さすが宮崎

2013-08-25 21:37:03 | 日記
こんばんにゃ。

今日のシルシルミシルは、スシロー特集だったので
ちょうど昨日、スシローに行ったばかりで
相変わらずのコスパの高さに感動させられた身としては
思わず前のめりになって見入ってしまいました。

この土日は、宮崎に帰省してきましたのですぜ。

到着がお昼時だったので
スシローでお昼ごはんを食べようと立ち寄ったところ
12時前に入店したにもかかわらず
何と、10組ものお客様がウェイティング!

国道沿いの大型店舗だったため、開店は割合に早く
待ち時間も15分程度でスルリと入れたのですが
食べ終わってお店を出るときまで
次々とお客様が入ってきて
ずっとウェイティングは途切れないままでした。

ここまでお客さんが途切れないと、逆に不安になってしまいます。
どんだけ飲食店が不足してるのよ。
さすが、陸の孤島・・・!




ここ数日、日本各地で集中豪雨が発生していますが
さすがの陸の孤島は、天候も全然違います。

昨日は、福岡も大分も長崎も熊本も鹿児島も
天気予報は雨マークでしたが
宮崎だけは、あっぱれ晴れマーク。

今日も、九州各地で雨が降っていましたが
宮崎はもちろん晴れ。
さすが、快晴日数1位、日照時間2位を占める
県であります。

先週、また桜島が噴火したので(写真参照)、
風向きによっては、宮崎の方まで火山灰が降り注ぎ
結構大変なことになっています。

車が汚れてるのは当然のこと
家の中まで入ってきて、廊下も畳もザラザラになり
雑巾かけをしたら、またたく間にバケツの水が真っ黒になるくらい
灰被害をこうむっていますが

もっとも、いちいち動揺しているのは福岡県民だけで
地元の宮崎県人は、慣れたるものでいちいち驚いたりせず
「まだ、降ってきたが~。」と平然としています。

豊かな土地に、温暖な気候。
温和で素朴、人の良いのんびり屋さんが多いのが
宮崎県人の特徴なのです。




今年の高校野球では、延岡学園が善戦しました。

決勝戦は、会社の休憩室で、お昼ごはんを食べながらTVで観戦してて
0対3でリードしていたので
これはてっきりもう優勝間違いなしと確信して

「明日から宮崎に帰るんだけど
 地元はすごい大盛り上がりになってるよねー。
 いやー、大変だわー。」
なんて、ウハウハ言いながら午後の仕事に戻ったのですが

ちょっと目を離したすきに、見事に逆転されて
衝撃の逆転負けをしてしまいました。

こういうところも、ツメの甘い宮崎県人っぽくて
憎めないわね・・・。

頑固でコツコツ粘り強い、愛知県民の星、
4000本安打を達成したイチロー神の
ツメのアカでも飲ませてもらわんばー。




「妥協をたくさんしてきたし、
 自分に負けたこともいっぱいあります。
 ただ、野球に関しては、それがないというだけで。」

 (イチロー)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦争を考える8月

2013-08-21 22:10:13 | 日記
 「一国の人々を抹殺するための最後の段階は
 その記憶を失わせることである。
 さらに、その歴史を消し去った上で
 まったく新しい歴史を捏造し発明して押し付ければ
 間もなくその国民は
 国の現状についても、その過去についても、
 忘れ始めることになるだろう。

 (ミラン・クンデラ)





こんばんにゃ。

毎週、会社の朝礼で、「一言スピーチ」の時間があるのですが
先日、上司から「最近読んだ本の紹介」ということで
第二次世界大戦に関する話がありました。

ワタシは、血なまぐさいことは苦手なので
自ら、戦争関係の本を手に取ることなんて、まずありませんが
手当たり次第の濫読月間が続いていることもあり
「だからこそ、手に取って読んでみよう!」と興味が湧いてきて
上司がその本を読み終わったあと、貸してもらいました。




