河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

イカ男の夏 第7話

2013年09月06日 | ソーラー農作園芸
あの時代はすべてがバラ色だった

すべての若者はフォークギターが弾けて自作の歌が唄えて
全員がイラストレーターや漫画家やグラフィックデザイナーを目指し
「愛と平和」だけ言っていれば許してもらえた

新宿駅前で自作詩集の販売やフォーク集会をやっていればよかったのだ
(60年代と70年代が混ざってる気もするがよくわからん)

でも考えてみると、その頃から、原発の建設は始まっていたのではないか
「愛と平和」に浮かれてるヒマがあったら
大学に火をつけたりせずに作る前の原発の設計図を燃やすべきだったのだ

あの頃の若者は要するにみんな馬鹿だったのだ

そして、超高齢化社会に突入しようとしている今
あの頃馬鹿だった若者が今度は全員ボケ老人になっていくのだ

そう考えたイカ男はめまいの発作におそわれ
識名霊園の墓石の上へと倒れこんだ
沖縄の墓は小屋くらいの大きさがあるので
中に住めるのではないだろうか