ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

8/19 THE COLLECTORS IN SHIBUYA QUATTRO

2006-08-21 | コレクターズ
クアトロ最終日、今回は黒田マナブ氏のMCから始まるという珍しい構成でした。「日本を代表するビートバンド!」と紹介されてコレクターズが登場、加藤さんも「日本を代表するDJ」と、黒田マナブ氏を紹介し返してライブが始まりました。

PATさんも最初からスタンバイして一曲目は「悪い月」。さらにイントロにオリジナルのアレンジでかっこいいギターを施された「太陽はひとりぼっち」と、月と太陽の対象的な冒頭です。さらに「ちびっこアドルフ」などと珍しいナンバーがあり、加藤さんの「早起きしてる?」から「アーリー・イン・ザ・モーニング」へ! これ好きな曲なので嬉しかったな~。

「暑いねー」と加藤さん。「もう、このステージの上本当に暑いんだよ。みんなをここに上げたい。でも水道橋の交差点の方がもっと暑いね」といつものゆかいなMCに入ります。「ね、コータローくん?」と振ると「そうね」とコータローさんも反応。「もう、バカな奴らが後楽園にいっぱいでさー」と加藤さんあいかわらず口も悪いです。「この間もキャンペーンで大阪行ったんだけどさ、あれね、知事とかに言ったほうがいい。木が生えてないから暑いんだよ」と、大阪の街並みの欠点を指摘。「たまには政治とか行政の話もしないとね」と言った言葉に、コータローさんが「ぎょうざ?」と聞き返したのに爆笑でした。思わず加藤さんも苦笑い。「そういえば大阪で桑名正博さんに会ったよ。『会ったことありますよね?』って言われて、『そう言われましても…』って感じなんだけど。でもちょっと顔の系等似てるよね」と話してまた客席も大受け。「あと加藤雅也とか」と言うと客席から「えー」とブーイング(笑)。「チャン・ドンゴンはもう言われ慣れてるけどね」と、それもまたお気に入りのようです。「コータロー君はトヨエツに似てるって…」と言うと、客席からまた不満の声と感心したような声が混じった反応。どっちなんだ。振り返って「小里くんは誰かに似てるって言われたことある?」と聞く加藤さんに、小里さんがしばらく考えて答えた言葉が素晴らしかった。「…お母さん」。もうフロアは大爆笑です。小里さんって発言自体は少ないけど、たまに口を開くと本当に面白いこと言うな。「Qちゃんはもう、中田とか、デュークとか」と加藤さんが締めてました。

珍しく早い位置に「TOUGH」が来て盛り上がった後、「ロック教室から、ゴーイングのソウ君が書いてくれた曲!」と「19」が。私も好きな曲で、やってくれたことはとても嬉しかったのですが、なんていうんだろうな、コレクターズの輝く曲の中に混じって演奏されると、どうしても音のレンジの幅とかそういうものがちょっと違って、CDより少し地味な印象になってしまった。ように思いました。単品で聴くと本当にいい曲なんだけどな。これはもうコレクターズがすごすぎるのが悪い。

この後あたりだったかな、またしても謎のギターが始まって、何の曲だろうと思っていると、非常に聞き覚えのあるフレーズに移行。「マーブル・フラワー・ギャング団現る!」ですよ! すごい好きな曲なので、意表突かれましたが嬉しかったー! 可愛くてエロくてコレクターズらしい名曲ですね。

