政治とカネ、といえば

2024-10-28 20:38:04 | 日記






昨日の参議院選挙、行かれましたか?
ワタシは行きましたYO。

前回のプログで記載の通り
立憲民主党に入れてきました。

(略名の「民主党」と書くと
 立憲民主党と国民民主党で
 票が按分される、という
 謎ルールがあるの知ってた?!)


そして、いざ選挙結果のフタを開けてみると
まさかの、衝撃的な自民党大敗でしょ。

マイノリティな野党に投票したつもりが
意外にマジョリティな選択になってて
こちらもおどろきでした。

どうやら
「政治とカネ」問題で
自民党に愛想を尽かした国民が
立憲民主党へ流れたみたいで

福岡2区においても
稲富修二氏が、あの鬼木誠氏を抜いて
1位で当選したので(←初めてのこと!驚)
中央区民もほとほと愛想を尽かしちゃったのかな。


(理解できない国民がバカ、って
 ディスってるように聞こえるwww)





ところで、「政治とカネ」といえば
気になる団体がありますの。

団体の名前は、「福岡県宅建政治連盟」。

オフィスを構えているのは、吉塚~馬出あたり。
県庁や県警本部の近くです。

ググったらいろいろ出てくるので
詳しくは団体のサイトを
見ていただきたいのですが
団体の基本理念は
「会員(宅建業者)が営業しやすい環境を作ること」
だそうです。

トップページには
今回の衆議院選挙の方針ページへの
リンクが貼られていて
全力で自民党を推しています。

不動産業界から与党への政治献金・・・。

壮大なスケールの「政治とカネ」の匂いが
プンプンしますね・・・www




なお
この「福岡県宅建政治連盟」の
オフィスが入っているのは
「福岡県不動産会館」というビルです。

「福岡県不動産会館」というのは
どこかの会社が所有する建物、というより
実は、会社そのものでもあるのです。

そう。

「株式会社福岡県不動産会館」という
法人が存在するのです!

会社の定款を見ると
不動産業のほか
貸金業、生保・損保業、福利厚生事業、等々
幅広く手がけているようでした。

いろんな匂いがプンプンしますね・・・。www




ちなみに、「政治とカネ」問題でいうと
別に、自民党だけがズブズブなわけでなく
立憲民主党も、公明党も、共産党も、他の政党も
それなりにズブズブなんじゃないかと思います。

各政党の皆様におかれましては
今回の自民党惨敗を、他山の石として
使途不明金の少ない
透明性の高い収支をもって
政治に取り組んでいただきたい!

不動産業界の皆様におかれましても
国民からダークなイメージを持たれないよう
信義誠実の原則にのっとって
クリーンなビジネスを行っていただきたい!

とても難しいことだと分かっているけど
そう願わずにはいられません。

10年か、20年か、
もっと長い時間がかかるだろうけど
少しずつ、理不尽な経済格差や情報格差が
是正されていくといいね。





.




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選挙どうしよう

2024-10-26 06:52:28 | 日記

明日は、衆議院選挙!

一庶民が、わざわざ投票所まで行き
一票を投じたからとて
ハチドリのひとしずくにすらならず
何も変わらないのは重々承知だけど
もはや、意地だな。

ワタシは、もはや自分のため
大人としての矜持を守るため
選挙には毎回ちゃんと行ってます。

えらいぞ!(拍手👏)




