サシバは春になると遥遥と南の国から渡ってきて子育てをします。
子育ては日本各地で行われ、秋になると子供を連れて南の国に帰っていきます。
ここ常陸の国でもまた常陸の国より北の各地でも子育てを行っています。
サシバの渡り観察会が全国各地で行われていますが、東京から北での表日本での観察結果の報告は数が少ないと思います。
常陸の国でのサシバの渡り観察を何箇所で試行してきましたが、3年前から水戸市森林公園で継続して行ってきました。
その結果、水戸市森林公園では8月中旬から渡りが始まり9月中旬には渡りが終了することがわかってきました。私の予想では子供を連れた家族群は小移動を繰り返しながら徐々に南下して行くのではないかと思っています。
今年も4年目の観察を始めています。
8月17日には19羽のサシバを観察しましたが、まだ、渡りとはなりませんでしたが、8月18日には4羽が高空を渡って行きました。
観察場所は、森林公園の怪獣の森展望台または大鍋展望台で行っています。
添付資料は2004年の観測結果です。
来週から2005年の結果を随時アップしていきたいと思います。
涸沼に現れた迷鳥(3)はアシナガシギをとりあげて見ました。
2004年8月ネットを通じて全国に広まったアシナガシギ飛来の情報は一時期多くのバーダーを涸沼に集めました。
このシギの発見者は本Blogにたびたびコメントをお寄せ頂く藤井さんで初認日は8月18日でした。私も涸沼をフィールドの一つとしていますので14日に涸沼周辺のシギチを見て回りましたが、その時はまだシギチの飛来も少なく涸沼では比較的珍しいケリに出遭って満足していました。
私も藤井さんの情報に基づき直ちに涸沼に駆けつけました、そして今度は多くのシギチに混じってアシナガシギを確認させていただきました。アシナガシギはコアオアシシギに比べると少し黒っぽいが、大きさスマートな体形も似ていて、コアオアシシギと行動を共にしているようで小移動を繰り返していました。
添付のデジカメではアシナガシギの周辺にコアオアシシギ、エリマキシギ、ソリハシシギなどが写っています。