緊急事態宣言や蔓延防止措置の影響はさらに広がりつつある。特に賃料の高い日本橋室町COREDOなどはひとたまりもない。COREDO2の地下1階だけでも閉店が5店舗にも及んでいるが、その中でタニタ食堂のように新規出店するところも。こちらは健康ブームと弁当の品揃えに重点を置いた出店が功を奏したようでいつも混んでいる。
今日お邪魔した『白金や』さんもテイクアウトのお稲荷さんに力点を置いたのか、新規に出店した。
店の名前は『プラチナや』と読む。本店は銀座歌舞伎座向かいあり、歌舞伎役者の方への差し入れや幕間の食事としてテイクアウト中心の店らしい。
COREDOの店はお稲荷さんと蕎麦を組み合わせたメニューで蕎麦はもりそば、きつね、山菜、ニシンの4種類、いずれもお稲荷さんが2つ付いてくる。ただ、値段が最も安いもりそばで1000円、にしん蕎麦で1300円とやや高めの設定となっている。
1145に入店したが8つの席は全て空いている。真ん中あたりに座り、きつねそばをお願いする。そこから待つこと10分、多分お釜の湯の温度が低かったのだろう。
到着したお盆には大きな丼にきつねそば、ほかに炙り稲荷が2つ、野沢菜、振りネギが乗っている。七味と振りネギを掛けて蕎麦から行く。信州そばを標榜するだけあり、香り高い蕎麦である。
つゆもやや甘め、出汁がよく効いている。油揚げは10cm四方の正方形、しっかりと甘い煮汁を吸っていて美味い。
続いて焦がし稲荷を頂く。ご飯には椎茸など具が混ぜてあり、ちゃんと油抜きされた油揚げを使い、また、東京の稲荷寿司にしては(笹巻き毛抜き寿司や志乃多寿司と比較しても)味は濃すぎることはない。
ただ、なぜ『焦がし』なのかはよく分からなかったが。全体としては美味かったが、気になるのがコスパ、私の後は誰も入店した人はいなかった。(同じフロアの重慶飯店の麻婆豆腐定食が935円、鶏三和の親子丼が1035円)ご馳走さまでした。
白金や
COREDO室町2B1
COREDO室町2B1