生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

医師15年目

2008-12-10 13:07:02 | 移植まで

お仕事を手伝いに生かせていただいている、県内の関連病院が今年の4月に、新規移転となり、放射線関係の機器がすべて新しくなりました

連休明けより、業務開始にむけて機器の調整や予行練習など行っているときに、事件は起こりました

放射線治療機器も、CTで患者さん情報を立体的に把握し、治療計画を行い、高精度名治療を行うようになっていたので、だれかボランティアになって流れを見てみることになりました。

自分も肝酵素は10年間落ち着いていたのですが、画像系の検査をしていなかったので、”俺のCTを使って試してみよう”ということに。

治療担当の技師さんが、それでは撮影します・・・・

検査が終了し、自分で撮影結果を見てみると、軽度肝硬変の状態かな・・・

あれっ・・・

肝臓に何か、4cmぐらいの灰色の物体が・・・

職業柄、それが何を示すのかは瞬間的に理解できました。

隣に居た技師さんが、”どうですか?OKですか?”と確認してきたのに、”あっああ”と上の空の返事を。

しばらく、パニック状態・・・

このとき、技師さんも”なんか急に応答が悪くなって・・・”といっていた。

放射線科のオーベンの先生に、少し体調悪いので早めに帰らせてくださいとお願いしたところ、”まだ調整業務なのでいいよ”といわれ、早退。

帰りの高速道路では、どうやって運転して帰ってきたか、思い返しても思い出せないような状態でした(危なかった・・・)。

そのまま、連休に突入してしまいました・・・


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