その後始まったのが、洋楽カバー曲なのかな、知らない曲だったのですが、終わったあと加藤さんの「シド・バレット大好きだったからさー」の言葉で、ピンクフロイドかな? と推察。「かっこよかったんだよー」としみじみされています。合掌。「ここにさ、昭和30年代生まれの奴っている? いないかさすがに」と話し始めたのがいきなり「忍者部隊月光って番組があってさ」と、思いもかけない方向に。「コータローくん知ってる?」と聞くと「知ってる」と答えたのですが、「Qちゃんは知らないか、若いもんね。小里くんは?」と加藤さんがメンバーに確認を取ったときに「知らない」と小里さんが言ったのに反応されます。「えっ何でコータローくん知ってるの? 小里くんと同い年じゃない」と刑事に質問。すると「再放送」(だったかな?)と答えます。「あ、そうなんだ」とちょっとがっかりしたような様子で加藤さんが言うと「知ってるわけないじゃないですか」「そうですよね」的に、妙に他人行儀なやり取りになったのが面白かったです。「その忍者部隊月光の曲と、今の曲のイントロがすごく似てるんだよね。ピンクフロイドがパクったのかな。今思わず忍者部隊月光の曲歌いそうになったもん。そうかー知らないんだ、忍者部隊月光。俺幼稚園のお弁当箱が王選手だった時代だからね」と加藤さんが言うと「カッコイイじゃない」とコータローさん。「いいわけないよー! ワンちゃんだぜ?」と、一本足打法の真似をしながら話すと、「ワンちゃんサウスポー」と、反対向きのポーズで訂正するコータローさんさすがです(笑)。「コータローくんはもう、王監督とは知り合いなんだっけ?」と加藤さんに言われて、「まあね」みたいに軽く返すコータローさん(笑)。「池袋でしょっちゅう会うんだよ。もう3回くらいサインももらってる」とのことです。「じゃあお見舞いも行ったの?」と加藤さんに聞かれると「行ってない。でもメールはしたよ」と、ものすごい適当なことを言って受けをとった刑事でした。「全然忍者部隊月光の話できなかったなー。すごい面白いんだよ、忍者部隊月光」と、忍者部隊月光にこだわる加藤さん。何故そこまで。「次の曲はしっとり行きたかったのに」的に自嘲して、「恋してる?」と客席に聞いたのですが、やはりギャップは隠し切れず(笑)、イントロが始まってしまって妙な空気になったのに客席から笑いが漏れていました。そしてそこで始まるのが「扉をたたいて」ですよ。加藤さんの美しい声で切ないバラード。もう切り替えが大変なんですけど。

その後も続いてバラード、ロック教室から「愛まで20マイル」。正直私はこの曲というか歌詞が苦手で、ロック教室の中で一番好きじゃない曲なのですが、ライブでの加藤さんのボーカルはもう…圧巻の一言でした。世の中に、CDよりも上手い、迫力のある歌が歌えるボーカリスト、CDよりも素晴らしい演奏が出来るバンドが一体どれだけいるか。そんなバンドが存在してることすら知らないリスナーだっているんじゃないかと考えてしまうこのコレクターズの圧倒的なクオリティと存在感。ただただ凄まじいその歌に圧倒されて立ち尽くすのみでした。歌い終わった後の、拍手と歓声もすごかった。あの場にいた誰もが目を離せなかったと思います。

直後に始まったのがなんと、コータローさんボーカルの「エレファントライド」! おおー初めて聴きますよ! セクシーでエキゾチックな歌詞が、刑事のモテキャラと合っててかっこいい曲です。加藤さんも隣でコーラスつけてて楽しそう。それが終わったところで「コータロー!」と加藤さんが刑事を紹介し、いったんはけて、インストコーナーは最近おなじみの「GIVE IT TO ME NOW」でした。コータローさんの楽しそうなカッティングと、PATさんのキーボードの掛け合いがとてもいい! 握手したりお互いに拍手したり紹介するように手を差し伸べたりと、本人達も楽しそうです。

それが終わったところで加藤さんがフレッドペリーのストライプジャケットで登場です。始まったのは「Thank U」。コータローさんがまた楽しそうに口ずさんでて、加藤さんの声もすごくきれいに伸びてたなあ。終わったあと「サンキュー! まさにThank Uだよ」と嬉しそうに言っておられました。

