Blog・連句の部屋

みんなで楽しく歌仙を巻きましょう♪

せっかち歌仙「ほととぎすの巻」の反省会(追記あり)

2019年10月30日 | 会合

昨日は、晩菊 長者巻、山八訪、茶目猫、紅蓮 の5人が参加し、せっかち歌仙・その43「ほととぎすの巻」の反省会と、次の歌仙をスタートする会があった。

当初参加予定だった多摩のO脚さんは、急な予定が入ってこられなかった。

場所は、渋谷の燦廚( サングリア)。

前の歌仙を巻き終わったのは、7月末。それから時間がだいぶたったので、忘れてしまっていることもあったが、楽しく歓談しつつ、反省をした。

途中、大きな台風に見舞われたこともあって、まずお互いの無事を喜びあった。

それでも、職場が大変なことになった人もいて、もしその間歌仙を巻いていたら、そんな表現も出てきたのだろうと思った。

問題が提起され、句を変更することになったのは、次の句だけだった。

13(月)...しんしんと浅間更けゆく冬の月  O  

俳句では、山を抜かしてもいいのは、富士だけという意見が出され、この場合の浅間は、一帯をさすのか、浅間山をさすのか、どっちだろうということになった。

でも、浅間山じゃないかという意見が多く、

13(月)...しんしんと浅間山更け冬の月 

と変更したらという意見が出されて、それがよいということになった。

多摩のO脚さん、もし変えないでほしいということなら、変えずにいくので、お知らせください。

なお、ホームページの変更は、私が三宅島に帰ってからになります。

 

あとは、話題として提示されたことがいくつかあったが、句の変更はなかった。

14...........夕間暮れ待つ寒天干場  山 

13句につけた句だが、寒天は海でとれるけど、長野県でいいのか、というのが本人から出された。長野は寒天で有名なので、いいのではないでしょうか。

18..........追いかけ遊ぶ蛙の子達  晩

これも本人からおたまじゃくし、では字余りとなるので、蛙の子にしたということだった。

蝌蚪(かと)というおたまじゃくしの別名で詠めば、字余りにならないという意見もあったが、蛙の子のままでいくことになった。

33..........砂漠越え輝きを追ふ三博士  茶

「砂漠越え」の仮名遣いに関して山八訪氏のご指摘ですが(追ふに合わせるなら、越えは越ゑではないか)について、調べたところ、文語「越ゆ」の下二段活用の連用形となり、仮名遣いは「え」のままでOKです。
というメールを茶目猫さんからメールを頂いた。
 

ざっと反省した後、次回の発句選びと、順番を決めた。

その結果、同じ数を集めた句が3句あったが、

 発句 白樺の林小暗し秋の暮  茶目猫   

に決まった。

この句に関して、茶目猫さんからメールを頂いた。

「秋の暮」と「暮の秋」の件。

歳時記で確かめましたが、「秋の暮」には晩秋という意味と秋の夕べの両方のニュアンスが含まれるとあり、「秋の暮」のままで良いと思われます。
ということで、最初の句を発句にします。

あとで、ブログに詠む順番を載せるので、みなさん見ておいてください。

できれば年内に巻き上げられたらいいなあと思いますが、忙しい時期なので、無理かも。

そして、これもできればですが、なるべく1日1回、ブログにアクセスしてください。

 


 


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