あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

8月16日 The Remarkables

2020-08-17 | 最新雪情報
良い天気が続く。
天気が良いのはいいのだが、スキーヤーには雪が必要である。
雪が降るには悪天候が要る。
今年は今までにない少雪で、ブロークンリバーもまだクローズのままだ。
今まで起こらなかった事が世界中で起きているが、この国でもそれにあてはまるのかもしれない。
ともあれ天気が良くて山に雪のある休日ならば行くしかないだろう。
リマーカブルでハイクアップして1本。
友達と過ごす時間はかけがえのないものであり、今日もまた良い1日であった。


歩き始めはリフト下を行くが、コースを外れると誰もいない。


レイクアルタで一休み。そこでトーマス親子と合流。
「かき氷が出来た!」娘のマキが無邪気で可愛い。


そこからは親子と一緒に滑る。オフピステはガチガチに凍っていて緩んでいる場所を探す。


少しトラバースすると文明社会が見えてきた。


テラスでお昼ご飯。すでに春のような日差しである。


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8月15日 Coronet Peak

2020-08-16 | 最新雪情報
酒蔵は週末が休みなので滑りに行くのはどうしても週末になる。
思えば短くないスキー人生で、週末は常に仕事をしていた。
スキーシーズンで土日が休みというのは初めてかもしれない。
先週に引き続き蔵頭のアキさん親子、旧友トーマス親子と一緒に滑った。
途中からサダオ、バンドのメンバーのマサさん親子、友達のカナちゃんも一緒に滑り、楽しい1日となった。
人工降雪に天然雪が混ざり雪質は上々。
その晩は全黒杜氏のデイブの誕生日で、全黒メンバー全員で飲めや歌えの宴会であった。


僕が25年前に働いていたスキーツアーのブーツバッグ。
自分のヤツは使い古して薄汚れているが、このバッグは新品同様。


朝のコロネットピーク。ガンガン雪を作っている。


無風快晴、雪質は良く最高の1日である。

アキさんの子供達もスキーは上手で、一緒に滑っていて楽しい。


トーマスの娘マキと一緒に滑るのは何度目か。
ブロークンリバーデビューはいつになるのか。


バンドのドラムのアキさん、ピアノのマサさん、ギターボーカルの僕と山で一緒に滑るのは初めてだ。


仕事をお昼で終えたカナちゃんが参加。
元スキーインストラクターのアキさんは教えるのも上手い。
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蔵頭アキさん

2020-08-13 | 酒人


酒蔵で働く毎日である。
朝のスタートが遅いので、毎朝その日のお昼ご飯を作る余裕がある。
全黒料理酒をたっぷり使った親子丼が絶品である。
そして仕事へ行くのが楽しい。
働くのが楽しいというのは最高の職場である。
昨日のあのお酒は今日はどんな味になっているのだろう、といった類のワクワクした気持ちの毎日である。
昨日絞った酒と今日絞った酒と明日絞る酒は、同じ酒でも味が違う。
絞ったばかりの時はトゲがあったけど、時間が経つにつれてまろやかになっていく。
逆にその時には旬だった無濾過生原酒が熟成が進みすぎて、普通の味になってしまった、なんてものもある。
そんな変化を味わうことができる仕事なのだ。
とにかく今の全黒は美味い。
今までの酒よりも旨いと断言できる。
ここへきてさらに味も香りも良くなっている。
蔵頭アキさんの酒造りの腕がどんどん上がっているからだ。



蔵頭のアキさんとは、一緒にバンドをやる仲でスキー仲間で飲み友達、三拍子そろったような仲間で、家族ぐるみの付き合いだ。
こういう人と一緒に働いていると気が楽だしそして楽しい。
楽と楽しいは同じ字なんだな。
作る人が美味いと思うものを作るのは、人間の仕事の原点だと思う。
そこには作る喜びと誇りがある。
アキさんの仕事っぷりがまたカッコいい。
僕が見て惚れ惚れするぐらい、いい仕事をしている。
段取り八分現場二分、という言葉通り段取りが良い。
できる男の仕事ぶりは見ていても気持ち良い。



これだけ僕が褒めてるのに、アキさんの嫁さんはと言えば「え〜、本当に〜?そんなことないでしょ」と信じてくれない。
だいたい世の中の女房連中は旦那を過小評価する節がある。
この前だってボスのクレイグが家に来た時に、僕がどんなに素晴らしい働き手か褒めてくれた。
それなのにうちの奥さんときたら「褒めるとつけあがるからやめて!」なんてことを平気で言う。
「当たり前じゃない。あたしが見込んだ男だもの」ぐらいの台詞が出てきても良さそうなものだが、どうやらそうではないようだ。
まあアキさんの仕事っぷりは見事だが、それを帳消しにする失態が数々あるらしい。
それは僕も同じだ。
アキさんの嫁さんが愉快な人で、怒ると「アキさん」から「清水君」へ呼び方が変わる。
「清水君、そこに座りなさい」と静かに言われると「ハイ」と言って正座をしておつむを下げるのだそうだ。
前回のスキーの話でも書いたが、スキーの腕前は一流、ボードの腕は超一流、日本の全国大会に出ていた腕前だ。
ウィンドサーフィンはオーストラリアとかNZを含めたオセアニア大会なんて国際試合に出るレベル。
さらに書道もこなし、全黒の無濾過生原酒とか純米大吟醸のラベルの文字はアキさんが書いた。すごいね。
バンドではヘビメタのドラムをやっていたし、若い時は走り屋で峠を攻めていたし、バイクのレースでサーキットを走っていた時もあったそうな。
あーた、一体全体何者?というマルチタレントが酒を作っている。






