常陸の国の鳥だより

常陸の国、茨城県水戸市周辺の季節の野鳥の動きをアップしています。

モズの嘴、足爪は正に猛禽と同じよう

2007-01-19 14:40:15 | 日記・エッセイ・コラム

最近、モズも動きが激しくなりつつあります。通常、モズはトカゲやカエルなどを捕らえて食べることから猛禽の仲間ではとも思っていますが、小鳥の中でも比較的大きいくらいにしかみていませんでした。

しかし、今回撮影が出来、添付するモズのクローズアップを見ると先の鋭く曲がった嘴、足指の爪の曲がりをみると正に猛禽そのものです。

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羽撃くミコアイサのオス

2007-01-17 11:10:40 | 日記・エッセイ・コラム

毎冬ミコアイサがやって来るのが待ち遠しく思っています。メスのミコアイサも綺麗ですがやはり白黒パンダのオスが待たれます。この冬、最初のオスのミコアイサとの出遭いは1月9日水戸市の大塚池です。それも同時に3羽のオスに出遭い暫く観察を続けた。

古徳沼地区での出遭いは1月12日中里の溜、13日に居なくなったが14日に静の溜に居るのを見つけた。何とかデジガンをと思ったがカメラを構えると潜って遠のいてしまいなかなかご紹介する映像にはなりません。1月16日今度は中里の溜で3羽のメスと一緒に居るのを見つけて車内から撮影を試み、幸にもオスのミコアイサの羽撃く瞬間もデジガンできました。

水の上に浮いたり、潜水したりは常に見られますが羽撃く瞬間を影像に納められたのは初めてです。

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ヨシガモが集まる古徳沼

2007-01-15 19:44:58 | 日記・エッセイ・コラム

ヨシガモは私の好きなカモのひとつです。頭部が紫と緑を混ぜたような光沢で冠毛が後ろになびき頭を下げたときにはフランスのナポレオンが愛用した帽子のような独特な形状を示します。古徳沼でも毎年観察できますが、今年は数多くのヨシガモが集まっており、一画面で纏めて数羽が入るくらいになっています。メスはオスに比べるとあまり目立たないためオスの周辺に集まっている目立たない固体がメスとみて良いようです。

今回、添付する影像だけでもオス6羽と同じ数のメスが入っています。是非皆さんでカウントされたらと思います。

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カワウも被害者では?

2007-01-12 16:09:24 | 日記・エッセイ・コラム

日本列島では以前河川の汚染で川魚が激減した戦後の一時期がありました。最近は、河川の改修や下水道の整備で農山村でも飼料や糞尿の河川への垂れ流しが減りました。代わって鮎やサケの稚魚の大放流が始まり、子供達の釣り遊びも激減し、川には多くの小魚が元気良く泳ぎ回っています。

それに従って小魚を餌とするカワウの生息数も急激に増加しています。都会のカラスの増加と良く似た現象ではないでしょうか、餌が豊富になれば繁殖率も上がるのは生物界の通例です。

古徳沼ではカワウの冬ネグラが今年も形成され夕方になると編隊を組んで帰ってきます。

中里の溜で纏まって降りているカワウのデジガンを添付します。ウミウのクローズアップはなかなか得られませんので野鳥図鑑と違いと見比べてください。カワウは世界中に分布していますが、ウミウは日本近海でしか分布していないようです。今の時期常陸の国の海岸ではウミウの他ヒメウも観察できます。

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常陸の国、東海村沖のクロガモ

2007-01-10 20:23:17 | 日記・エッセイ・コラム

2006年12月15日に第1回目のクロガモの状況をアップしました。今回、第2回目の状況をお知らせします。

東海村村松の海岸沖のクロガモは今回500羽以上が確認されました。中にヒロードキンクロも混在していますが距離はかなり遠方でしっかりカウントできませんでした。

今日は波もあまり高くなく、カンムリカイツブリの大きな群れが波打ち際に近く、それより数百メートル沖に帯状に漂って潜水を繰り返していました。

今回もデジガンでは遠くてしっかりした影像にはなりませんが、ビロードキンクロの体後方の白班が目立ちます。

2月になれば更に羽数増すものと思われます。

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