んで、今日ざっと一通り読み終わったのですが
全体的な感想としては
著者のハイトーンかつ好戦的姿勢はいかがなものかと思うものの
教科書では習わなかったエピソードがたくさん載っていて
「へぇ~」と驚くことがたくさんありました。

例えば、東京裁判の話ひとつとっても

・東京裁判は、裁判官11名が全員戦勝国から出ているという
 史上初めての、不公正な国際裁判であった

・原告側の証拠書類約1600点が全て採用されたのに対し
 日本側の証拠書類約2300点は全て却下および未提出扱いになった

・ウェッブ裁判長も、「鬼の検事」と言われたキーナン検事も、
 オランダのレーリンク判事も、フランスのベルナール判事も、
 終了後に揃って「あれは行きすぎだった」とのコメントを発表している

などなど、国際法的に見てどう考えても違法といわざるを得ない
お粗末なものだったそうですぜ。

そもそも、当のマッカーサーさん自身も
帰国後、2回にわたって公の席で
「日本の過去の戦争はすべて自衛のための戦いで
 自分が実行させた東京裁判は間違っていた」
と述懐していたという、衝撃の事実もあるげな。

日本人が知らない日本は
もしかしたらまだまだあるのかもしれませんね。




ちなみにワタシは、0~10歳までの子供時代を、広島市で過ごしました。

毎年8月6日の原爆記念日は、夏休みだけど登校し、AM8:15に全員で黙祷。 
遠足の定番は、平和公園と原爆資料館。

戦争がどんなにむごたらしい災いをもたらすのか、
原爆がどんなに恐ろしい破壊力をもった兵器なのか、
大人になった今も、身体に染み付いています。

でも、あの頃から、オサナゴコロにも感心していたのが
あんなに非人道的な仕打ちをされながらも
罪を憎んで人を憎まず、
アメリカを恨む言葉が聞かれなかったことです。

誰を責めるわけでもなく、誰にへつらうわけでもなく、
過ちの源を「人類」という抽象度に高めて、ただ淡々と
「NO MORE HIROSHIMA!」と、何十年と叫び続けていることを
「これって、もしかして、すごいことじゃなかろうか?!」と
密かにモヤモヤと思っていました。

(もちろん子供だから、日本人の民度などには思い至らず
 「オトナって心が広くてすごいなー!」程度の感動でしたが)




ワタシは、オトナになった今も、生ぬるい性格なので
自分の所属する国が、「昔、悪いことをしたね。ごめんね」と
自ら進んで謝罪と反省を表明するって
とても勇気があって格好いいことだと、誇らしく思っています。

(個人間の喧嘩でも、先に謝る方が
 よっぽど勇気があって格好いいじゃないかい)

(イギリスやスペインやアメリカや中国や韓国やその他の皆様、
 この潔さを見習うがよろしい!)

ただし、ヤクザのカモになってはいけないので
謝ったからといって、卑屈になってはいけない、
客観性と一貫性を持って、毅然とした態度でいる必要があると思います。

幅広い角度から見た歴史を知り
天下国家について、自分の意見を述べれるほどの
教養を身につけたいと願うとともに

天下国家を論じる評論家になるのでなく
そんな自分自身は、勇気と毅然さのある格好いい人間であるかどうか
等身大の鏡を見れる、一個人としての勇気を持っていたいと願う。

そんなことを考える、暑苦しい日本の8月の宵です。

Love and Peace!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

情報疲弊時代のスマホストーリー

2013-08-19 22:18:07 | 日記
こんばんにゃ。

このデータ、面白いですよ。
野村総研が、日本在住の15~69歳の男女個人を無作為抽出で選び
10,000人強を対象にしたアンケート調査、2012年版。
「情報疲弊時代のマーケティングストーリー」