しかし、それでも。

誰に投票するか?は
毎回悩んでしまいます。

特定の政党に肩入れしていないので
毎回フラフラと一貫性のない投票に
なってしまってるんだよね。

そこで、今回使ったのが
衆院選2024ポートマッチという
朝日新聞と東大研究室がやってるサイトです。

憲法改正、消費税、原発、経済政策、
軍事防衛、夫婦別姓、少子高齢化、、、

21の様々なテーマの質問に答えると
自分の信条に一番近い政党が分かるという
スグレモノです。




それにしても、たった21問といえ
答えるのは、結構難しかったYO。

夫婦別姓、同性婚、原発、憲法改正、
みたいなテーマであれば
はっきりした賛成・反対を回答できるけど

「社会福祉などのサービスが悪くなっても
小さな政府の方がよいか?」

「経済競争力を多少犠牲にしても
社会格差の是正を優先すべきか?」

「中国を、脅威ととらえるか?
パートナーとしてとらえるか?」

・・・なんて質問は
改めて聞かれると、答えづらい💦

それでも
必ずいずれかの選択肢を選ばなくては
アンケートの結果に辿り着かないので
迷いながらも、答えましたよ。




そしたら、結果がこちら。



立憲民主党かぁ。。。

「政権交代こそ、最大の政治改革」なんて
手段が目的化したことを
堂々とキャッチコピーにしてる党に
入れるのは、ちょっとねぇ。。。




なんかモヤモヤする結果になったため
立憲民主党をはじめとする
各政党のサイトを
じっくり読んでみましたが
やっぱり、どこも
いまいちしっくりきません。

あらゆるテーマにおいて
100% 自分の価値観に合う政党なんて
ありえないのだから
どこかで折り合いをつけるしか
ないのですが。。。

でも、そう考えると
アメリカの大統領選ってすごくない?!
選択肢が2つしか無い、究極の選択なのに
あそこまで熱狂的にのめりこめるなんて。
(アメリカ人の国民性って
 極端なのかしらん?)




◯◯党のエネルギー政策に0.5票、
◆◆党の日米安保方針に0.3票、
△△党の子育て支援に0.2票、
といった具合に、フレキシブルな意思表明が
できたらいいのになー。




 やむにやまれぬ 人生は綱渡りだ
 選ぶつもりで 選ばされる手品だ

 (中島みゆき)






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アイがフレイル

2024-10-21 20:21:21 | 日記
先日、地下鉄に乗っていたところ
「アイフレイルに注意!」
という吊り広告が目に入りました。

ちなみに、「フレイル」という言葉は
聞いたことがありますでしょうか?

要介護状態になることを予防するために
よく使われる言葉で
要は「病気未満」な状態のことです。

「フレイル」なら、割とメジャーな言葉ですが
「アイフレイル」なんて初めて聞いたぞ?!と
よく見てみると
広告主は、公益社団法人日本眼科医学会。

要するに
 ・疲れ目
 ・しょぼしょぼする
 ・夕方見づらい

などいった状態を「アイフレイル」と名付けて

「こういう状態が発生してきたら
 早めに眼科を受診しましょう!」

呼びかける広告だったのでした。

疲れ目、しょぼしょぼ、夕方見づらい、なんて
40才過ぎたら、もれなく全員がそうなるわ!(怒)

健康な人間を、何とか患者に仕立て上げようと
あの手この手で新しい概念を生み出しているんだなと
呆れるやら、驚くやら。

なんかもー、ヤな感じ!😡




ちなみにワタクシ
数ヶ月前に、はじめて老眼鏡を作りました。

パソコンに向かって仕事をするときは
老眼鏡をかけた方が、文字がよく見えます。

でも、視野が狭い上
すぐに目が疲れてしまうので
正直、あまり使っていません。

とはいえ、老眼鏡をはめていないと
無意識のうちに、眉間にシワを寄せて
目を細めて、画面を凝視してしまっていて

同年代の同僚から
「怖い顔になってるよ!」と注意されて気づき
慌てて眉間と目を開く!💦ということを
しょっちゅうやっています。

#でも、目を見開いて眉間を伸ばすと
 今度はおでこにシワが寄ってしまうのが
 ナイスミドルあるあるwww


そうこうしているうちに
「パソコンの文字を大きく表示すれば見やすい」
という、当たり前の事実に気が付き
今は、パソコンで作業するときは
表示拡大にて対応しています。

