人形町の飲食店も代替わりが進み、昔からの町中華の店が減ってきてしまった。その中、典型的な町中華『紅菜館』に今日はお邪魔することにした。人形町駅を下車、金座通りと並行する一本奥の路地に店はある。
名前は変わっているが、ごく普通の中華料理店で名物は玉子練り込み自家製麺とのこと。とにかくメニューが豊富でラーメンだけでもラーメン、塩ラーメン、ワンタンメン、もやしそば、札幌ラーメン、レバーそば、うまにソバ、五目そば、ちゃんぽん、肉ソバ、えびそば、かに玉そば、パーコーメン、ねぎそばと14種類もある。
中華料理以外もカツ丼、たまご丼、ロースカツライス、焼肉ライス、スタミナ焼肉ライスなど豊富。つまみもかなり充実している。
もちろんテレビが置いてあり、ニュースを見ながら食事ができるし、なぜか大きな鏡もある。昭和を堪能するには素晴らしい。
私は『ラーメンと小チャーハン』(920円)というベタな料理を注文、私が最初のお客だったが、心配することもなく次々とお客さんがやってくる。その特徴も皆メニューを決めていることで『肉野菜炒めライス』『高菜チャーハン』『うまにそば』とバラバラ。
さらに注文してからすぐできるところも町中華、もちろん作り置きではなく、チャーハンも熱い。
まずはラーメンから頂く。麺は確かにツルツルしていて喉越し最高、他に水菜、メンマ、かまぼこ(ナルトではなかった)、厚切りのチャーシュー。スープは澄んだ醤油味、典型的な東京ラーメンである。
麺を食べ終わると丼に入ったチャーハンにかかる。レンゲを使って頂くが、お皿に盛るよりこの方が食べやすい。
細かく角切りにしたチャーシューもたっぷり、決してパラパラではないが、懐かしいチャーハンである。時々ラーメンスープを飲みながら頂く。食べログには独特な『パーコーメン』を褒めた記事があったが、他のメニューにも挑戦してみたい。
奥で鍋を振るご主人、テキパキ動く女性の2人で運営されているが、会話を聞くとどうもご夫婦のよう、仲良くこれからも頑張ってもらいたいところ。ご馳走さまでした。
因みに2階は同じ名前のお好み焼き屋さんである。
紅菜館
中央区日本橋人形町2ー7ー11
0336667548