水戸市森林公園大鍋展望台で今季もタカの渡り観察を行いました。終盤に入った26日マガン2羽が森林公園東部を北から南に向かうのを6名で観察しました。10年以上観察を続けていますがマガンは初めてです。続いて29日今度は森林公園東部遠方高空を北から南に向かうハクチョウの群れを4名で確認しました。飛び方からオオハクチョウではないかと思います。群れは大きく2群で構成され上下に分かれたり竿になったりで途中でいったん戻るそぶりを見せたりでしたが水戸市方面に飛去しました。タカ渡り終了後水戸市、那珂市周辺の池や沼を見て回りましたがハクチョウ類を確認できていません。遠方でしたがデジガンしてみました。画像処理後の映像を添付します。本ブログをご覧になりましたら探してみてください。お願いします。最初の映像は420mmで撮影したものです。映像の左端中央に写っていました。2枚目はその部分を拡大映像処理を施したものです。10月2日に那珂市、水戸市、茨城町涸沼周辺を見て回りましたがオオハクチョウ、コハクチョウとも確認できていません。全国状況もオオハクチョウは少数、コハクチョウも少なくパラパラで、マガン、オオヒシクイは多数飛来しているようです。
水戸市森林公園でタカの渡り調査では今年は既にサシバ450羽、ハチクマ13羽をカウントしています。サシバやハチクマがこの時期子育てを終了し東南アジアに向かって次々に渡って行ってます。今年は慶応大学樋口教授をはじめとするチームが4羽のハチクマに無線発信機を装着し衛星で追跡し渡りの実態調査に取り組んでいます。そしてその状況を下記表記サイトで、地上で観察している各地のタカ渡り調査グループに公開してくれました。ハチクマは4羽で青森からは3羽、山形からは1羽です。これらのハチクマはようやく移動を開始しました。その状況は表記サイトで毎日更改されます。何時日本を離れ越冬地に何時到着するのか、そして来春何時日本に戻ってくるのか楽しみです。展望台上空に飛来したサシバと公開サイトを下記に示します。
http://hachi.sfc.keio.ac.jp/system.html
です。