hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

深大寺周辺の坂①

2021-09-19 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その143。今回は深大寺周辺の坂道を歩いてみた。深大寺は東京では浅草寺に次ぐ歴史をもつ古刹でアクセスはJR中央線三鷹駅・吉祥寺駅、京王線調布・つつじヶ丘駅から路線バスが運行されているが、今回は調布駅から京王バスに乗車した。武蔵境通りを走るのだが、途中から道幅が広がる。『御塔坂』というバス停で下車する。




(御塔坂・新坂)
野川が流れているが、その上に架かる橋が『御塔坂橋』である。御塔坂のうち新坂と呼ばれているのはまさに武蔵境通りの坂道であり、片道2車線の広い道路に10年ほど前に拡幅、その際に少し勾配が緩く、また長くなった。道路脇には百日紅の赤、ピンク、白が植えられていて綺麗に咲いている
(御塔坂・旧坂)




旧坂は御塔坂橋から少し東寄りにほぼ並行にある。両側が切り立っているが、①御塔坂の由来はこの辺りの方言で切り通し道を『ウト』『ウド』『ウドウ』と呼ぶため、うとう坂がオトウ坂になったとする説、②深大寺の塔堂跡に通じていたとする説がある。



(小坂・新坂)

新坂を登ると深大寺入口の信号があるが、ここから上は『小坂』(新坂)と呼ばれている。また、深大寺入口から少し深大寺に向かい、すぐの道を左に向かうと坂になっている。



(小坂・旧坂)
これが『小坂』(旧坂)である。由来は分からないが、緩やかな坂のために付いた名前なのかもしれない。武蔵境通りの深大寺参道の石碑を曲がる。

小坂(旧坂)を歩き、三叉路を右の方に行くと深大寺の墓地に沿うように坂道があるが、これが『極楽坂』である。由来は緩い坂道であるためと思われる。


深大寺も表通りから一本入るとまだまだ武蔵野の面影がある。三叉路をまっすぐ歩き、動物霊園の先、右手に蕎麦屋さんが現れる。少し開けて左側には神代植物園の深大寺門が現れる。



突き当たりを右に降る坂があるが、これが『新坂』。坂の途中で左に曲がっていて深大寺の北門の前を通過、降りたところには蕎麦屋さんが何軒も軒を並べ、また、池がある。



うち一軒の蕎麦屋さんの前には古びた大きな水車、実は私が幼稚園(今から50年以上前)にこの前で写真を撮った思い出がある。(以下、次回)