常陸の国の鳥だより

常陸の国、茨城県水戸市周辺の季節の野鳥の動きをアップしています。

コハクチョウの北帰行が始まったのでは

2007-01-31 13:53:15 | 日記・エッセイ・コラム

1月28日、常陸の国の多賀山地の南の端の日立市の南端を流れる久慈川の河口部を西から東に向かうハクチョウの15羽の群れを観察しました。茨城県北部で観察されるハクチョウの大部分はオオハクチョウですのでその日はオオハクチョウが北に向かったのかと思いました。

1月29日那珂市の中里の溜に10時頃22羽のコハクチョウが入りました。そして10時40分頃飛び出し雁形を組んで久慈川上空を東に向かって飛び去りました。その後那珂市周辺の溜を確認しましたがオオハクチョウの羽数の大幅な減少は見られません。

1月28日のハクチョウもコハクチョウの可能性が高く、県南や千葉県に飛来したコハクチョウの一部が早くも北に向かったのではと思われます。

中里の溜の後頭部の羽が綺麗になってきたキンクロハジロのオス、メスKinnkurohajiro_1896を添付します。Kinnkurohajiro_1909


霞ヶ浦のミサゴとハジロカイツブリ

2007-01-29 09:16:16 | 日記・エッセイ・コラム

霞ヶ浦は関東地方では最大の湖です昔は海水も利根川から逆流し魚類も豊富な湖でしたが淡水化の為の水門が完成し、周辺の護岸工事も完成、水位も一定となり自然環境は単純化されてしまいました。最近は鯉ヘルペスなども発生し、県民は周辺からの汚水の流入防止植生の回復など自然回復に一生懸命です。

先週そんな霞ヶ浦に立ち寄ってみました。湖岸に到着すると直ぐに頭上にオオタカが飛来しました。舗装された湖岸を走行中今度はミサゴの出現でンデジガンさせてもらいました。ミサゴの主食は魚ですので自然が回復しつつあると思われます。更に走行中ハジロカイツブリが岸辺近くに寄ってきましたのでこれも車中からデジガンさせてもらいました。

10年ほど前にはコクガンも観察され、湖の浄化に大きく寄与する湖水の出入りできる大きなヨシハラの回復が望まれます。

Misago_1831 Hijirokaituburi_1839


春を待つジョウビタキとヒバリ

2007-01-26 20:36:34 | 日記・エッセイ・コラム

ここにきてショウビタキの鳴き声が少なくなってきています。そしてヒバリもまだ囀りません。しかし春は直ぐそこまで来ています。藪の縁を出入りするジョウビタキを根気良く待ってのワンショットです。カメラとの距離は7m位でしたが、間に枯れ枝が入りなかなかストレートでは撮れませんでした。帰りに広い河川敷の田で動き回るヒバリを暫く車内に留まりヒバリが近づくのを待っての撮影でした。

今年はまだ降雪も記録されず、気軽に出かけられるので助かります。

Jyoubitaki_1594 Hibari_1754


アオジをようやくデジガンできました。

2007-01-23 17:55:37 | 日記・エッセイ・コラム

アオジは今の時期潅木内や地上で餌を採っていることが多く、姿を見かけることが多い割にはなかなか影像に撮りにくい野鳥です。

我が家の庭にも毎日現れますがチャンスは与えてくれません。今回は、溜めにいるカモを撮ろうとしたところ車の助手席側に近い木と下の草原を行き来しているのを見つけました。車内で運転席から助手席に移動し窓を少し開けて撮影を試みました。姿勢もままならず数カット撮影できたところで散歩の人が通りかかり飛び去ってしまいました。

アオジの樹上での撮影が出来たのは初めてです。

Aoji_17862


銃声が響き渡る久慈川とオオハクチョウ

2007-01-21 07:59:40 | 日記・エッセイ・コラム

1月21日の日の出と同時に中里の溜の近くで久慈川で発砲する猟銃の一斉発射音が響き渡ってきました。今日は、普段より数倍大きく空気を震わせました。中里の溜のオオハクチョウも一斉に水面を滑空し、その内5羽が空に飛び出しました。

5分ほど経過したときに久慈川方面から朝日をバックに三々五々オオハクチョウの小群が追われるように古徳沼に戻ってきました。

まだ、狩猟期間が2月15日まで残っています。通常は終了日近くなると発砲量が増えますが、今年は少し早めの発砲量の増加です。北のほうで雪が降り、野鳥の飛来が増え始めたのではと思います。

狩猟鳥と認定されている野鳥の中には私達もめったにお目にかかれないエゾライチョウ、ウズラ、ヤマドリ、ヤマシギなども含まれて居ます。