長引く不況からくる生活防衛意識と
「多く持つ」ことにこだわらない価値観変化、
そして情報疲労とが、日本人を消費から遠ざけていて
「シェア文化」「メリハリ消費」「エシカル消費」が
いま世間様を台頭してるんだ、という分析です。

この調査によると、消費者の約7割が
「商品情報が多すぎて困る」と感じているんですってよ。
ほほーぅ。




先日、60代の方から
「長年使ってきた携帯(もちろんガラケー)を
 今はやりのスマホとやらに買い換えたい」という相談を受けました。

その方も、以前に自分でショップに相談に行ってきたのだけど
ショップのお姉さんの言ってる言葉が
分かんないところがたくさんありすぎて
決め切れなかったんですって。

ワタシも、決して情報通信機器に詳しい方ではありませんが
(愛機iPhone3Gですら、3年前から時間が止まったままなくらい)
さすがに、情報難民になりかけの60代に比べると
知識は少しばかりあると言えましょう。

例えば、我々は、ごく常識的な会話として
「アプリをインストールして」なんて、簡単に言ってるけど
耳慣れない人からしてみれば
「アプリって、何よ??」「インストールって、何よ??」
「結局、どこのボタンをどう押せば、何ができるのよ???」と
「何が何だか状態」になるんだろうね。

というわけで、一緒に携帯ショップ数社をはしごして
人生の先輩を相手に、先輩風を吹かせてきましたぜ。ブイブイ。




シニア向けスマホの市場は
Docomoは「らくらくスマホ」
Softbankは「シンプルスマホ」
auは「かんたんメニュー」とあり
機種も、料金プランも、選択肢が極めて少ないのですが
それでもやはり、比較検討しだすと、迷います。

操作手順の簡単さ・タッチパネルの感度・ランニングコスト等から
Softbankの「シンプルスマホ」がいいかなーと迷ったのだけど
LINEやGoogle系サービスが使えないため
先々のことを考えると、いかがなものかなーとも迷ったりして

でもよく考えたら、60代でLINEやってる人なんて少ないわけで
電話で話す相手は、DocomoもSBもauもいるということなので

「月にどれくらい電話をすることがありますか?」「結構あるよ。」
「結構といっても・・・1回あたり3分以内くらいで済みますよね?」「うん。」
「週に2~3回、多くても4~5回程度ですか?」「うん。」
「ということは、月に1時間以内ですね?」「うん。」
「仲間内にLINEを広める気はありませんね?」「LINEって何?」

「・・・分かりました。LINEは不要!通話料金は基本料が最安値のやつ!
 SBのシンプルスマホにします!」

というバッサリ会話の末、結論に達しました。




シンプルスマホは、アプリをインストールすることができないのですが
電話・メール・カメラ・動画・ネットといった、基本的機能に加え
コミュニケーション系であれば、FacebookにTwitterにSMSに、
生活系であれば、電車情報にMAPにCookPadに、
ゲーム系であれば、ナンプレに将棋に麻雀に、
健康系であれば、歩数計に医療情報に健康記録に・・・と
生活するのに充分な機能がデフォルトで備わっています。

迷うほどに、情報に振り回されて選べなくなるし
多分、どのメーカーの機種を買ったとしても
使い慣れるほどに「住めば都」状態になるでしょうよ。

そもそも今までの生活も、無いなら無いで充分済んでいるからね。




 フッテヨシ ハレテヨシ
 ナクテヨシ アッテヨシ

 (竹部 勝之進)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五円玉の向こうに見えるもの

2013-08-16 22:00:19 | 日記
 8月15日
 終戦の日、戦没者を追悼し平和を祈る日。
 旧盆、祖先の霊を祀る日。
 この日は、過去を振り返る日、時間を遡る日。

 けれど、こう思う。
 たとえ、過去に思いを馳せたとしても、
 その思いを馳せている自分は、
 どこまでも今現在の自分、私。

 それは、未来も同じこと。
 この今の自分が、未来をどう想定するかを決める。
 
 さあ、問いかけて。特に、人は肝心ですね。
 なぜなら、それで人生の質や運が違ってくるから。

 あなたが、今、逢いたい人は誰でしょう?
 今、共に時間を過ごし学びを深めたい人は誰でしょう?

