生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

術後11日目

2009-01-06 22:14:15 | 生体肝移植(初回入院)

写真は、腹部の傷ですが、移植後に何かあったとき、すぐに開腹できるように金属のホッチキスで止められていました。手術中にイソジン消毒した後には、その後ずっと乾燥させる方向で消毒はしないで、腹帯に直接触っていました。昔は、毎日イソジンで消毒していたので、消毒のたびにガーゼがくっついて、はがすのが大変だったような記憶があるのですが、今は乾燥させたほうがよいとのことで、管のところ以外は消毒しませんでした。

昨夜の、腹痛騒動で絶食になり、軽いうつ状態・・・

でも経口摂取しないとお腹の張りは楽になりました。

せっかく中心静脈カテーテルを抜去し1日1000cc程度の補液だったのに、3000ccに増量され、ポータブルトイレが1日20回近くに・・・

ただひとつよかったことは、ドナーである兄が、週末利用して外泊する予定でいたのが、退院していいですよといわれ、本日退院になったこと。

大きな合併症も無くよかった・・・退院してもあまり無理しないでね・・・

午後には力尽きて、2時間程度 泥のように眠ったようだ・・・

夜は、張りが取れたが、ポータブルトイレとのリレー大会。ながーい夜が明けた。

こんな状態が、ずっと継続するのだろうか?もうすぐ2週間になるのに!と無謀なことを思っていた時期でした。

 


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2 コメント

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Unknown (Stern)
2009-01-07 16:31:55
 ホッチキスにはそういう意味があったのですね。糸でないのが不思議でした。だんだんホッチキスも錆付いて、痒くなり、掻いて血が出たら、「ばい菌が入ったら、また開腹ですよ」と看護師さんに脅されました。
 お腹の調子が悪くて、大変でしたね。
 私は最初は便が白っぽかったですが、痛みとか張りはありませんでした。腹水はすごかったのですが、手術後はかなりぬけました。10キロ以上、水を抱えていたようです。
 もうすぐ連休、休みながら、体力を元に戻してください。
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兄は (ひさ)
2009-01-07 21:14:50
ドナーである兄は、きれいに糸で縫っていました。

表面からは、わからないように皮下をきれいに縫ってもらい、抜糸というものは無かったようです。

基本的に、さびない材質でできているはずなのですが、浸出液や出血などにより汚れてしまったせいでしょうか?


術後2ヶ月までは、胆汁漏に対するチューブからほとんど胆汁が出ていましたので、灰白便で下痢でした。胆汁の色が、便の色になります。

私は腹水の経験が無いので、その苦しさはわかりません。その分、張りが強く感じたのかもしれません。

週末目指して、がんばります。
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