「正直、ロック教室聴いて初めてライブに来た奴っているの?」と加藤さん。手をあげさせようとしますが、客席は静かなままです。「なんだよ~誰もいないの? 民生効果、マーシー効果無いじゃない。サンボなんてカレーまでおごったのにさ。スネオ君とも仲良くなったのにさ」とご不満そうです。それでも諦めずに「一人くらいいるんだろ? 何聴いてたかとか聞かないからさ、手あげてよ」と食い下がると、後ろの方で手を挙げた方が。「おおー! いるじゃん! 効果あったじゃん!」と大喜びの加藤さん。一人でいいの? それを拍手で祝福するファンも含めてみんなかわいいな(笑)。しかしさっき「聞かないから」と言った矢先なのに「普段何聴いてるの? 伝言ゲームでいいから教えてよ」とひるがえす加藤さん(笑)。聞こえてきた答えは「ピロウズ」でした。「ピロウズかー!」と意外そうにしてましたが、むしろ一番妥当では。「ピロウズはね、もう親戚のように仲良くしてて。入りたいくらい好き」と、また加藤さんのその場限りの適当な発言がありましたが、でもこれさわおが聞いたら喜ぶんじゃないかなあ。というかもしかしたら、東京のライブだし本人来てたかもね。知らなかったら教えてやりたいくらい。そしてその後が「未来のカタチ」ですよ。コレクターズの奇跡のような今を具現化した名曲の連続に胸が熱くなりました。未来のカタチでもコータローさんが前に出てきてコーラスしたり、非常にいい雰囲気でした。この日の合唱大きかったねー!

「メイビートゥモロウ」で大盛り上がりして、いったんメンバーは引っ込んだのですが、もちろんアンコールがかかります。そしたらまたしてもなかなか皆さん出てこない。これはまたロック教室のあのコスプレやってんのか? と思ったら、案の定全員学生服でのご登場です! 可愛いなー。「遅くなってごめんなさい。間違えて海パン着替えちゃってた」と言う加藤さん。「この格好だからね。これはもうコータローくんのテーマソングでもあるね」とのMCで、何をやるのかと思いきや「問題児!」と加藤さんのシャウトで客席も大歓声。しかし「周りを見わたしてみても 退屈なことばかり」まで歌ったところで加藤さん歌詞を度忘れしたらしく(笑)、歌が止まってしまい、演奏もストップ。困ったような顔でコータローさんに「この後なんだっけ?」と聞いていました。すると「とても~満足~」と、変な裏声で教えてあげるコータローさんにフロア爆笑。あれたぶん加藤さんのモノマネなんですね(笑)。しかも加藤さんそれでも思い出せなかったらしく「そのあと…」とさらに続きをうながして「なのに~ママは~」とさらにモノマネで教えてあげるコータローさん。最初のフレーズもノリノリで歌いながらギター弾いてたコータローさんですから、充分歌詞は覚えてそうなので頼もしいです。しかしボーカルよりギターのほうがちゃんと歌詞を覚えている状態ってどうなの(笑)。やり直した「問題児」は、とても素晴らしい出来でした。その後「パンクオブハーツ」でさらに盛り上がり、途中の刑事のジャンプは何と49回! あんなでっかいギター持って49回もライブの中盤でジャンプできる42歳ってすごすぎる。とてつもなくカッコイイ刑事でした。

再び去ったメンバーにアンコール。そして出てきた皆さんは手にビール缶持っています。フロアも激暑だったのですごいうらやましいですよ。しかも刑事はその缶でフレットをすべらせギター弾いたりしています。そこへ登場した加藤さんは、グレーの英字新聞と言うかタブロイド紙のようなシャツ。これもときどき見ますね。リッケンバッカージェットグローれいこちゃんで刑事がイントロを奏でて、「CHEWING GUM」が! 今回もたくさんのガムが飛びまくってて壮観でしたね。毎回見応えあるなー。そしてその後はもちろん「僕はコレクター」で大盛り上がり。モッシュにもまれて大変でしたが超楽しい。そこで終わるかと思いきや、加藤さんがMCを。「クアトロマンスリー、今日で最後です。来てくれた人ありがとう! この後は全国を回って、そしてそのあと10/22に日比谷野音で20周年ライブを行います!」と、みんな来てね的に告知をされました。「最後にこの曲をみんなで大合唱して」と始まったのは「愛ある世界」! 感動的な流れだし、非常にドラマチックな歌で、ここに持ってくること自体は間違ってないと思うのですが、どうしても「こんな難しい歌合唱出来ないよ! 歌えるの加藤さんだけだよ!」と心で突っ込んでしまう(笑)。しかしとても楽しそうな加藤さんと、難しいながらも合唱するフロアはとてもいい雰囲気で、素晴らしいラストになりました。

