塩船観音寺の参拝を終わり、次は奥多摩湖に向かう。普段は澤乃井などに寄るのだが少し時間が遅いため、そのまま奥多摩湖へ。とにかく青梅街道(国道411号)をまっすぐ走る。軍畑、古里(こり)、沢井、二俣尾、鳩の巣、白丸とどんどん山が近づいてくる。奥多摩駅を越えると道も登りがきつくなり、最後は左折すると奥多摩湖が目の前に広がる。
今までに何度も来たことがある奥多摩湖だが、最近の雨のせいかダムの貯水量は93%とほぼ満水。駐車場に車を止めて湖面に沿って歩く。
奥多摩湖の正式名称は小河内貯水池、東京の水瓶として昭和初期から計画され、1938年に起工式、第二次大戦を挟み1948年に工事を再開、1957年に竣工したものである。
湖面道路を右に曲がると広いダムの上に出るが、下を見ると148m下まで見ることができる。
展望塔に登るとさらによく見ることができるが、登った物好きは我々のみ。2階には展示スペースがあり、ジオラマや建設時の写真などが飾ってあった。特に建設時に氷川駅(現在、奥多摩駅)〜水根の7kmを蒸気機関車が資材を運んだ東京都専用小河内線の写真はしげしげと見てしまう。
展望塔を降りて駐車場隣にある奥多摩水と緑のふれあい館へ。
入口にはゆるキャラの『わさびー』がお出迎え、沈んだ小河内村の年代物の放水ポンプなども展示されている。もちろんここでダムカードをゲットしたのである。