2009年8月30日撮影
井田の川波雪解の早瀬
流す浮名もオワラ春だより
小川千甕(おがわ せんよう)
画家小川千甕が八尾を訪れたかどうかを確認する資料は私の手元にはない。
そもそも恥ずかしながら、彼の画業については全く知らない。
おわらの唄の作者としてしか知らないので、偉そうなことは書けないのだ。
しかし彼の詠んだ唄には、おわらでよく耳にする唄がある。
おわら踊りの笠着てござれ
忍ぶ夜道はオワラ月あかり
見たさ逢いたさ思いがつのる
恋の八尾はオワラ雪の中
歌碑への道筋は十三石橋に行くまでは「2」と同じである。
但し橋の袂で「2」の方には行かず、左折して坂を上ってゆく。
すぐ右側に元の町役場があるが、そこを通り過ぎてゆくと道の左側に見えてくる。
パンフレットには所在地が「NTT前」となっているが、今はNTTとして使用されてはいないと思われる建物の傍らにひっそりと建っている。
井田川まで直線で50m位しか離れていないので、静かな夜ともなればきっと川の音が聞こえることだろう。