ライブが終了し、客電が付いて追い出しの曲「Thank U」がかかったのですが、客がまったく帰ろうとせずアンコールの手拍子を続けていました。「Thank U」を合唱しながら手拍子を続けているフロアがまるでピロウズのライブのような、普段のコレらしくない盛り上がりでびっくりしながらもすごく嬉しかったです。この日は本当に曲のあとの歓声とか、男性のファンもたくさんいたようで、非常にいい雰囲気のライブだったんですよ。スタッフが「終了しましたので」と声をかけてもなかなか去ろうとせず、「Thank U」が終わるとまた歓声と拍手が起こったり、フロアの熱い感情がなかなか冷めないような、すごくいい空気で、なんだか胸が熱くなりました。コレクターズのライブって、お客さんが大人やシャイな人が多いせいか、わりと盛り上がりがおとなしい面もあったのに、この日は客席がコレを好きな気持ちがとても強く伝わってくる素晴らしい雰囲気だったと思います。この状態のまま、全国ツアー、そして野音につながったらどんなに素晴らしいか! 20周年の野音が、きっといい状態で迎えられるだろうなと期待できる、最高のステージと客席でした。とても楽しかったです!

ただいまー

2006-08-20 | その他
東京より帰ってまいりました。なんて暑いんだ私の部屋。久しぶりに猫さわってなごんでます。クアトロは今回も最高でした! マーブルフラワーやエレファントライドが聴けてうれしい。明日の日付でレポを書きたいと思いますのでとりあえず今日は寝ます。疲れたよパトラッシュ。

東京に来てます!

2006-08-18 | コレクターズ
お久しぶりです。台風の影響もなく無事九州から東京に移動してこれました。明日はクアトロだ~ガムも買って準備万端。しかし暑いな。明日がちょっと怖いぜ。久しぶりの更新なので自分の文体が思い出せません。

行ってきます。

2006-08-10 | その他
今日の朝から出かけてしばらく家を空けます。それの準備していたらすごい時間になってしまいましたよ。現在4:49。さっき新聞が配達されてきました。外がもううっすら明るいです。こんな時間にビール飲みながらブログの更新している私はなんなんだ。しかも明日(明日じゃないけど)は朝7:30出発ですよ。死ぬ。

コレクターズのクアトロラストを見て20日に戻ってくる予定ですが、そのまま友人がうちに泊まりにくるので、部屋を掃除していたのでこんな時間になっちゃったんですけどね。もっと早くからやっておけって話です。コレファンの友人なので、一緒にDVD見たりするの楽しみだな! 麦太郎とも遊んでね。夏毛に生え変わって妙ににょろんとしてますが。

そんなわけで時間が出来たら携帯で更新しますが、しばらく更新不定期になると思われます。クアトロまで無事たどり着けますように!

行ってきまーす!

Oxala!