なので、老眼鏡はもっぱら
紙の本や資料を読むときだけにしか
使わないようになりました。

「老眼鏡」を「リーディンググラス」と
格好いいカタカナに
置き換えて呼ぶ人のことを
「ツヤつけとんしゃー」と
半ばバカにしていましたが

いや、事実、
リーディングに使うグラスだな・・・。😅




眼科も、美容形成外科も、
いろんな診療科目の医療機関が
あの手この手で、人の財布を開かせようと
不安をあおってきます。

それが、医療業界や製薬業界の
常套手段なのですが

衛生も栄養も整った国で
大きな病気になることもなく
戦争で若死にすることもなく
順調に年を重ねられているのだから
「老眼になれる」というのも
ある意味、寿ぐべきことだよね。

これ以上、若さに執着しなくても
あるもので間に合わせながら
ほどほどな毎日を送れてるなら
上出来の人生じゃん。

そこそこ健康な人間まで客にして
これ以上医療費を増やして
若い世代にツケを回すのは
マジでやめてほしいわ!と
改めて思わされた出来事でした。
(😑プンスカ)






(へぃ、らっしゃい!)





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思えば遠くへ来たものだ

2024-10-12 14:50:49 | 日記
実家を、しまうことになりました。




実家の場所は、福岡県の外れの方です。

当時40代だった両親が
頑張ってローンを組んで買った
憧れの一軒家マイホーム。

購入当時から、年季の入った感がパない
オンボロ中古物件でしたが
田舎なので、唯一の取り柄は広いところ。

両親と、子ども3人と、
父方・母方の祖母を2人とも引き取り、
庭では雑種の中型犬も飼い、
みんなで賑やかに暮らしていました。

それから、時の流れとともに
父が亡くなり、
祖母たちが亡くなり、
子どもたちは巣立ち、
犬は他の人にもらわれ、、、

今は、実家は人に貸していますが
齡八十を迎える母が、終活のため
とうとう手放すことを決めたのです。




普通の人にとって
家を買ったり売ったりといったことは
人生に一度、あるかないかくらいなので
分からないことだらけでしょう。

ましてや、高齢の母にとって
遠方の不動産屋さんとやりとりするのは
荷が重い仕事です。

そこで、反抗期継続中ではありますが
不祥の娘のワタクシが、代わって
実家じまいをすることになったのです。




まずは現地を見ないことには始まらないので
今日、久しぶりに実家へ行ってきました。

おそらく四半世紀ぶりくらい?!
ドキドキ!

駅の周りは
アパートやマンションが増えていましたが
基本的には、のんびりした田舎町です。

昔の面影が残る場所も多く
Googleマップを確認するまでもなく
足が場所を覚えていて
駅から徒歩15分の距離も
迷わず辿り着けました。






久しぶりに見る実家は
相変わらず、年季の入った感がパない
ショボいあばらやでした。

でも、いざ建物を前にすると
当時の記憶があふれてきます。

2階の南側が、ワタシの部屋。
友達を呼んだりしてたな。
みんな元気にしてるだろうか。

隣は、弟の部屋。
イキがりたいお年頃で
屋根の上でタバコ吸ってたな。

お婆ちゃんたちは、1階の南北両側に
離れた場所に自室を与えられたけど
やはり同居している以上は
小さなイザコザもあり
都度、オカンが板挟みになってたな。

夜中に勝手口から家をそっと抜け出し
夜遊びしていたのが親にバレて
明け方、仁王立ちで待ち構えていた親から
ビンタをくらったこともあったな。

車庫の端っこは、ワタシのバイク置き場。
初代はSUZUKIのGSXに乗ってたけど
AX-1を経てXLRに乗り換えたんだった。
勝山の林道でコケた時は、死ぬかと思ったわ。

