参加者=良流娯・永井人生・逐電・長者巻・紅蓮・多摩のO脚・山八訪・茶目猫・晩菊
発句........山の声拾ふ補聴器風光る 良流娯
脇句........母と旅する新入社員 永井人生
3..........春の泥父に地蛸を供えたく 逐電
4...........庭越しに聞く団欒の声 長者巻
5(月)..今はなき生家をしのぶ月清か 紅蓮
6............身にしむばかり四つ葉マークが 多摩のO脚
(初折裏)
7............放牧の羊の集ふ秋の暮 山八訪
8............送りオオカミ途中で撒いて 茶目猫
9............気がつけば恋の笑顔が待ちかねし 晩菊
10...........駅ピアノ弾き受ける喝采 逐
11...........風鈴の流るるようなラブソング 永
12...........厄年なんぞ気にもせず過ぐ 良
13(月)..庭先の熊の足跡月さして O
14...........サトイモ・柿・栗そっと下げる 紅
15..........里の秋白寿の母は歌い逝く 長
16..........遠い国にもまた楽しみが 晩
17(花)..青空に一水を引き糸桜 茶
18..........権瑞玉の群れをなす磯 山
(名残折表)
19..........霾(つちふる)や陸と海とが溶け合って 良
20..........水平線の先が故郷 永
21..........さあ泣けと蕩児還れば風が言い 逐
22..........齢重ねてなお五里霧中 長
23..........道迷い足止めじっと考える 紅
24..........真白き世界前も後ろも O
25..........庭隅にいつのまにかの実万両 山
26..........面影しかと心に結び 茶
27..........なつかしき想ひ尊しいつまでも 晩
28..........シゲは打ったり天覧ホーマー 逐
29(月)..すやすやと眠る球児や月涼し 永
30..........家族総出の朝の草刈り 良
(名残折裏)
31.........気を遣う夕暮れ時の手花火も O
32..........島の楽しみ祭りに神輿 紅
33..........顔役の付かず離れず列を追ふ 茶
34..........冬を凌いだ浮世も春だ 山
35(花)..舳先ゆく河面彩る花筏 長
36..........流れる水も少し温みて 晩
<2024 年5月11 日~7月26日>
よろしくお願い致します
農夫だった父は母の蛸料理が好きだった。父の思い出を語りながら感傷旅行はすすむ。
今でも時に住宅街を歩いていると
家族の声が聞こえる時がある。
駅ピアノ弾き受ける喝采
不明点は、反省会でお聞きし、助詞をなおすこともあるかもしれません。
ブルーベリーは大好きだけど、何回か植えたものの、途中で枯れました。三宅島の風土には合わないのかも。