毎冬ミコアイサがやって来るのが待ち遠しく思っています。メスのミコアイサも綺麗ですがやはり白黒パンダのオスが待たれます。この冬、最初のオスのミコアイサとの出遭いは1月9日水戸市の大塚池です。それも同時に3羽のオスに出遭い暫く観察を続けた。
古徳沼地区での出遭いは1月12日中里の溜、13日に居なくなったが14日に静の溜に居るのを見つけた。何とかデジガンをと思ったがカメラを構えると潜って遠のいてしまいなかなかご紹介する映像にはなりません。1月16日今度は中里の溜で3羽のメスと一緒に居るのを見つけて車内から撮影を試み、幸にもオスのミコアイサの羽撃く瞬間もデジガンできました。
水の上に浮いたり、潜水したりは常に見られますが羽撃く瞬間を影像に納められたのは初めてです。
日本列島では以前河川の汚染で川魚が激減した戦後の一時期がありました。最近は、河川の改修や下水道の整備で農山村でも飼料や糞尿の河川への垂れ流しが減りました。代わって鮎やサケの稚魚の大放流が始まり、子供達の釣り遊びも激減し、川には多くの小魚が元気良く泳ぎ回っています。
それに従って小魚を餌とするカワウの生息数も急激に増加しています。都会のカラスの増加と良く似た現象ではないでしょうか、餌が豊富になれば繁殖率も上がるのは生物界の通例です。
古徳沼ではカワウの冬ネグラが今年も形成され夕方になると編隊を組んで帰ってきます。
中里の溜で纏まって降りているカワウのデジガンを添付します。ウミウのクローズアップはなかなか得られませんので野鳥図鑑と違いと見比べてください。カワウは世界中に分布していますが、ウミウは日本近海でしか分布していないようです。今の時期常陸の国の海岸ではウミウの他ヒメウも観察できます。