みんなで庭でバーベキューもしたね。
飼ってた犬に捧げる歌を、即興で作り
ギターをかき鳴らし、歌ったりもしたし。

犬は、ジュンという名前のメスでした。
秋田犬の血が混ざった雑種で
眉間にシワを寄せた上目遣いが決めポーズ。

朝晩のジュンの散歩は
主に父が担当してました。
歩きながらビールのロング缶を1本ずつ空けるのが
朝晩のルーティーンでした。

父と弟が、居間で
殴り合いの喧嘩をしたこともあったわ。
ワタシは弟の味方で
弟が勝ったときには父ザマァと思ったけど
今考えると、父が可哀想だったな。

父はなぜかパンツを履かず
越中フンドシ派でした。
物干し竿でフンドシが風になびいているのが
年頃の娘には、ものすごく恥ずかしかった。




・・・
思いがけず、すっかり忘れていた
些細な景色の一つひとつが
奔流のように込み上げてきて
しばし立ち尽くしてしまいました。




頭を振ったらカラカラ音がするくらい
パッパラパーなアホ学生だった娘が

今や、すっかり世慣れた大人になって
お父さんが買った家の
価格交渉をしようとしているよ。

ずいぶん遠くへきたものだ。





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残り続けるオジイサン

2024-10-08 20:22:48 | 日記



先週末、パナソニックの美野島工場で
町内会の秋祭りをやっていました。



これまでは毎年
公園で秋祭りをやっていたのですが
今年は、パナソニック工場の厚意により
場所を貸してもらえることになったようです。

なんせ、一般企業の敷地内。

もちろん普段は
関係者以外は立ち入り禁止の場所なので
ワタシも今回初めて中に入りました。

そしたら・・・

ものすごい素晴らしい空間でした!!!💖

感動的なまでに美しく手入れされた芝生!!!

ほどよく木々が配置された、広大なお庭!!!

いやはや、素晴らしい場所で
素晴らしい秋祭りになりましたわ・・・。




そして、広場の奥、建物近くの一等地には
松下幸之助翁の巨大な銅像がありました。



夜はライトアップできるよう
足元には、立派な照明も備え付けられていて
さすがパナソニック・・・と
いろんな意味でビックリしました。




この銅像を見て、ふと思い出した
怖い話をご紹介しましょうか。

ジェレミ・ベンサムという
19世紀のイギリスの学者さん。
功利主義の創始者として
当時の行政法に影響を与えた方がいます。

84歳で亡くなる直前まで
世界的に有名な大学である
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンにて
教鞭を取られていました。

亡くなる直前まで
大学の会議に参加していたのですが、
自らの死期が近いことを悟り
それでも、功利主義の創設者として
影響を与え続けたいと思ったんでしょうね。

「死後は、自分の死体をミイラ加工して
 いつもの服、いつもの杖を身につけさせて
 大学に保管しろ。」

「会議時には、それを議長席に座らせろ。」


という遺言を残して旅立ったそうです。




高い地位と大きな権力をお持ちの方だったので
大学側も、遺言書通りにせざるをえず
会議時には、ミイラを議長席に座らせて

議事録には
「ジェレミ・ベンサム氏は
 会議には出席すれども発言せず」

と、ちゃんと記載していたそうですよ・・・。

ミイラの写真もwikiに載ってるから
お好きな方は見てみてYO。




どうですか・・・。
すごい話でしょ。

21世紀の今となっては、大学側としても
そんな気持ち悪いことは
さすがにやってないと信じたいけど
どうなんでしょう・・・(ドキドキ)

「老いてなお」どころか、「死してなお」
名誉や権力にしがみつこうとする姿は
滑稽を通り越して、もはやアッパレwww

以上、ちょっとしたトリビアのご紹介でした。






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似顔絵は難しい

2024-10-02 07:58:35 | 日記


「僕に似顔絵を描かれた人のほとんどが
 怒っていると思いますよ。」

(山藤 章二)





