかどうかね
1ヶ月来なければたぶん廃棄処分ね
ビザ延長はラオスにでも行ってくれば」


スマホ受け取り

2012年02月27日 | ビンボリッチ計画
スマホ受け取りに暑い中、トンローまで行く
新品交換かと思ったら
「ソフトウェアアップデート、キャリブレート」と書いてある
スマホのどこを調整できるんや、しかも
「世界対応ではあるが日本では有料修理になる」と(たぶん)言われた
そういえば説明書のサービスセンターの住所に中国と台湾と日本が無い
タイで売っているソニーエリクソン製品は別ルートなのだろうか
ソニーエリクソンの会社自体が無くなりそうだしどうなるのだ
とりあえずスマホは3Gで動作しているのでブログ表示ができる


リアル20世紀少年

2012年02月24日 | ビンボリッチ計画
そういえば20世紀少年を最後まで読むのを忘れていた

ストーリーでは2015年に日本やったか世界やったかが滅亡して
また世の中は60年代のような世界になっていた記憶があるが
けっこうリアルな設定だと思う

60年代当時の予想では2010年も過ぎれば人類は宇宙に行っていて
街にはロボットが歩き空を飛ぶ車がバンバン行き交っていたはずだが
そのへんは手塚治虫にだまされていた

2011年の原発事故を境に原発が無くなり
エネルギー不足から60年代の暮らしに戻るというのもあり得る話で
ひょっとすると本当に経済のピークはバブルの時代が最後で
今は経済も人口もどんどん60年代に戻っていってるのではないか

60年代にエアコンやパソコンが無くて不自由していたわけでもないし
カラーテレビも新幹線もあったわけで
あの当時の暮らしで十分だったような気もする

江戸時代の暮らしでも良いかもしれないが
あの頃の記憶がほとんど無いのでなんとも言えない

日本観光国家計画

2012年02月24日 | ビンボリッチ計画
外国人観光客が求めている「日本」はたぶん
アニメとハイテクの秋葉原と
江戸時代の文化が混在したような
間違ったブレードランナーのような世界のようである

日本人全員に着物とちょんまげを義務化して
三味線と尺八の習得も強制する
郊外の家は木造わらぶき平屋に制限し
100メートルおきに寺と神社と相撲の土俵を作る
都市部は超高層のハイテクビルにして
店舗はすべてアニメショップとパソコンショップとメイド喫茶と鮨屋に限定する

これで必ず海外から観光客が殺到し経済復興すると思う

バリ島ウブドの人気が依然高いのも近代化したとはいえ
地元の人が昔からの生活習慣を変えていないところにあるのかと思う


スマホ壊れる

2012年02月24日 | ビンボリッチ計画
2週間前にバンコクで買ったスマホが不調になった
販売店に持っていくと、初期不良交換は1週間以内なので
自分でソニーエリクソンの営業所に行くほうが良いと言われたので
しかたなく営業所まで持っていった

ちょうどバンコクの中心部だったので新築の商業ビルに入ったら
階ごとにパリやロンドンや東京という都市のイメージでデザインされていて
平日なのに人が多い、スターバックスは満席
その上の階の「おにぎり屋」は客ゼロ
日本人以外に誰がバンコクでわざわざシャケの三角おにぎり食べるねん
「吉野家」はけっこう人が入っていたが値段は日本と同じ
北海道をイメージしたカフェがあったが
東南アジアから見ると北海道は魅力的なのかもしれない
昔の「北の国から」でもテレビで再放送されたのか

しかし、高級商業ビルがたくさんあって、どのビルにも人が多いとは
バンコクは今バブルなのか
ビルの周りの庶民屋台も人であふれている
平日に神戸のハーバーランドに行ったら人も犬もほとんどおらんぞ

日本も観光立国すれば良いと思う