あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

8月4日 Mt Hutt

2021-08-05 | 最新雪情報
毎年1回はマウントハットに来る仕事がある。
カンタベリー地方の中学高校のスキーレースで、クライストチャーチの女子高のドライバーを頼まれるのだ。
この日は前日に雪を降らせた嵐が通過して快晴。
1日クローズの後のピーカンとあってスキー場も混雑した。
いつもなら昔からスノーボードキャンプをやっている業界の重鎮達と旧交を暖めるのだが、このご時世で彼らも来れず。
一人で昔を思い出しながら滑り、ノスタルジーにどっぷり浸る。
リフトで隣に乗った人は30年ぶりにハットで滑ったと言い、「昔は山頂に行くのはTバーだったね」などと話しをした。
新雪は降ったもの風で飛ばされてしまい、パウダーをガンガン滑って楽しむという感じではない。
それでも普段とは違う景色を眺めながらのんびりと滑るのは気持ちがいいものだ。
若い時には景色も見ないで無我夢中で滑った山だが、今は所々で止まりじっくりと山を眺めるのが増えた。
こういうスキーもいいものだ。


視界を遮る山がないので、平野から海岸線まで見渡せる。こんな景色を見ながら滑れるのはこの山ならではだ。
天気が良いので遠くにはカイコウラの山まで見えた。


うへぇと思うようなリフト待ちの行列だが、時に出会った人と会話が弾むこともある。
僕と同世代のおばちゃんは30年前に岐阜のダイナランドで働いた話を熱く語った。


どこのスキー場でも同じだが、スキー場上部は雪はたっぷりある。


タワーズの入り口でブロークンリバーのメンバーの小僧達に出会った。鍛え抜かれている子供達のスキーは強い。


ポーターズとオリンパスが並んで見えた。角度が変わると山の見え方も変わる。こういうのが楽しい。


サウスフェイスは超上級者コース。よっぽど条件が良くないと開かない。開いたとなったら行くしかないでしょう。


この三人乗りのリフトに乗ると、常に昔を思い出す。懐古主義にさせてしまうリフトなのだ。


午後になってこのコースが開いた。奇しくも一番乗りとなった。圧雪したてのコースは気持ちがいいのである。


少し前まではこの中にあるラベンダー畑でこの山を見ながら仕事をしていた。


昨日は風が強かったんだろうなあ。


コース外だけど数ターンだけ風で叩かれた新雪を味わった。



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