政治家や芸能人の似顔絵で有名な
イラストレーター、山藤さんのお言葉です。

顔の特徴的な部分をデフォルメして
失礼とユーモアのギリギリのラインを
攻めにいくブラックさが結構好きでした。

ご冥福をお祈りいたします。




さて。
先週末、PayPayドームで
リレーマラソンがありました。

1周2kmの距離を、10人でタスキを繋ぎ
20km走るというものです。

今年も、ワタシが勤める会社からは
体育会系な社員ら2組が参加して
ワタシは、去年に引き継ぎ
うち1組の監督の座に就任しました。

指導育成なんて、できるどころか
10mも走ったらアキレス腱が切れるくらい
たるんだ中年のくせに。。。

要は、ベテラン世代ゆえに
監督という座に祀られているだけで

ワタシがやる仕事はというと
チームTシャツを作るため
メンバー全員の似顔絵を描くことです。

(かなり大規模な大会なので
 確実にタスキを渡すためには
 お揃いのユニフォームが必須なの)





それにしても
政治家や芸能人を描くのならともかく
毎日顔を合わせる職場の人、
特に、若い女子を描くのは
ホント難しい!!!💦

メンバーの中には
20〜30代の女子が、6人いました。

みんな可愛い子たちばかりなのですが
それぞれに
吊り目、離れ目、一重、丸鼻、
出っ歯、エラはり、受け口、など
少しずつ個性があります。

もちろん可愛らしく描くんだけど
それらの個性を、多少は盛り込まないと
似顔絵になりません。
(でないとみんな同じ顔になっちゃう)

出来上がったイラストは
「上手いー!」「似てるー!」と
みんなから高評価を頂いたのですが
褒められるほどに、内心ドキドキ。

描かれた本人としては
「やっぱり私、出っ歯と思われてるんだ・・・」
「エラは私のコンプレックスなのに・・・」
「あの子より、私は不細工に描かれてる・・・」

といった風に

笑顔の下ではこっそりと
凹んでたり、傷ついてたり、
してるんじゃないかと心配です。

みんなちゃんと可愛らしく描けたし
これくらいのデフォルメなら
みんなもきっと許してくれるはずと祈りつつ

50代の先輩が、20〜30代の後輩に対して
抱いている仲間意識なんて
20〜30代の後輩からしたら
ウザいだけでしかないかもだもんなー💦




今まで、このブログでも
仕事のドロドロとか、エグい内情とか、
ギリギリのラインを攻めた話を吐露してますが

ブログであれば、たとえ何かあったとて
ダメージを受けるのは自分だけ
(会社に見つかり、懲戒くらうとか)なので
まだ気が楽なのですが

良かれと思って描いたイラストが
大勢の目に晒されて
かわいい後輩たちを傷付けたりしてしたら
ホント、申し訳ない。マジでごめんなさい。




やはり、絵でも文章でも
自分がかきたいものを、かきたいときに
責任とれる範囲内で細々とかく、というのが
ワタシのようなチキン野郎には
合っている気がします。

監督業は、今年で引退しよう。





(このTシャツの背中側一面に
 全員の似顔絵が・・・!)






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独楽吟ふたたび

2024-09-21 18:33:34 | 日記


年始に立てたであろう、「今年の目標」。
あなたは、自分がどんな目標を立てたか
覚えていますか?!

ワタシは覚えてますYO!(ドヤ!)

