歴史の町・別府

2011-12-22 00:09:52 | 日記
こんばんにゃ。

昨日は別府で仕事でした。

仕事が終わったあと、どさくさにまぎれて
温泉に浸かって帰ってきちゃったよ。

心が亡くなりそうなくらいに忙しい時期なので
久しぶりの命の洗濯でした。あー、極楽、極楽。




大分在住のA部長にオススメを教えてもらって向かったのは
別府を代表する町営公共浴場、「竹瓦温泉」。

明治時代に立てられた
威風堂々たる立派な木造建築です。

千と千尋の神隠しに出てきそうな
重厚かつ怪しい雰囲気が漂う建物でね。すっごく素敵なの。

気分はすっかりジブリの登場人物になりきって
ドキドキしながらひとっぷろ浴びてきました。



身も心もサッパリしたところで
さて帰ろうかと、別府駅に向かってテクテク歩いておりましたら
駅のほんのすぐ手前、駅前大通りに面したところに
もう一つ、町営温泉がありました。

ここは、大正時代にハーフティンバー様式で建てられた温泉で
これまた違った風情がある。

さっき浸かったばっかりだしな~と、一瞬迷いましたが
別府まで来る機会も、そうそうあるものではないので
ここでもまたひとっぷろ浴びてしまいました。

別府まで、何をしに行ったんだか・・・。(^_^;)




それにしても、別府の町には
明治時代や大正時代に立てられた貴重な文化建造物が
数多く残っています。

保養地として栄えた時代が長かったので
立派な建物が多く建てられたのでしょうが
何より、今まで戦火を免れられたのがすごい。

敵国をして「ここには爆弾落とすのはやめとこう」と
思わせるような何かがあったんだろうね。
外人さんから見ても、よっぽど魅力的な温泉だったのかしらん?




大きな駅前通りも、一本奥に入ると
車一台通るのがやっとのような
昔ながらの細い路地が入り組んでいます。

民家も、教会も、病院も、歴史を感じる建物が
細い路地のあちこちに、さりげなく佇んでいます。

違う時代に迷い込んでしまったかのよう。
ただブラブラと散歩しがいのある町です。

こういう町に生まれ育ったら
明治があって、大正があって、昭和があって、
そして今がある、という歴史の積み重ねを
ごく当然のこととして受け止めて
根を張って生きていくんだろうな、という気がします。

今、NHKで「坂の上の雲」のドラマをやっていますが
別府に生まれ育った人が観るのと
福岡に生まれ育った人が観るのとでは
なじみ方というか、ストーリーを身近に感じる度合いが
きっと違うのでないかと思うわん。




ちなみに七吉は、「坂の上の雲」は怖くて観れない派です。
(観てるだけで自分が殺されたような気がして痛いから・・・)

別府に生まれ育ってたら
もしかしたら、もう少し違う感性になってたかもしれないな~。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
別府生まれです。 (コウスケ)
2011-12-23 12:52:46
こんにちは(・∀・)
実家が別府です。
大学進学で出ていくまで、20年間過ごしました。

竹瓦温泉と高等温泉にはいられたんですね。
僕は入ったことがありません(ノ∀`)

別府にいる時は、温泉にはまったく興味がありませんでした。
建物に関しては、「古くてやだな~、薄暗くて怖い~」という感覚でした(子どもの頃)

日常生活の一部になると魅力はわからないものですね・・・(-_-;)

「坂の上の雲」見てますよ!
内容の感じ方はどうなんでしょうね?
感想を話し合ったことがないので、何とも
いえませんね~(^Д^)
返信する
>コースケさん (七吉)
2011-12-24 08:43:35
あら、別府の出身だったんですね!地元の方は逆に、温泉にはあまり行かないものなのかな。
今度ゆっくり、坂の上の雲の感想、聞かせて下さい。
返信する

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