2006-08-09 | コレクターズ
スペシャのOxalaにコレクターズ登場ということで、ビデオ録っておいたのをさっき見てきました。

本日はソウ君がMCの日だったので、とても楽しそうでいい雰囲気でしたね。加藤さんとソウ君の埼玉17号線トーク笑った。高崎線でつながってるってことで、新潟のスネオヘアーも巻き込まれてるのがオカシイ。ソウ君が19のときに福岡の屋台で加藤さんに「イイ音楽やってればいつか必ず会えるから」と言われて感激して家の台所で泣いたって話も可愛いなあ。ゴーイングのメンバー全員で、野音にモッズスーツ仕立てて見に行くって宣言も素晴らしいですね。ソウ君モッズスーツ入るのか心配ですが。しかしほんとに可愛い後輩だなあ、ロック教室に惜しげもなくいい曲を提供してくれる背景は、こういういい関係あってのことなんですね。

それは秘密(とか言わないで)

2006-08-08 | ANATAKIKOU
シンデレラの発売が待ちきれずに、Gradation’12聴いておりますがやっぱりいいアルバムだなあ。とにかくいい曲ばっかりで、これこそが本来音楽の魅力であると再確認させられます。曲がいいバンドってそれが最高の武器だよね。もちろんそれ以外にも魅力があればいうことないですが、とにかくまずボーカルのメロディラインのいいバンドじゃないと好きにならないな。そういう意味でもこのGradation’12は最強ですね。よく新譜を出すときにバンド側が「すべての曲をシングルにできるほどいい曲ばかり」というようなことを言ったりしてますが(グッドリでさわおが言ってたか)、このアルバムもまさにそれレベルのクオリティの高さだと思います。

ところでANATAKIKOUといえば、コレクターズのトリビュートに参加して「愛ある世界」をカバーするって話はどうなったんでしょうか。逆トリビュート「ロック教室」ばかり話題になってこっちの情報が入ってこないのがとても心配。記事を載せてくれていたジャングルライフが、しばらく手に入っていないのもネックだなあ。うちの県のタワレコには置いてないんですよ。たまに名古屋に行くときに探すのですが、見つからないことも多くて続報が入ってきません。あなたきこうちゃんもそうなのですが、浅田信一の「TOO MUCH ROMANTIC!」も非常に楽しみなので、こっちのトリビュートもすごく期待しているんですが。まあロック教室と同時進行で制作するわけにも行かないでしょうから、逆にロック教室がリリースされてこれから情報が入ってくるのかもしれませんね。口にするのも恐ろしいですがまさか企画倒れになったりしてないだろうなあ。こんな楽しみな企画を公式発表されたあとでそんなことになったら私はどこに放火すればいいんですか?(犯罪です)とりあえず蛇のようにしつこくこの企画を追って行きたいと思っているので、早くオフィシャルからのアナウンスが欲しいところです。

お盆前後

2006-08-07 | その他
毎日37度とか38度とかシャレにならんのですがマジで。もう空気が重いよ。高温多湿の日本の夏はほんと体力奪われて辛いなあ。夏自体は嫌いじゃないのですが、ばてて疲れやすくなるとか日焼け止め塗らないととか汗だくになるとかそういうのがめんどくさい。あまりに日差しが強くて暑いときって、目が痛くなりますよね。紫外線が眼球に悪いってのを実感します。夏男の刑事ですら暑いって弱音吐いてることだし、今年は相当なんだなー。野外イベントやフェスに行かれる方は、日射病熱射病シミそばかすにご注意下さい。

そんなわけで、この夏は特に用事がないとたかをくくっておりましたが、ちょっとあちこち出かける用事が重なったので、10日からしばらく更新が不定期になります。そのシメはクアトロラストなので、20日には家に帰ってレポ書く予定。たまには田舎の祖父母の顔も見ないとばちが当たるってもんですよ。でもクアトロのために早々に東京行ってしまいますが! 九州でも田舎だと(高地だからか)涼しかった記憶があるのですが、今年はどうなのかな。台風来ませんように。

音人

2006-08-06 | コレクターズ
今日は買い物に出かけて、パソコンのキーボードカバーを新しくしました。ぼろぼろだったのが急にきれいになったので、かえって打ちにくい(笑)。でもカバー替えるだけでいきなり新品のようになって嬉しいです。何だかちゃんとした文章が書けそうな気になる(気のせいです)。

