ほはとの日誌

個人の日誌として利用

「けやきさん」

2014-05-11 | Weblog
MEMOのため書いておく。

井上洋治※という人の詩(著作:南無アッバより)
 丁度、今の季節にぴったりだと思った

--けやきさん--

 さわやかな五月の風に
  お委せしての
 あなたの葉ずれのささやきは
 何と透明に
   かがやいて
   すばらしいのでしょう

 青空にとけこんでいく
  その澄んだしらべに
  ぼくの心もいつしか
   すいこまれていくような気がします

 ぼくも
 おみ風さまにお委せしながら
   うれしいときも
   哀しいときも
  あなたの葉ずれにように
  生の讃歌をうたいたい

       1999年5月13日

※井上洋治(カトリック司祭) 86歳で死去(1927年3月28日 - 2014年3月8日)





--讃歌--

 透明な初夏の光をあびながら
  すずしげな五月の風を受けながら
   木々の青葉が
    あかるく
    そして
    きらきらと
 いのちの讃歌をかなでいました

 ひきこまれるように
  いっしょにかなでいる私の心を
  ふっと
 一筋の光が通りすぎていきました

 アッバ
  感謝です
  ほんとうに感謝です

       1998年5月17日 夕べ

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1 コメント

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驚きました (馬庭 一燈)
2014-05-12 21:00:21
私は仏道を学ぶものですが、遠藤周作を介して日本的クリスチャンである井上洋治神父を尊敬していました。先日のこころの時代で分かったことです。神父のキーワードはこの詩の中にもあります”かぜ”のようです。
伊藤さんが神父に関心があったことに驚いています。
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