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床下暖房の建売

2008-03-02 22:19:17 | 不動産業

みなさん、こんばんは。


今日は都内某所で現地販売会のお手伝い。

去年末から地下が下落し、秋頃に比べると30%くらい安くなっています。

3月は期末ということもあり、物件価格はもう少し変わりそうな雰囲気があります。



この物件、住宅性能表示を設計・建築共取得しています。

室内には、売主が用意したと思われる住宅性能表示の冊子が置いてありました。

が、肝心の評価書類が置いてありません。

どのくらい性能が出ているのか、それを示すのも”売り”の一つになると思うんですが。



こういうの、ちょっと嫌いです・・・

室外機を取り付けるのでも、足の下にブロックを1段積むだけで、本体が汚れなくて済むんですが。

これじゃあ雨が降るたびに泥まみれになっていっちゃいます。


この建売はRC造地下1階木造軸組み工法地上2階建て。

断熱は、屋根断熱+充填断熱+基礎断熱。

開口部は、アルミ製断熱玄関ドア、アルミサッシ+ペアガラス。

ペアガラスは”居室のみ”ということはなく、全室に採用されています。

建売の割には・・・ですが、断熱性能的にはもう一つも二つもって感じです。


基礎断熱と言いますか、地下室なのである意味当たり前なんですが、ここに私が建売住宅で見た”初めて”がありました。



部屋の隅に点検口があり、そこを開けてみると・・・



硬質ウレタンフォームの内断熱と、床下暖房用のヒーター。

このヒーターは、コールドドラフト対策の窓ヒーターとして市販されている商品を使用しています。

1.6mで2万円くらいでしょうか。
消費電力は24時間で100円くらいだったかと思います。

今回、非接触式温度計を持参していなかったので、床下暖房のある所とない所の表面温度を測ることができなかったんですが、体感的には明らかに違いました。

ただ、この床下断熱、何だかちょっと違和感を感じるんですよね。
換気とガラリがないことなんですが・・・

また、この地下室は内断熱を施していますが、防水処理はどのようなものを使っているのかが気になります。

床下断熱の効果だけを考えるのであれば、床暖房よりもイニシャルコストもランニングコストも安いので、”効果あり”だと思います。