(やました ひでこ)






こんばんにゃ。

先日、とある馴染みの飲食店に行ったときの話です。

ちょうどその時は、お客さんがほとんどいなくて
お茶をひいていたときでした。

いつものカウンター席に座って、ふと厨房を見てみると
偉い料理長から、若手見習い君まで、スタッフ全員で
五円玉をゴシゴシ磨いているのです!

一体ナニゴト?と思い、女将に聞いてみると
まさに見たまんま、「五円玉磨き」のお仕事でした。




そのお店は、お会計を済ませて帰るお客様全員に
金銀の水引を結んだ五円玉を、お土産に下さるのですが
その、お土産用五円玉を
せっせこ皆さんで作っていらっしゃるのでした。

磨き方を聞くと、それがまたすごい。

まず、大きなザルに、五円玉たちをドサーッを入れて
洗剤でワッシワッシとかきまぜて表面の汚れを落としたあと
ウスターソースにしばらく漬けておくんですって。

何がどういう理屈なのか分からないけど
五円玉をウスターソースに漬けておくと
表面の汚れが浮き上がってくるそうです。(カソウケン的トリビアだ)

んで、もう一回、ウスターソースから取り出して
洗剤でワッシワッシと洗ったあと
一つずつ手作業で、歯ブラシでもって磨いていくのです。

ワタシがちょうど見てしまったのは、最後の歯ブラシ作業の工程でしたが
大の男たちが、小さな五円玉を相手に
一枚一枚丁寧に、わずかな凸凹の部分をピカピカに磨いているのです。

この飲食店、特に冬場はかなりの繁盛店なので
ワンシーズンで8,000枚(!)の五円玉が配られるため
夏のイマドキから、コツコツと作りためているんですって。

しかも、感動的に美味しい料理を作る
一流の板前さんたちが
手が空いたときにコツコツと
こんな賽の河原を積むような仕事をしているとは。

気が遠くなりそうよ・・・(唖然)




何も、板前さんにこんな仕事をさせなくても
どうしても五円玉磨きが譲れないのであれば
掃除のパートさんとか、他にもお願いできるスタッフは
たくさんいるでしょうにと思うのですが

やっぱり、日々、一流の食材と向かい合っている
芸術家肌の職人さんが磨くのと
おおらかなパートのおばちゃんたちが磨くのでは、全然違っていて

パートさんに磨いてもらったのは、あちこちに細かい汚れが残っていて
とてもお客様に出せるような代物ではないので
たとえ人件費がかかっても
一流の仕事人に、五円玉磨きの仕事も任せたいのだとか。(女将談)

人によっては、五円玉のお土産をもらっても
「こんな昭和レトロなお土産、どうしようもないな~」と
持て余している方もいらっしゃるかもしれません。
「いっそ、いらない」という方もいらっしゃるかもしれません。

こんなにささやかで、微妙なお土産に対して
こんなにもの手を間暇がかかっているなんて
きっと誰も知らない。とことん日陰の仕事ですね。

費用対効果だのレバレッジだのが重視される世界では
真っ先に「事業仕分け」されそうなオシゴトですが
でも、こういう「目に見えない細部に目をかける」ってこと
実はとても大切なことのような気がします。

その話を聞き、あらためて五円玉をまじまじと観察してみると
「たわわに実る稲穂を、繊細に浮き彫りにした、黄金のコイン」って
豊葦原の瑞穂の国を流通する貨幣として
素晴らしく上質で象徴的なものね・・・(しみじみ)。