そして「音楽と人」9月号買ってきました。二十歳の加藤さんすげえ美少年でびっくり。バンプ藤原も裸足で逃げ出すよ。受験票の写真はFC会報でも見たことありましたが、もう一枚の方は知らなかったなあ。と言うか加藤さん、よく「自分は若い頃モテなかった」ということを言いますが、このルックスで身長183センチでヨーロッパの映画や音楽やファッションに精通していて大学出ていて頭よくてモテないって、周囲はどんなアッパークラスだったんだよと言いたくなる。太臓に怒られるよ。たぶん私が思う「モテない」と、加藤さんが思う「モテない」は状況が違うんだろうなあ。加藤さんは色白グラマーハーフ顔の美人に10人くらい囲まれてる状況になってようやく「モテた」とか言い出しそうだ。

リーダーの若いころ、というと、もう必ずモッズの話になりますが、最近はその「モッズで日本を変えてやるんだ!」って理想がくじけたあとの心境の変化にいたるインタビューが興味深いです。「俺がロックを続けるのは諦めきれないから」とQUIPでも語っておられましたが、加藤さんの中で大事なものが、モッズをなぞることから自分の音楽を作っていくことに変移していって、結果今20周年を迎えることが出来たということなんでしょうか。それでもモッズに出会った初期衝動が消えないところが、リーダーの頑固でいいところでもあり、世間一般から受け入れられにくいところでもあるんだろうなあ。これだけ素晴らしい音楽を作っていいライブやってくれているのだから、もうそれすらもコレクターズ、加藤ひさしを形成する重要なファクターなんでしょうが。

ところで音楽と人はたまに紙から甘い匂いがすることありませんか。インクの匂いなのかな、長時間読んでるとちょっと気持ち悪くなってきて困ります。

新説・うなぎ伝説

2006-08-05 | その他
昨日は土用の丑の日でしたね。今年は八月と七月両方にあったので、うなぎを食べた方も多いのではないでしょうか。私は食べてませんが。今年は高いからさー。

それはともかく、七月の土用の丑の日近くにコンビニに行ったときのこと。「土用の丑の日のうな重予約承ります」みたいな手書きPOPが店内に貼ってあったんですよ。今年は高いってニュースで言ってたなあ、とか思いながら見たその広告に描かれていた絵が衝撃的でした。写真撮ってこなかったので、お絵かきツールで忠実に再現してみましたが



いやこれオバQじゃん。毛も三本生えてるじゃん。めっさ唇赤いじゃん。と突っ込みつつもそのりりしく一文字に結んだ口元とかにもう釘付け。コンビニの中で爆笑しそうになるのを何とかとどめたのですが、素晴らしい絵だったなあ。携帯持っていなかったので、写真撮れなかったことが未だに悔やまれる。次行ったときにはもうなくなってたし。勇気を出して「この絵、要らなくなったらいただけませんか?」って聞けばよかった! もし先約があっても、コンビニだからカラーコピーくらいさせてくれただろうし。あー勿体ない、用済みになったら捨てられちゃうんだろうなあ。勿体ない!

土用の丑の日(終わっちゃったけど)で思い出したので書いてみました。これから土用の丑の日というとこのオバQうなぎを思い出してしまいそうです。

テレビ話その2

2006-08-04 | その他
最近ドラマの「下北サンデーズ」をよく見てます。下北沢を舞台にした小劇団(これがサンデーズ)の物語、ということで、その設定にまず興味を持って見始めたのですが、これがなかなか面白い。

私はそんなに熱心ではないですが芝居を見るのはそれなりに好きで、下北にも何度か見に行ったことがあります。なので小劇団が「本多劇場に出演するのが夢」と言って「本多劇場は下北劇場すごろくのゴール」としているのには納得できて笑ってしまう。でもこれ、本格的に芝居をやっている人や、私よりもっと熱心なファンには、こっぱずかしくて見てられないかもしれないな。劇中劇の微妙な感じとか、なんとなく気恥ずかしくて直視できない部分もあるし。私くらいの中途半端な芝居好きが一番無邪気に見ていられるのかもしれません。

