八枚彫
下新町の八枚彫は東町の「飲中八仙」や今町の「唐二十四孝」のようなシリーズ物ではない。
前方の二枚。
左側
桓帝
（かんてい＝劉志・りゅうし）
「桓帝は後漢の第１１代の皇帝。在位２２年。音曲に秀でた桓帝は、下臣ともに巧みな技で琴や笙を奏したと言われています。」とある。
章帝の曾孫。諡は桓。
本初元年、梁太后に徴されて?位す。
宦者單超等五人を封じて列侯とし、?瓊・陳蕃等の極諫を排して黨?をおこした。
在位二十一年。
改元すること七、建和・和平・元嘉・永興・永壽・延熹・永康。
右側
林和靖
（りんわせい＝林逋・りんぽ）
宋、錢塘の人。字は君復。諡は和靖先生。博学。詩書に巧。
西湖の孤山に廬を結び、二十年市に出でず。
自ら墓を廬側に作る。
娶らず、子なく、梅を植ゑ、鶴を蓄ふ。
時人、梅妻鶴子といふ。