日頃、大雑把に、正確さよりスピード&効率重視で
バッサバッサと仕事をしているワタシには
考えさせられるところの多い出来事でした。




んで、なぜこんなプチいい話をご紹介したかというと
五円玉を一生懸命に磨いていた料理長
昨日一緒に、飲みに行ったのです。
(もちろん二人きりではなく、女将と3人でですが)

2軒目にはしご酒した「酒一番」にて
終戦記念日だというのに、安酒場で一人で陽気に飲んだくれている
90歳近い帰還兵のオジイチャマから
なぜかビールをゴチになったのも、不思議といえば思議なご縁ですが

料理長とも、初めて言葉を交わした出会いから、約1年弱。
ゆる~く五円・・・もとい、ご縁が続いています。

いまだに、聞きたかったことは、何一つ聞けずじまいですが
もはやノープロブレム。

賽の河原のような五円玉の山を、延々と磨き続けるほどの
集中力や根性や鋭敏さなどと対岸に生きてる身にとっては
「世の中には自分と違う人がたくさんいる」という当たり前のことを
身近に温度で感じてるだけで、結構楽しいのよん。




 キツネは黙って、ちいさな王子を長いあいだ見つめた。
 「おねがい. . . おれをなつかせて!」キツネは言った。

 「ぼくもそうしたいよ」ちいさな王子は答えた。
 「でもぼくにはあまり時間がない。友だちを見つけなきゃならないし、
  知らなきゃならないことも、たくさんあるんだ」

 「なつかせたものしか、知ることはできないよ」キツネは言った。
 「人間たちにはもう何かを知る時間がない。
  かれらは店でできあがったものを買う。
  でも友だちを売る商人はいないから、人間たちには友だちがいないんだ。
  もし友だちがほしければ、おれをなつかせて!」

 「どうしたらいいの?」ちいさな王子は言った。
 「辛抱がとても必要さ」キツネが答えた。

  (星の王子様(訳:宮之森 恭太))
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

このお盆、南米に行ってきました。

2013-08-14 20:37:47 | 日記
タイトル、いきなり盛りすぎました。ごめんなさい。

お盆の中日、今日も総合図書館へ10冊交換コースに行ってきました。

せっかく百道まで出たついでに
前々から気になっていた、福岡市立博物館で開催中の
「インカ帝国展」に立ち寄ってきましたのでがす。

ちなみに、大人は入場料1,300円ですが
な、なんと!!
ウエストカードを提示すると、1,000円になります!!

 #店舗では10%引きなのに
  インカには倍以上の割引をするなんて
  どんだけインカ好きなのよ、ウエストさん・・・

ありがたいサービスなので、浮いたお金で音声ガイドを借りて
インカ帝国の盛衰の歴史を
思う存分に堪能することができました。Thanks!

やっぱ、音声ガイドがあると、いいもんだね。

例えば、水差しや杯や服などが
ガラスケースの中に、重々しく陳列されているのを見ても
普通だったら、解説文を読んでさっさと通り過ぎるところですが
音声ガイドがあると、目と耳の両方から同時にじっくりと鑑賞でき
ゆっくりと当時の生活に思いを馳せることができます。




インカ帝国は、14~15世紀に南米で栄えた国です。
激しく傾斜する森林帯にも
カミソリの刃の一枚も入らないほどの精密さで
石造りの巨大建築物や巨大石垣を打ちたてることのできる
高度な文明を持っていました。

それなのに、文字を持たず、鉄も使わない。
そんなことってありえるのかね?(←ありえてる)
謎に満ちた、興味深い国です。

今回の展示会の見どころは、
保存状態がよくて眼球まで残っている少女のミイラをはじめ
たくさんあるのですが
ワタシが一番感動したのは、世界初・地区全体を赤外線調査して作成された
空中都市・マチュピチュの、3Dスカイビューシアター!!