木野花やケラリーノ・サンドロヴィッチがチョイ役で登場しているところも、分かりやすく雰囲気出してて私は好き。あととにかくヒロインの上戸彩が可愛いんですよ。エースをねらえ以来の再会ですが(勝手に)、あのときよりもさらに可愛くていい! よくある天然無邪気ドジっ子ヒロインなのですが、この設定であざとくならない上戸彩には恐れ入る。「ゆいか」という役名で、ゆいかちゃんの実家はお金持ちらしいのですがなんか納得。人間の質がいいというか、悪感情を持たない品のいいアホの子という感じで、非常に可愛い。上戸彩は演技が上手いわけではないですが、こういうタイプを嫌味なく演じられるってのはすごいなと思います。

ストーリーは倒れそうになるほどシンプル。先日の第4話では、「さえない劇団員が実家の母に『自分は座長で可愛い恋人(ゆいか)もいて東京で大成功している』とウソをついてしまっていたが、その母が上京することになって嘘がばれそうになったので、劇団員みんなが協力して彼を座長と持ち上げてあげるが、公演が終わったあと母は最初からお見通しだったと告げて大団円」というものでした。まさか21世紀になってこんなストーリーをドラマで見れるとは思いませんでした。この調子なら「癌だと診断された劇団員のわがままをみんなで聞いてやるが、実は誤診」とか「劇団員の誰かが記憶喪失になる」とか「劇団員の家の前に赤ちゃんが捨てられてた! みんなで子育てしていたら改心した母が迎えに」などの、ビンテージもののありがち設定も恥ずかしげなくやってくれるんじゃないかと期待してしまいます。と思いきや次回はブルマ祭りのよう。どこへ行きたいんだ。

そんな面も含めとても気に入っているドラマなのですが、不満というか疑問は藤井フミヤの存在。サンデーズの芝居を見に来る謎の男という役で毎回出演しているのですが、この人主題歌を担当している上に原案にまで関わっているんですよ。私の中で藤井フミヤというと、未だにバブルの時代で世界が止まっている印象。愛・地球博とかにも顔出してましたが、おそらく自分が一番価値のあった時代から変化していないんだなと思わせるなんとも古臭い発想しか持っていない人だと思うので、こういう「現代のテイストで正面からベタなことをやるコメディ」には一番不向きだという気がします。端的に言えば、「フミヤさまはちゃらついた恋愛ドラマがお似合いじゃないの?」ってことなんですが。今回もラストでギターかき鳴らして主題歌歌ってましたがあれは笑っていいところなの? フミヤというバブルの残りカスのような芸能人をあえて嗤うというネタなのか、時代の先端を行く(と本人は思ってそう)フミヤさまには、この今の若者がリアルに描かれているドラマがぴったりなんだ、ってことなのか、謎は尽きません。でもよく考えたらいまどき小劇団ドラマってところにすでに微妙なチョイスのような気もするし、おとなしくフミヤさまのノリノリぶりを楽しんでりゃいいんでしょうかね。

それとサンデーズの制作なのかな、山口紗弥加が演じている裏方のキャラがいるのですが、山口紗弥加すごい大人っぽくてかっこよくなってて驚いた。昔はもっとバカ役とか多かったイメージなのですが、貫禄あるしきれいだ。彼女を捨てて千恵美を選ぶあくたがわの好みが分からん。

ついでに超関係ないけど自分の好きだった劇団は名古屋の「プロジェクト・ナビ」!宮沢賢治をピカレスクヒーローにした「けんじのじけん」の初演は最高でした。再演はだめ。神戸浩さんの馬車別当がよかったー。プロジェクト・ナビは音響もすごく良かったんですよ。あとケラさんのナイロン100%…の前身「健康」、しかも「劇団健康」だった時代の「スマナイ」。モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイルをベースにした作品で、すごい面白かったのを覚えています。公園のテントに靴脱いで入って見たなあ、懐かしい。