Hiro’s Diary (あしあと Part2)

『TEAM DU BON TEMPS』に所属。 チーム名の意味は、フランス語で『楽しい時間』なんですよ。☆ミ

京料理とワインのマリアージュ会

2013年10月28日 | グルメ







今日は、K谷さんからのお誘いで、『京料理とワインのマリアージュ会』(ワイン勉強会)に行って来ました。
場所は、越前市にある『京料理 萬谷』です。
そして、以前もワイン勉強会でお会いした、ソムリエの菅田ゆう先生が出席です。
名づけまして、『菅田ゆう先生と京料理萬谷とのコラボ』。
開始時間は、午後6時30分から…。
仕事が終わり次第、JRで行きました。





武生駅から京町へと歩いていきます。
萬谷さんまでは、歩いて10分くらい…。
そんな、京町の道には、こんな灯籠がズーッと続いています。
夜道を照らしてくれるかのように、素敵な灯りですよ





萬谷さんに到着。





入ると、こんな素敵な路地が…。
京都風で、素敵なお店です。



K谷さんのご挨拶に始まり、マリアージュ会が始まりました。

先に、今日のワインを紹介します。


① 白山 ブランスパーク

   原産国  日本
   地域   福井県
   生産者  白山ワイナリー
   葡萄品種 甲州、やまぶどう交配種
   味わい  白ワインのフルーティですっきりした味わいと
         酵母特有の香り炭酸の爽快感があります。



        




② ミュラートゥルガウ

   原産国  日本
   地域   北海道
   生産者  余市ワイン
   葡萄品種 余市産ミュラートゥルガウ100%
   味わい  『ミュラートゥルガウ』は、ドイツの白ワイン用最高品種リースニングから生まれた交配種。
         花や果実のようにみずみずしく甘い香りと、淡い酸味が持ち味です。
         クセが無く、さらっとしてやや甘口で、幅広い食材とマッチします。
         季節ごとに食の楽しみ方を広げるオールマイティな白ワインです。




       


   
③ ソラリス ユヴェンタ・ルージュ

   原産国  日本
   地域   長野県
   生産者  マンズワイン
   葡萄品種 メルロー
   味わい  マンズワインの高級国産ワイン、ソラリスのセカンドワインとして丁寧に醸造したワインです。
         若いうちからソラリスのエスプリを堪能できる赤ワインです。
         (2008年はメルロー100%)




        



④ ソーヴィニヨン・ブラン

   原産国  日本
   地域   長野県
   生産者  スイス村ワイナリー
   葡萄品種 ソーヴィニヨン・ブラン100%
   味わい  池田町青木原産ソーヴィニヨン・ブラン100%使用。
         トロピカルフルーツを思わせる柔らかな果実味が印象的。




        



⑤  ソラリス 信州 シャルドネ樽仕込   

   原産国  日本
   地域   長野県
   生産者  マンズワイン
   葡萄品種 シャルド種
   味わい  長野県で収穫したシャルドネ種を樽で発酵させ、そのまま酵母とともに育成させました。
         果実香と樽に香りが溶け合ったバランスの良い飲み応えのある辛口ワインに仕上げました。




        



今日のマリアージュ会に使われるワインです。
先ずは、①番のブランスパークで乾杯
なんと、目の前にはソムリエの菅田ゆう先生が…。
いやいや、ちょっと緊張してしまいました。
そして、お料理が運ばれてきましたよ。



先付    一種 油通し才巻海老
         芽椎茸・銀杏の蕎麦の実餡かけ



才巻海老が旨いです。





コチラは、②番ミュラートゥルガウとの相性が良かったように思います。
和食と合わせるワインとしては良い組み合わせとか…。
少々、苦味が残る感じがします。




 先付   二種 烏賊の雲丹和え


次に出てきたのは、烏賊の雲丹和え。
これは、ワインと合わせるのが難しい食材だと思いました。
②番のミュラートゥルガウや、④番のソーヴィニヨン・ブランは、口の中に雲丹の臭さばかりが残ります。
今回は、こんなものは合わないと言うことも知って貰いたくて食べました。
これも、勉強の一つなんですね。

以外に合ったのは、⑤番のソラリス 信州 シャルドネ樽仕込でした。
このワインって、栗きんとんやグラタンなどのクリーミィなもの。
クリーミィなお料理に合うそうです。
なので、雲丹をクリーミィと例えると、以外に悪くないんですね。

あとで出てきた、③番のソラリス ユヴェンタ・ルージュの赤ワインがとても合っていて美味しかったです。
食材は、烏賊ですよ。
さらに雲丹で会えています。
どう考えても、日本酒と合わせたい感じがありますよね~。
でも、美味しかった~。




