放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

核エネルギーを考えよう(3)

2012年06月13日 10時56分20秒 | 東日本大震災
 核エネルギーと呼ばれているが、利用しているのはその発生する熱だけらしい。
 軍事利用でさえ、核の膨大な熱エネルギーを武器とするわけで、一方で放射線を発生させてしまうことはむしろ厄介なことという認識である。

 きっと残留してしまうからだろう。

 原子力発電で使われるエネルギーも当然「熱」だけ。
 同時に発生する放射能をどう利用するか、という研究は、聞いたことがない。
 あまりにも危険すぎて、研究する科学者も少ないのだろう。けれど、生体を変容させるほどの物理的な力があるのだから、これもエネルギーであることには変わりがないのではないか?

 人間が作り出してしまった物質は、人間に使う権利がある一方で、人間が償却する義務があると思う。人口物質(プルトニウム)から生じる放射能とて例外ではあるまい。そうでなければ人間は他の生物に、一方的に毒を押し付けていることになる。(実際そのとおりなのだが・・・)

 
コメント
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