東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

学年末テスト・得点と平均点

2012-03-03 02:12:23 | 学習法について
私達塾の関係者は

複数の学校の同時期のテストを見る事が出来ます(当たり前ですけど)

学年末と言われれば

どの公立校も範囲は同じなのではないかと思ってしまいがちですが

意外と違いますね・・・

範囲も違いますし、難易度も違います。

更に求めている“質”自体も違います。


ある教科で・・・

一方の学校では問題用紙がA4用紙11枚、もう一方の学校ではA4用紙4枚

余りにも違いすぎますよね。

そして難易度・・・

一方の学校では平均点が70点だったのに対し一方の学校では50点台

これも違いすぎます。


親御さんとしてはお子さんが例えば80点台を持って帰ってきた時に

「そう悪くは無い」と感じると思います。

しかし、平均点がやはり80点台だったとしたらどうでしょう?


他の学校と比べる事が出来ないので

全体が見えてこないのが現実ですよね。


平均点が60点台になるように作られているテストは

バランスが取れているという見方をしています。

これより高くても低くても「偏ったテスト」と判断する事が多いです。

テストを作る立場の方なら分かると思うのですが

平均点は作る側が、狙って作る事の出来るものです。

そう考えると「何点だったか?」を見るより「平均点と比べてどうだったか?」

という視点で考える方が正しい分析が出来ます。

それでも、一つの学校の中では限界がありますけど・・・



当教室の生徒さんたちも大体のテストが帰ってきました

じわじわ確実に点数を伸ばしている生徒さんがほとんどで安心しました。

そんな生徒さん達との会話で最近良く聞くのが

「国語が分からない」

今日は国語がダメだったという生徒さんとの会話で意外な事に気づきました。

読解に解法が無いと思っているんです。(数学の証明と同じで解法はあるんですよ)

つまり、今まで抜き出し問題は「感」で答えてきた。

「感」は読書の好きなお子さんなら小学校の問題でつまづく事はないでしょう

しかし、中学での国語はそれだけでは対応できなくなります。

そして更に文法や漢詩、古典、品詞・・・どれも大概のお子さんが苦手とする分野が

続くのが国語のテストです。

小学校の頃は、読み取りが出来て漢字が書ければ「得意」の教科に入っていた国語

不得意とは思っていないので勉強も後回しになる傾向が強いです。


他教科で自己新記録を出した生徒さんでも、この国語には悩まされています。

あやふやな知識のまま通過してしまう教科、平均点とよく見比べて

足を引っ張られないようにしたいですね。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。