お造り   一種 マグロの巣籠り盛り
         納豆醤油


こちらも、②番と④番が美味しい感じ。





これに、納豆を入れます。
そして、マグロとかき混ぜることに寄って、以外に美味しいんです。
これも後で出てきた、③番のソラリス ユヴェンタ・ルージュの赤ワインに合うんですよ。
実は、私、これに付いていた納豆の醤油を入れるのを忘れていて…。
菅田ゆう先生に、『お醤油を入れたら美味しいですよ』って言われました。
いやぁ~、美味しい~。
味が格段と変わりました。
実は、このソラリス ユヴェンタ・ルージュは、醤油と合うんです。
また、納豆も臭くなく美味しいんですよね。
赤ワインに醤油? 納豆?
って、不思議ですよね。
でも、理屈じゃなく、本当に美味しいんでですよ。
ちなみに、ネギは合わないそうですよ。




お造り   二種 紅葉鯛の昆布締め
         生湯葉 塩昆布 芽葱



紅葉鯛の昆布締めと、塩昆布、芽葱をまいてポン酢に付けて食べます。





こちらは。④番のソーヴィニヨン・ブランがとても会います。
このワイン、ポン酢とレモンなどの組み合わせが良いそうで…。

さて、ここまでのお料理で、どれもマッチしていたのが①番の白山 ブランスパークです。
このワイン、乾杯の時のスパークリングワインです。
ちょっと甘口で、最初飲んだ時は、ぶどう酒というよりは、梅酒っぽい感じがありましたね。

どの料理にも負けない感じが万能で素敵でした。
ただ、菅田ゆう先生曰くは、ちょっと甘すぎる感じだとか…。
前回のワイン会に出た、甲州ワインが一番良いとか言われました。




温物       土瓶蒸し


目をやると、土瓶蒸しが置かれてました。
1本は使ってるだろうと思われる、贅沢な一品です。





ちょっと、わからなかったのが、この出汁や香り系を楽しむ、松茸の土瓶蒸しです。
これは、いったい何に合うのかと…。





柚子を振りかければ、④番のソーヴィニヨン・ブランかなと思います。
でも、一番あったのが、①番の白山ブランスパークでした。
お安い、ワインなのに凄く、いい仕事してますよ。

この松茸ですが、土瓶蒸しではなく、焼いて醤油をつけたら、③番のソラリス ユヴェンタ・ルージュと相性がいいのでは…。
ちょっと試してみたくなりましたね~。




焼物       のどぐろの柚子松焼


こちらも、高級食材ののどぐろです。
これには、柚子を掛けたものと、掛けてないものとで召し上がります。
勿論、②番のミュラートゥルガウと、④番のソーヴィニヨン・ブランです。
脂も程よく乗っていて、これは美味しいいですね。



強肴       合鴨ロースとフォアグラ山椒焼


やはり、お肉系ですから定番の③番ソラリス ユヴェンタ・ルージュの赤ワインですね。
フォアグラには、⑤番のソラリス 信州 シャルドネ樽仕込も良かったような…。




酢の物      水タコの和風カルパッチョ


コチラは、ポン酢とも合わせやすいと思い、④番のソーヴィニヨン・ブランと思いましたが、意外な結果でした。
これよりも、①番の白山ブランスパークの方が合ってますね。

これに、③番のソラリス 信州 シャルドネ樽仕込で飲んでみましたが、結果はやはり酷いものでした。
以外に、タコって合わせにくいのかもね…。




ご飯物      松茸ごはん


松茸ご飯を食べて、お腹がいっぱい。



水物       あんぽ柿 リンゴのコンポート


最後に、このデザートと①番のブランスパークを飲んでみました。
ちょっと、甘口のこのワインにあんぽ柿の甘さがマッチします。
デザートワインが甘いのも、こういった物と合わせると美味しいからなんですね。
   




食材には甘いものと塩っぱみのあるものがあります。
その甘いものには、甘いワインが…。
基本的には、同じ味を持つ物同士だと、喧嘩せずに美味しさを出してくれるみたいですね。
でも、そんな中に意外性のもったワインもあるようで…。
今回の、メルローの赤ワインと烏賊の雲丹和えが、素晴らしくマッチしたのも意外でした。

特に和食としては王道の京料理。
これが、こんなに美味しくワインに会うとは…。
ワインって、奥が深いですね~。
次の企画も、とっても面白い題材が…。
是非参加させていただいきたいですね。