河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

数えきれない10個の妄想 第6回

2013年09月20日 | ソーラー農作園芸
「と、ところで、ゴクラクさんは、ロスのどの辺にお住まいなんですか
ダウンタウンあたりですか」

「ロス?ダウンタウン?君たちは何を言ってるんだね
わしはロサンゼルスになんか住んどらんよ」

「ああ、サンフランシスコですね
自転車で通うのはさぞかし大変でしょう」

「わしは沖縄の那覇に住んでおる
そもそも、ここは、那覇の国際通りじゃないか
ヌードルだって、これはソーキソバじゃろ」

一瞬、あたりの空気が凍りついた

「じぇじぇじぇえーーーっ
俺たちは、ロサンゼルスになんか行ってなかったのか」

二郎と俊彦は互いに顔を見合わせた

「ひょっとして、この世界はこのゴクラクっていうジジイの
妄想の中の世界なんじゃないのかーーーっ」

通りには酸性雨が降りしきり、巨大な電光看板の
「成功させよう東京オリンピック」のカウントダウンはあと300日
空飛ぶパトカーはサイレンを鳴らしながら、逃亡したアンドロイドを追っていた

沖縄どん底暮らし 第5話

2013年09月20日 | ソーラー農作園芸
台風19号ウサギが居座っているせいで、ここ3日ほど雨はほどんど降ってないが、風が非常に強い。沖縄の家の窓には鉄格子のようなものが付けてあるのが多いが、最初、防犯用と思っていたが、風で物が飛んでくるのを防ぐためなのかもしれん。サッシの作りも関西のものより頑丈なようだ。本州の集中豪雨のようなのが沖縄の夏場の普通の天候なのかもしれん。

山下達郎が沖縄出身だったら、年の半分が夏みたいな土地なので「さよなら夏の日」のような曲はきっと生まれなかっただろう。夏が短いからこそ大事で、なごりおしい、ということか。

数えきれない10個の妄想 第5回

2013年09月20日 | ソーラー農作園芸
「二郎おじさん、よれよれの老人がこっちに来ますよ」

「ああ、あれは、常連のゴクラクさんだ」

その男、ゴクラクは乗ってきた19800円の折りたたみ自転車を指差して
俊彦に言った

「あっ、君、わしのフェラーリを駐車場まで頼むよ」

「フェラーリって自転車の事ですか」

「こら、俊彦、だまって言うとおりにしておけ
ゴクラクさんはほぼ妄想だけで生きている人なんだ」

「おやじ、いつもの妄想ヌードルをくれ
由紀恵、お前は何にする、同じものでいいか、そうか
おやじ、ヌードル2つだ」

「ゆ、由紀恵さん、い、いつもおきれいですね」

二郎はゴクラクの隣の空席に向って言った

「由紀恵は元女優だからな、きれいで当たり前だ
よく、わしの嫁になってくれたもんだと
いつも感謝してるんだよ」

「貧乏っていうのは、決して怖いもんじゃないんだ
貧乏そのものより、みんな、『貧乏になること』が恐怖なんだよ
だから、最初から貧乏であれば、それ以上貧乏になることは無い
幸福も同じだ、誰も今の幸福を失う事が怖いんだ
最初から不幸でいれば、この世はすべて幸福なんだよ
わしのホームページは毎日1万人の人が見に来ているんだ
だから、わしはこの世界の本当の姿をみなに伝えねばならん」

ゴクラクは聞かれもしない事を勝手にしゃべりだした
あたかも、目の前に10人の聞き手がいるようなしゃべり方だった




9月19日(木)のつぶやき

2013年09月20日 | ソーラー農作園芸

土岐麻梨子さんは、土岐麻子さんと何か関係が、あったりするのでしょうか?

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