中年男の一言 「ヒデの日常」

サイクリング・キャンプ・トレッキング・釣り等を通して北海道の自然を紹介、カメラはニコンD7100がメイン。

道南自転車ツーリング 4日目(2017.6.26) 後編

2017-07-07 20:11:02 | サイクリング2017
四日目前編はこちら


さて・・・松前町を脱出して江差町に向かおう。

本日の宿泊地は江差に住む甥っ子の家である、連日の激走と疲れを癒すのに
都合がよろしい。

スタート直後、海岸線に出てから凄まじい向かい風に翻弄されることになる、
こんな風が続くとなると江差までの60キロは果てしない距離となりそうだ。


景色は良いが頻繁に現れるアップダウンと容赦ない向かい風で心が折れそう。


風は巻いており(追い風にはならないが)横風に当てられるとハンドルが振れて
真っ直ぐ走れない、時に10キロ程度のスピードしか出ないこともある。

上り坂で休んでいたら松前城に居た若者がやってきた、すぐに二人目もやって
くる、さすがに若者はスピードがあるね。(二人目)


トイレパーキングが一箇所あったがそれ以外は上ノ国まで休める所は無い。

昼食は道路脇の小屋を風除けにコンビニ物で済ませた。


ハマフウロかな、エゾフウロとよく似ているけど一回り大きいように思う。


画像では風の強さは分からない。










曇ってきたな・・・




トイレが無いので電波塔の脇道に入り済ませた、こんなところで写真なんぞ
撮る必要もないのだが、この無駄な時間で後に訪れる危機を微妙に回避した
とも言える。


例によって山・橋・海の景色が続く・・・

とある橋に差し掛かったときに結構なスピードで車が抜いて行った、その車が
橋を渡り切った時に異変がおきた。

道路脇から黒い大きな動物が飛び退いたのである。

黒い大きな動物と言えばクマさんしかいないのだがまさかとの思いもあった。

真ん中からちょい右下・・・何か居る。


これは・・・



クマさんだ!・・・正真正銘の生ヒグマである。




察するに道路を渡ろうとしたが車が来たので渡れなかったというところだろう。

このタイミング、あそこでトイレタイムをした後に写真を撮らなかったらクマと
ビンゴしたのは自分ではないのか?

その可能性は高い・・・マジ危なかった。

クマは道路を渡るのを諦めて海のほうへ下って行った。


巨大熊ではないが成獣と思われる。




写真を撮っている最中に車が3台ほど通り過ぎたが誰もクマには気づいていない
ようだった。

前から軽トラックが来たので手を上げて止めた、軽トラを止めたのは地元の
人だからだ、クマが出たのを報告し警察に届けてもらう。

早くこの危険な区間を通り過ぎたいものだ。


クマが出ても不思議じゃない場所が続くんですよね。


景色は良いんだけどやばいです・・・ここ。


どうやら危険は脱したか。


上ノ国大崎が見えてきた、江差町はそこから15キロばかし先になる。




ここで写真を撮っていると軽トラックが横に止まった、クマ事件で通報を頼んだ
人だ、彼らもその後海岸を歩いているクマを目撃したそうだ。

北海道はどこにでもクマは居ると思った方がよい、今後気をつけなければ。

道の駅「上ノ国もんじゅ」に寄ると松前で別れた日本一周の女性と再会した、
自分の前を走っていたとは思っていなかったので驚いた。

クマ事件を報告しておく。

彼女は上ノ国で宿泊するのだろう、自分は江差に向かう。

「かもめ島」が見えてきた。


江差町に到着。



本日の走行距離107キロ、平均速度はメーターがリセットになっちまい不明。


五日目につづく


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2 コメント

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Unknown (北の旅烏)
2017-07-08 07:28:46
リアルで恐い思いをしましたね・・・。(^^;)
へんぴな場所、しかも遮るものが無い場所で熊に遭遇したら
逃げるに逃げられず、あとはクマさんが去ってくれることを
ひたすら願うばかり。きっと神様が休憩タイムを取ることを
教えてくれたと思います。自転車で遠征しているとたま〜に
神様が救ってくれたと思える出来事がありますから。(汗多)
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北の旅烏さんこんにちは (ヒデ)
2017-07-08 09:48:20
クマと遭遇する可能性はある・・・と言われても
どこか他人事に思っていたけど実際遭っちゃうとね。
あそこで出るならここでも出そうと・・・それはもう
北海道は町を抜けたら危険地帯と考えていいかも。

山から下りてきたばかりのクマらしく自動車に対する
ビビリぶりには微笑ましいものを感じました、臆病な
動物だという説も正しいようです、しかしそれが
自転車であったらどのような反応になるのか?
パンチを食らう可能性は5割以上だと思います。
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