海抜2,500mの断崖絶壁の上に創られた
神秘のベールに包まれた天空都市、マチュピチュ。
スペイン人の征服をまぬがれながらもなぜか
人知れず数百年の長い眠りに入った雲の上の廃墟、マチュピチュ。

このマチュピチュを、
歩く人間の視点で、石を這う虫の視点で、空を舞うコンドルの視点で、
現実とほぼ変わらないほどリアルに、旅することができるのです。
(あまりにすごすぎて、3回も観てしまった)

マチュピチュは
以前から行ってみたいと思っていた場所の一つでしたが
涼しい施設内で、高山病のリスクもなく、ドラマチックに体験できたので
もう、わざわざ現地まで行かなくても大丈夫。
いやー、よかったよかった。




コロンビア・エクアドル・ペルー・ボリビア・チリ・アルゼンチン・・・
気が遠くなるほど、広大で、美しく、神聖な、大帝国を
充分に満喫させていただきました。
(図書館のついでに。しかもたった1,000円で・・・)

さーて、今年の長期休暇はどこに行こうか。

南米の次は、北米にでも行こうかね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ペシャワールとカナエール

2013-08-14 10:13:16 | 日記
そういえば昔、「ルミにエールを、ルミエール!」ってCMがあったよね。
今でもあるのかしら。福岡県限定なのかしら。
別にいいけど・・・。




まずは、ペシャワールの話から。

先日、中村哲医師の講演会に行かせて頂きました。

中村Drは、「ペシャワール会」という非政府組織の代表をされていて
アフガニスタンの干ばつの大地に、用水路を拓いている方です。

本職は、神経内科のお医者さんなのですが
アフガニスタンに派遣され、ハンセン病等の現地医療に取り組むうちに
干ばつ→飢餓→病気の蔓延・治安悪化・犯罪や戦争、という
負のスパイラルに気づき

「100の診療所を建てるより、1本の用水路を引くことが重要だ!」

ということで、独学で治水工事の知識を学び
現地の人たちの音頭をとって、用水路をアフガン各地に作っているのです。

講演会では、現地の写真をスクリーンに映しながらのトークでした。

bofoerは、用水路が作られる前、
草の一本すら生えていない、砂と石ばかりの荒涼とした砂漠だったのが
afterはたった7年後、
工事後の砂漠は、見事な緑の大地に生まれ変わっていて
用水路には滔々と豊かな水が流れ、川べりには柳の木が並び、
見渡す限り、地平線の向こうまで一面の緑の畑が続いているのです。

あまりに美しく生まれ変わった、その写真を見て
感動のあまり、目から塩化ナトリウム水溶液が止まらんかったっすよ・・・。(T_T)

ちなみに、会のサイトはこちら
せっかく素晴らしいことをやっているのに、サイトはやたら怪しさ満点です。
wikiの記事を読んでもらった方が、よほど信用できるかも)

Webには上げられていませんが、情報公開もきちんとされていらっしゃいます。

今ワタシの手元には、2013年7月号の会報があるのですが
2012年度の会計報告および、過去20年の事業規模推移も詳細に記載あり
一般会計のほとんど全ては、会費および寄付金に頼っています。

その額、何と、年間約3億YEN!!

任意団体なので、税控除の対象にすらならない寄付なのに。
日本とあまり接点の無い、中近東の怖いイメージの国なのに。
すごいことでないかい!!
感動のあまり、ワタシも脊髄反射で会員になってしまいました。

福岡にお住まいの、一人の人間が立ち上がって
こんなにも圧倒的な仕事ができるなんて
人間って本当に大きな力があるのね・・・。
中村Drの誠実なカリスマ性と、賛同者の抽象度の高い共感性に、乾杯っ!!




