人間はどこに落とし穴が開いているかわからない、そんなお話である。
月曜日に家に戻るやいなや、連れ合いがスマホをトイレに水没させたと言う。キャリアはdocomoでギャラクシーという6年程度前の機種のため、思い切ってiPhoneにすることにした。
取り敢えず古いスマホも動くがバックアップを取り、docomoショップにiPhoneを買いに行く。新機種はiPhone14か15だが、それほどの機能もいらないことから、iPhone14に決め、店で担当者にセッティング、さらにデータの移行を店の機械でやってもらう。約1時間かかるとのことで2人は一度帰宅、改めて私だけが取りに行くことにした。ここまでは何の問題もない。
1時間後にdocomoショップに再訪、写真やアドレス帳を確認しようと開けると新しいパスコードを入れる画面になる。前のパスコードをそのまま入れようとしたが、パスコードが4桁が6桁に変わっている。やむなく、前のパスワードに2桁の数字を加えた(ハズ)で入力、データも移っていたので画面を閉じて、帰宅した。
ここで少し時間が経過、改めてiPhone14を開けようとするが、確かに入れたはずのパスコード6桁がわからない。もちろん開かず、パスコードが違うと出る。パスコードを5回間違えたあたりで焦り出し、もう一度チャレンジしようとすると1分後、さらに3分後、5分後、10分後とパスコードを入れるのに待つ時間が増える。そして6時間、8時間となってもう思いつく数字もなく、諦めた。
翌日、docomoショップに行くが、パスコード解除はここではできないと説明される。担当の人は親切で『それでは家に戻り、パソコンにiTunesを入れて一度初期化、もう一度来店してデータ移行をする』という解決策を提示してくれた。
たかが『パスコード』というなかれ。今のiPhoneはパスコードがわからないと何もできなくなる。話を聞いて家に戻り、パソコンを立ち上げ、iTunesをダウンロードしてiPhone14に繋ぐ。しかし、うんともすんとも言わない。自分のiPhoneと繋いだら反応するためコードやUSBには問題がない。iPhone14の画面は『このiPhoneは使用できません』と冷たく出るだけである。
再び困ってやむなくdocomoショップに電話すると直接アップルサポートに聞くように言われ、電話番号を教えてもらった。こういったサポートの電話はかなり待たされるかと覚悟して電話、しかしありがたいことにすぐに繋がり、経緯を説明。iPhoneが反応しない中、パソコンと接続できないと言うと『大丈夫です。次に言う通りやってください。
①iPhone14を完全に電源を落とし、②iPhone14にケーブルを繋ぎ(パソコンにはiTunesが出ている)、
③iPhone14の右上のスイッチを長押しする(途中、リンゴマークが出ても押し続ける)、④iPhone14の画面にケーブルを繋いだ絵がでてきたら、パソコンの画面が変わる。
⑤ここからはパソコンの指示に従い、初期化できる。
⑥パソコンが動き始めてから20分程度でiPhone14の画面に『こんにちは』と言う初期画面が出てくる、これで初期化完了。
⑦再びデータを写し込む作業開始
と教えてもらった。
なんと教えられた通りに進めるとiPhone14の初期化完了、ここからデータ移行もできるし、パスコードを入れ直すこともできる。
ようやく2日がかりでスタートまで戻ることができたのである。たかが6桁の数字と侮るなかれ、思い出せなくなるのは簡単、だからちゃんとメモを取る。(6桁が覚えられない人は4桁に変えることも可能である。)
まあ、あまり私のような経験をする機会がないかとは思いますが、『パスコードロック』で困ったらこのブログを読んで下さい。因みに色々調べたが、この方法は載ってません。