今年初めてトビの営巣を確認した。毎年のように那珂川と久慈川の間で多数のトビが見かけられ、秋から冬になる頃河川敷に近い場所で使われなくなった巣をみつけます。トビの産卵は4月ころと云われていますが毎年オオハクチョウの北帰行観察が忙しくトビのことか忘れてしまいます。今年は4月下旬に気になり探してみるとトビの親が巣に座っている巣を見つけました。1週間に1回程度観察に出かけると5月12日に巣の周辺で5~6羽のカラスが騒いでいます。おそらくヒナが誕生しているのではと思いました。5月16日トビの親の脇に小さな白いヒナが居るの確認、白い毛で覆われていますが既に親の脇に立ちあがる気配も示していますので1週間から10日は時間がたっているものと思われます。5月27日雛が巣の中で羽ばたきを始めていました。図鑑によれば羽ばたきは生後30日位と書いてありますので誕生は逆算して4月末であったようです。カラスからの襲撃から守るために親の羽の下で大きくなって行ったのではと思います。5月16日、5月27日の映像を添付します。たった1羽ですが無事巣立つことを願っています。
2010年5月19日、今年も常陸の国にもホトトギスが渡ってきました。今年は昨年より4日早い飛来です。ホトトギスはカッコウやツツドリ、ジュウイチと同じトケン類に分類され他の野鳥の巣に産卵しその鳥に育児を任せてしまう鳥、常陸の国ではホトトギスは比較的身近な鳥です。ツツドリは5月9日に尺丈山で初認していますのでホトトギスよりかなり早く渡ってきているようです。昨年は、5月23日朝6時半頃愛犬の散歩でホトトギスのトッキョキョカキョクと鳴く声聞きましたが、愛犬が昨年10月に旅立ってしまいましたの愛犬なしの散歩で初認です。
昨年までの初認日を下に書き出して見ましたが、およそ5月10日から23日の間に渡ってきます。2009年は5月23日、2008年は5月18日、2007年は5月19日、2006年は5月11日、2005年は5月20日、2004年は5月22日、2003年は5月22日、2002年は5月18日、2001年は5月21日となっていています。
托卵した卵が孵化し、托卵先の鳥の卵を排出してしまう雛の成鳥を監視するようにホトトギスの親鳥がやかましく鳴きながら飛び回るようにようになるのもそう遠くないと思います。