そして、続いてカナエールの話。

ボランティアの意識が高い某友人(狂犬)から
「カナエール福岡2014」というイベントを紹介されました。

こちらは、親の虐待などが原因で、児童養護施設で育った子たちの
自立を支援する集まりです。

彼ら彼女らは、18歳で施設を退所しなくてはいけないのですが
18歳の子どもが、一人ぼっちで
生計を立てて生きていくのは至難の業です。

ここで大切なことは
大学進学等へ奨学金を提供するといった、金銭的支援だけでなく
メンタル面での支援も欠かせないということ。

生きる希望・将来の夢を引き出し、
複数の大人たちが個人的長期的人間関係を築いて応援する、という
支援も行っているそうです。

素晴らしい取り組みだね!!
このNPOの理念には、心から賛同します。
先日からお母さんスイッチONなので、キュンキュンしちゃうわ。

んで、「カナエール福岡2014」というイベントを開催するそうなのですが
サイトは、こちら

こちらのサイトも、怪しさがただよってて
・収支は公開されるのか?
・3つの開催条件というのは、誰が誰に対して設定したのか?
・子どもの支援そのものより、イベントありきになっていないか?
・開催できなかった場合の寄付金は、誰のものになるのか?
などなど、言い出せばきりがないほど謎だらけですが・・・。




ということで、今週末開催の、プレイベントを告知しときます。

「カナエール福岡2014」のPRを目的に
講演会イベントを開催されるそうです。

【日程】2013年8月18日(日)
【時間】14:00~16:00(16:00~交流会)
【会場】あいれふ(福岡市中央区舞鶴2-5-1)
【会費】無料
【詳細】http://kokucheese.com/event/index/100385/

ちなみに、講演者のお一人、濱村美和さんは、
女性らしいたおやかさの内側に、凛々しさを秘めた、格好いい女性です。
彼女の話を聞くだけでも、充分なメリットはあるかと。

お時間とご興味のある方は、ぜひ行ってみてね!




 NPOの給与(ミャンマー医療支援派遣)は
 診療所の開設資金に回し
 食費は栄養失調の子どもたちの給食に充てました。

 無私の活動ではありません。

 私には、人を助けるのは中目標で
 その向こうに、自分の人生を質高く生きるという大目標があります。

 人助けを最終目標にすると傲慢になり、長続きしません。
 何もかも手放して断崖に立てば、すばらしい景色が見えるのです。

 (NPO法人ジャパンハート代表 吉岡秀人)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新陳代謝な日

2013-08-11 22:01:43 | 日記
こんばんにゃ。

今日は、ちょっと早めの帰省&墓参りを済ませ
5年ぶりの献血に行ってきました。

(大きな身体に、血が充分に行きわたらないのか
 普段から、下は50・上は90、という低血圧番長です。
 献血なんて、失神をかけた勇気あるチャレンジなのよ。)

血流ポンプが弱いからか、採血もやたら時間がかかってしまったり
体温が下がりすぎて、タオルケットを3枚もかけてもらったりと
忙しい看護師さんたちの手を何かとわずらわせた挙句に

採血終了後に血圧を測られると、案の定下がりすぎていて
「ベッドから降りる前に、これを飲んで下さい。」と
アクエリアスを手渡される始末。

女性は、毎月いやおうなしに身体の血が入れ替わるので
血液の新陳代謝はちゃんとできている気がしていましたが
たまにはこんな強制的な代謝もよいかも。

フラフラしながらも、プチ一日一善の達成感を味わいました。




そういえば、今日はケータイも新陳代謝したのです。

愛機であるiPhoneの3G、
購入以来、バージョンアップどころか
一度もPCに繋いですらいないということを思い出し
数年ぶりに繋いでみたら
ありとあらゆるものが初期化およびバージョンアップされてしまい

途中で止めることもできず、恐れおののきながら見守っていたら
LINEやTwitterをはじめとする様々なアプリが
見事に消されてしまいました。

新陳代謝、しすぎっ!!(-_-;)