蔵にはユーマという若者も働いている。
歳は25歳、僕とかアキさんの半分ぐらいの年で、親父が僕らと同じ年だと言う。
最初から気の合うヤツだったが、仕事中にビリージョエルの唄を口ずさんでいるのを聞いてますます親近感が湧いた。
ヤツの鼻歌に合わせ僕も唄を歌いながら洗い物の仕事をする。
「ユーマ、その唄はビリージョエルの歌で一番好きなヤツだよ」
「いいですよね、この歌」
そんなたわいもないやりとりをしながら仕事をするのが良い。
仕事が早く終わって、暖かい日など三人で蔵の近くのビール醸造所で勉強会をする。
それぞれ違う種類のビールを選んで、お互いに味わう勉強なのだ。



ユーマは全黒に来る前はクライストチャーチに住んでいて、地元のローカルブルーワリーを訪ね歩く行動力を持っている。
自分でもビールを作ってみたいと言い、当然ながらビールの話でも盛り上がる。
仕事を終えた後の一杯はバンドの後の一杯に似ている。
僕にとってバンドとは音楽だけの関係でなく、音楽はもちろんのこと家族やその人の生活を含めた関係なのだ。
今までやってきたバンドも全てそうだったが、バンド仲間は飲み友達でもある。
一緒に酒を飲みながら奏でる音楽が僕にとってのバンドだ。
仕事でも似たようなもので、一緒に良い仕事をした後の仲間との一杯はかけがえのないものである。



そういう一緒にいて楽しい仲間と酒を造る。
和醸良酒の話は以前にも書いたが、和やかな空気が良い酒を醸す。
人間関係でギスギスしていたら、刺々しい酒になるだろう。
そういう意味でも今の全黒は旨い。
さらにさらに今は純米大吟醸なんてものも醸している。
この純米大吟醸が・・・・・・

続く






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8月9日 The Remarkables

2020-08-09 | 最新雪情報
リマーカブルは今年は週末だけの営業。
昨日に続き、アキさん親子、トーマス親子と山で会う。
ただしアキさん親子はスノーボード、トーマス達はスキー、僕はハイクアップと今日はバラバラ。
アキさんのボードの滑りを見て驚いた。
こんな綺麗なカービングができるスノーボーダー、こちらにはなかなかいない。
聞けば、昔は山梨県で一位になったこともあり、スキーよりボードの方が得意だと。
僕がハイクアップしている横を滑ってきたのだが、写真を撮らなかったのが悔やまれる。
それぐらい上手く綺麗な滑りをするのだ、全黒の蔵頭は。
風が強く、雪もあまり良くないので、ハイクアップ1本でお昼を一緒に食べて終了。
でも今日もいい1日だった。


週末だけの営業とあってスキー場は結構な混雑、駐車場もいっぱい。満員御礼である。


自分の他にも歩いて登る人がチラホラ。


賑やかなゲレンデから奥へ。なんか雲行きが怪しいなあ。


レイクアルタまで1時間弱。風も強いし今日はここまで。


ゲレンデは賑わっているなあ。みんなと合流して早めの昼飯を食べよう。


本日のビールセレクション。
アキさん曰く、NZのビールがコロナに睨みを利かせております。
もう最高!



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8月8日 Coronet Peak

2020-08-09 | 最新雪情報
酒蔵の仕事は月曜日から金曜日で週末は休みである。
蔵頭のアキさん親子、そしてテアナウからトーマス親子が来て、1日一緒に滑った。
一人で行く山もいいが、気の合う仲間と一緒にするスキーも楽しい。
コロネットピークは積雪3cm。
新雪の下のベースは硬いがエッジがかかる硬さで、それなりに楽しめた。
アキさんはスキーの腕前もなかなかで、技術選に出ていたというだけあって綺麗な滑りをする。
子供達もこちらのスキー場で鍛えられていて強い滑りだ。
トーマス親子はその晩にアロータウンの家に泊まり、サンマ炭火焼と全黒無濾過生原酒の宵を過ごした。


駐車場からメインの建物まで歩けない距離ではないが、バスに乗せてもらった。


朝のゲレンデ、気温が冷えているのでガンガン雪をまく。


朝のうちにかかっていた雲も晴れてきた。新雪を乗せた山々が美しい。


アキさん親子と合流。毎日酒蔵で顔を合わせているが、今日はスキー仲間の日である。


何本か滑るうちに、トーマス親子も合流。


メインのチェアリフトにはゴンドラもいくつかある。観光客気分でワクワク。


バックボールが開いた。ならば行くしかないでしょう。


アキさんが先に行って様子を見る。どこも同じのようだ。


ではいただきますか。


コースへの戻るトラバースはきびしい。


そしてTバーへ。


子供達をブロークンリバーへ連れていってあげたいな。


オヤジ3人集まれば休憩時はこれ。
1本10ドル、4本で30ドルならば4本でしょう。

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8月2日 Coronet Peak

2020-08-04 | 最新雪情報
酒蔵で月曜日から金曜日まで働いて週末は休みである。
ぐずついた天気だったが、雨が降らないようなので山に向かった。
行く先はコロネットピーク。
ゆっくり上がって、歩いて登って1本だけ滑る。
こんな休日の過ごし方もある。


全黒の蔵頭アキさんが子供を連れて上がってきていたので、登る前に一休み。


スキーツアー、スノーシューの人はこちら、という看板があった。


はるか下の方にスキッパーズロードが見えた。


コースはクローズなので上から滑ってくる人は全くいないのが良い。


スキー場の中なので下りが優先。


リフトの終点まで誰にも会わずに登り切れば、そこはスキーリゾートだ。


さらにそこからスキーをザックに付け、雪のない場所を登る。


メインのチェアリフトの終点までたどり着いた。


リフト終点は観光地と化していた。


一番好きなコース、バックボールは雪不足でクローズ。残念。
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