『鉄道シリーズ』その234。都営大江戸線スタンプラリー⑧。やってきたのが六本木駅、この駅はスタンプラリーにとっては難関駅の一つである。というのもホームから地上に出るまで5分近くかかる日本最深の地点は地下42.3mにも及ぶ。この間、エスカレーター6本を乗り継ぐ必要があり、もちろん日本で最も深い駅になる。
駅から地上に出ると六本木ヒルズ、森タワーやグランドハイアットの高いビルが林立しているのである。
スタンプは『六本木ヒルズ』である。同様に東京メトロ日比谷線のスタンプは『六本木交差点』が描かれている。
お隣は『青山一丁目駅』である。以前に銀座線のブログにも書いたが、青山一丁目という駅名は実に不思議なものである。銀座線の駅が開設されたのは1938年のこと、当時は東京高速鉄道であったのだが、開設された当時の地名は『青山北町一丁目』『青山南町一丁目』であり、ここに青山一丁目という駅を開設した。
その後、1966年の住居表示の際に青山北町一丁目は北青山一丁目、青山南町一丁目は南青山一丁目となった(北青山一丁目にはほかにも赤坂青山六軒町、青山三筋町一丁目・二丁目など。南青山一丁目には麻布新龍土町、赤坂新坂町など。)しかし、青山一丁目という地名にはなったことがない、ミステリアスな事実が残されている。
駅のスタンプは神宮外苑の象徴とも言える絵画館と銀杏並木である。東京メトロ銀座線は絵画館の全景、やはり絵になる建物なのであろう。
国立競技場駅はその名前通り、国立競技場に直結している。元は1958年に開場した国立霞ヶ丘競技場であったが、2020年の東京オリンピックに合わせて2019年11月に竣工した。
駅は2000年4月に新宿から当駅までの延伸により開業。副駅名として『オリンピックスタジアム・東京体育館』が使われている。
スタンプは国立競技場のデザインを使ったものとなっている。JR千駄ヶ谷駅のスタンプもかつては国立競技場が描かれていた。