常陸の国の鳥だより

常陸の国、茨城県水戸市周辺の季節の野鳥の動きをアップしています。

那珂川上流部のミサゴ

2008-02-28 14:54:08 | 日記・エッセイ・コラム

先に那珂川の上流、大瀬で2羽のミサゴが飛んでいることをアップさせてもらいました。2月27日伊勢畑小学校の総合学習の指導終了後那珂川上流部を走ってみました。小さな駐車場に車を止めると頭上を黒い影が通り過ぎました。見るとミサゴです小さな旋回を繰り返しながら近くの樹の先にPしました。距離は50m無いくらいこんな近くでの出遭いは初めてです。思わずバッグに入れっぱなしのデジガンを取り出し、30枚くらい撮影条件を変えてチャッターをきりました。撮影時間は数分でしたが、もう少し条件を振ろうかとカメラに目を落としている間に飛び去ってしまいました。日本では北日本で繁殖し冬場南に移動するとなっています。

先日テレビで北アメリカで繁殖したミサゴの子供2羽に無線発信器を付けて追跡した記録影像が放映されていました。北アメリカ東海岸で生まれたミサゴは南に向かい、フロリダからカリブ海をキュウバを経て南米ヴェネゼラまで数千キロ移動することが分かったと放映されました。残念ながら2羽の内1羽は渡りの途中で行方不明となったようです。

那珂川上流部のミサゴのクローズアップを添付します。Misago_6676 鋭い眼光と大きな魚を掴んだら話さない大きく曲がった爪を持った足が見事です。blog常陸の国の鳥だよりでは画像をクリックすると拡大されます。


オナガガモ、人の手から餌

2008-02-22 13:51:36 | 日記・エッセイ・コラム

2008年の古徳沼はオオハクチョウは30羽弱が常駐、90羽は隣の中里の溜で越冬しています。古徳沼ではオナガガモなどのカモが多く、見学者が訪れると餌をねだって溜から上がってきます。昨年は足輪を付けたオナガガモが見られたと聞きましたが私は確認できませんでした。添付は餌を手から貰うオナガガモとヨシガモのオスが10羽同時に写っている湖面のカモ群です。Kotoku_1974 Kotoku_1989


ウミネコとセグロカモメ幼鳥

2008-02-17 13:53:54 | 日記・エッセイ・コラム

常陸久慈港でのウミネコです。真っ白い頭と目の周りを赤く染め、嘴の先端は赤く、その内側は黒色で下嘴は更に内側に赤班があります。その他足の色は黄色でウミネコの識別には有効です。昔、足環を付けた固体や翼にタグを付けた固体を見つけたことがあり、写真に撮って報告を上げ何処でそれらが装着されたか等有用なデータとなったと返信を戴きましたが、残念ながら現在私のフィールドノートからは場所と年月日を探し出せませんでした。標識鳥に出遭うことはあまりありませんが皆様も出会ったら是非報告をしてみてください。野鳥の世界が広がります。もう一枚は同時に出遭ったセグロカモメの幼鳥で足の色はピンク色です。注)小鳥類へのバンディングは捕獲時に小鳥に与えるストレスも非常に大きく死に至危険性も多く、再捕獲も殆ど無く成果も限られているようですので反対です。Umineko_6571 No More Banding(バンディング)Segurokamome_6576


常陸久慈港のオカヨシガモとミミカイツブリ

2008-02-13 11:53:02 | 日記・エッセイ・コラム

冬鳥として渡って来るオカヨシガモ、数年前までは水戸市内の池や溜でも良く見かけましたが最近これらの池や溜で見かけることが少なくなってきました。そんななか常陸久慈港に入っているオカヨシガモを見つけました。漁船の陰を動いているのを見つけ先回りして漁船の陰から出てきたところを車の中からデジガンできました。カメラに気が付くと急いで泳いで離れていきました。オカヨシガモの灰黒色の小紋が粋で非常に綺麗です。同じくミミカイツブリもハジロカイツブリと近い場所で潜水を繰り返していました。ハジロカイツブリに比べると浮き上がっている時間が短く、潜水時間も少し長く、デジガンをするのに苦労しました。Okayoshi_6581 Mimikaituburi_6591


2008年今年もオオワシが涸沼に

2008-02-10 16:42:51 | 日記・エッセイ・コラム

今年もオオワシに逢いたくて2月になって3回涸沼に出かけました。オオワシが飛来していると聞いていましたが1回目(2月5日)、2回目(2月8日)までは逢えませんでした。3回目の今日(2月10日)ようやく逢えました。今年も無事に渡ってきてくれたことに感謝したいと思います。1回目はミサゴも出てきませんでした。2回目はミサゴはでてきましたが、苦労して小さな魚をようやく獲っていました。今日3回目はミサゴが20~30cmの大きな魚を獲り、杭にとまって魚を食していましたが、食いきれず足に持って高空に上がりました。すると待っていたかのようにオオワシが現れました。しかし、ミサゴから魚を奪う行動はとらず高度500m位まで上がり西に向かって飛去してしまいました。デジガンを試みましたが300mmではあまり確りした影像にはなりませんでしたが添付します。Oowashi_6524 Oowashi_6541