駅への道を途中で引き返して、向かった先は公演会場となる美術館内にあるカフェ。
ここではカメラを取り出してケーキの写真撮影を・・・と思い、いただいたメニューを拝見すると「ケーキ」の文字が見あたらない。
思わず「ケーキ」の有無を確認すると、な、なんと、本日は終了しました、との回答・・・
どうやら本日は公演も控えているためか、営業時間も通常より短いようだ。
「雨は降る~ ケーキは来ない・・・」
頭の中を歌のフレーズが巡る。
公演は撮影禁止なので、以上をもってカメラの出番は完全になくなった。
開場までまだ4時間以上ある。
さて、ここでどれだけ時間が稼げるか。
バッグから文庫本を取り出し、読み始める。
畠中 恵著 『いっちばん』
コーヒー一杯でいいとこ30分。
追加でもう一杯オーダーする。
14時30分過ぎ 退店
店を出て雨の町へと向かう。
つづく
5月28日11時45分日光に到着する。
2年前と同じように今日の天候は雨で薄ら寒い。
まずは公演場所へと向かう。
保存会の方々はまだ到着していないようだ。
そのまま近くの飲食店に入り昼食。
温かいうどんを戴く。
食事を済ませ、来た道を戻って神橋の交差点で左折する。
公演場所の開場が17時45分なので、まだ5時間以上ある。
それまで時間をつぶさなければならない。
東武日光駅方面へと向かう。
歩いている内に衣類がしっとりと濡れてくる。
カメラは持ってきているが、レンズが防滴仕様ではないので、この雨の中バッグから出す気にもなれない。
駅までの道沿いはおみやげ屋さんや骨董屋さん和菓子屋さんなどなど、いろいろな店が並んでいる。
日光には何度か訪れているが、この辺りを歩くのは初めてである。
なのでこれらのお店を眺めているだけで結構楽しめるのだ。
結局駅までは行かず、途中で引き返すことにする。
つづく