これらのアプリを入れ直すには
クレジットカードの設定が必要です。

ご存知の方はご存知の通り
ワタクシ、クレジットカードに対して
嫌悪感と言ってもいいほどの抵抗感を持っています。

(クレジットカードなんて、死ぬまで持ちたくないと思っていましたが
 所属している会社の令で、強制的に作らされ、実は持っています。
 使ったことはもちろんほぼありません。
 空港の有料ラウンジでビール飲むためにしか・・・)

今回、クレジットカードの番号を入力しながら
「ところで、なんで自分はこんなに抵抗感を持ってるんだろう?」と
改めて考えると、出てくる出てくる、いろんな理由。

飛行機が飛ぶのと同じくらい
「目に見えないお金」ってのが信じられないので
てっきりそれが理由だろうと思っていて
それ以上あまり深く考えることがなかったのですが

腰を据えてじっくり考えてみると
出てくる出てくる、いろんな理由。

これを機に、この感覚も、新陳代謝させようかしらん。




これは、クレジットカードへの感情を新陳代謝させるというだけでなく
価値観やセルフイメージをバージョンアップさせるという
結構根深い問題なのよ。

細胞が日々生まれ変わるように、意識も日々成長させていくのダ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

揺さぶる読書習慣

2013-08-08 07:03:43 | 日記
おはよーございナツ。

昨日は、定期採用の最終面接でした。

一次面接、二児面接、交流会イベント・・・等々
会ってお話しする機会も積み重なると
すっかり情が湧いてきてしまい

20歳前後の若者たちに対し
すっかり気分はお母さんスイッチONです。

ほぼ全員に内定を出してあげたいけど
そういう訳にもいかないのがシューカツの苦しいところ。

面接の合否は、神のみぞ知るですが
合格になっても、不合格になっても、入社しても、辞退しても、
お母さんは、ずっとあなたたちの幸せを応援してるからね~!




さて、最近は、定期採用も中途採用もひと段落ついてきて
定時でサクッと会社を帰れる日が多くなっています。

週末は土日ともノビノビ休めるので
図書館に通っては、最大限(1回あたり10冊)まで
借りる返すのを繰り返すのが、最近のお気に入り。

行きのバスの中で、慌てて読み終わることや
読み終わらないままに返却することもしばしばですが
「読み終わったら返そう」なんて思っていると
ついダラダラとなりがちなので
「1週間!」と期限を決めて、生活パターンに組み込みました。

毎週そんなことをやっていると
いくら蔵書数の多い図書館であっても
自分の興味のあるカテゴリーの本は
すぐにネタが尽きてしまうので

全然興味もへったくれも無い本も
手当たりしだいに借りてくるようにしているのですが

おかげで、野球やゴルフやといった
世間話のネタになりそうなことだけでなく

留袖と訪問着の違いといった、着物に関する教養や
庭にウッドデッキを自作するといった、DIYに関する技術や
インディアン居住区の歴史といった、よく分からない知識まで

やたらカオスな雑学王になりつつあります。
(忘却力の高さはご愛嬌)



それにしても、興味の無い本を読むのって、興味深いね。

これらの雑学が生かせるシーンは、多分ほぼないと思いますが
「世の中は、もっとずっと広くて
 自分は世の中のほんのひとかけらしか知らないんだ」
という当然のことを思い出すのは
実は密やかな快感だったりします。

思考回路も、生活習慣も、人間関係も、
年齢とともに固まってきがちだから
自分で自分に揺さぶりをかけるのだ。




 ずっと無職のまま公園で暮らしている人、
 もちろん、デンマークにもいますよ。

 でも、みんな、そんなに大きな心配はしていません。
 だって、普通に考えて、それが多数になることはないでしょう。
 そういう生活はいずれ飽きてしまいますから。
 人生は一度しかないのですから、いろんな経験をした方がいい。

 デンマーク人が定期的に仕事を変えたり、副業をしたりするのは、
 ずーっと同じことばかりしていると飽きてしまうからですよ。

 (イェンス・イェンセン)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする