放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

< ぼったん >

2007年06月06日 23時29分49秒 | Weblog
 「ねぇねぇ、僕のこと『ぼったん』って呼んでいいよ。」
 「へぇ?」
 次男坊の突然の申し出に、しばし戸惑うCOZYパパ。
 「呼んでいいんだよ。ねぇねぇ、呼んで、僕のこと。」 
 「何て呼ぶの?」
 「だから、『ぼったん』!」
 笑いをこらえながら、僕は訊いた。
 「どうして『ぼったん』っていうの?」
 「だってぇ・・・。」なぜかとろんとした目をして次男が言う。
 「僕、ぼったんなんだもの。」
 「昔、『ぼったん』がつく歌があったっけな。」
 こみあげる笑いをごまかしつつ、少しイジワルに返した。
 「雨だれぼったんぼったんたん
   つぎつぎ並んでぼったんたん たん。」
 「チガウ!」
 とたんに怒り出す次男坊。
 「ぼったんじゃないの! 『ぼっ・・・ったん』!」
 「どう違うのさ。」もう笑いが止まらない。

 彼が言って欲しかったのは「坊ちゃん」。「ちゃ」の発音が未発達だから、「たん」になっちゃう。だから「お茶!」といおうとしても「おた!」になる。聞いていて結構笑える。ムキになるからよけいにおかしい。本人は大真面目なのだ。
コメント (5)
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