2024/1/1ブログ「独楽吟オマージュ」

ここで宣言した通り、コツコツと
「独楽吟」を継続して参りました。




独楽吟とは
幕末の歌人である
橘曙覧(たちばなの あけみ)が詠んだ
52首の、連作の短歌です。

ルールは
「たのしみは~」で始まり
「~とき」で終わること。

例えば、ワタシが最近詠んだのを
いくつかご紹介しますと

 たのしみは 買い置き食材組み合わせ
 意外と豪華な 夕食できとき

 たのしみは 毎日続けるストレッチ
 気付くと痛み 消えていたとき

 たのしみは 宝を触るごとき手で
 髪に触れらる 美容室とき

 たのしみは TODOリスト 順位つけ
 上から順に 消し込みるとき

・・・みたいな感じ。

超庶民的な、ただの雑感ですが
こんなもんでいいんですよ。




橘曙覧は、福井市出身ということもあり
福井市では毎年、「令和独楽吟」という
一般公募のコンテストを開催しています。

ちなみに、去年の受賞作品はコチラ

どうよ?!
ワタシの庶民雑感と、そう変わらないレベルじゃない?!
(上から目線www)

これならワタシにだって
余裕で最優秀賞が狙えるかもしれません。

応募は、11/30(土)までです。

あなたも一緒に応募してみませんか?!

応募フォームはこちら↓
第30回令和独楽吟 ~橘曙覧顕彰短歌コンクール~




 作品は副産物、とまでは言いませんが
 「これだ」という五七五七七に
 たどりつくまでの時間が
 短歌のくれる豊かさなのです。

 (俵 万智)







(中秋の名月!)






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海苔海苔の海藻たち

2024-09-15 07:51:30 | 日記


昼間は相変わらず
気の狂うほどの暑さが続いてますが

ふとした拍子に空を見上げると
高い位置に雲が広がっていたりして
秋が近づいているのを感じます。

日が暮れる時間も
日に日に早くなってきているしね。




昨日〜今日は、
九州一の歓楽街・中洲にて
「中洲JAZZ 」というお祭りをやってます。

通りのあちこちにステージができて
通りのあちこちでライブをやっていて

観客は
オバサンやオジサン、お婆さんやお爺さんなど
どんたくや山笠に比べると
年齢層は若干高めですが

みんなノリノリで
海藻のようにユラユラ揺れてて
そんな様子を見るのも楽しいお祭りです。

もちろんワタシも
夕涼みがてら、覗いてきましたよ。
(そして一緒に海藻ダンスを踊ってきたw)





昔は
ライブの開演時刻よりずっと早めに行って
ステージの最前列を陣取ったり
頑張ってたこともありましたが

今は
「そこそこ人が少なく、ゆっくり座れて
 賑わいの雰囲気を味わえる程度の距離感の
 祭りのエアポケット」
みたいな穴場スポットで
まったり過ごすようになってきました。




夕焼け空が夕闇になり、そして夜空へと
徐々に姿を変えていくサマを
酒と音楽に身体を任せながら
ぼんやり見るのって
とても芳醇な過ごし方!

こんなに長く空を味わうのは
ずいぶん久しぶりでした。




特に、今回の祭りでいいなーと感じたのが
祭りを楽しむご年配の方が多いこと。

松葉杖をつきながら覚束ない足取りで
ユラユラ揺れるお婆ちゃんとか

補聴器をつけて歌声に聴き入る
お爺ちゃん二人連れとか

周りの目を気にせずノリノリで
華麗なステップを披露する
バブル世代と思わしきグループとか。

お祭り好きの福岡市民の血が騒ぐのかな。
のびのびと音楽を楽しむ様子が
みんな、素敵でした。

音楽にノレる、って
身体の教養が高い、とも
言い換えられるのかもしれないねー。





(貴賓館もライトアップ!)






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気分はPerfect Days

2024-09-13 22:21:09 | 日記


早いもので、総務部に異動して
もうすぐ半年が経ちます。

総務部の仕事というのは
想像以上に幅広く多岐にわたっていて
謎のイレギュラー業務も
しばしば発生します。

例えば

「ビル外壁の隙間にカラスが入り込み
 閉じ込められて鳴いている」だの

「屋上の庭園スペースから
 オフィスフロアに蟻が入ってくる」だの

「隣のビルのカレー屋さんから匂いがきて
 業務に集中できない」だの・・・。

中には「知らんがな!」と
苦笑するような案件もありますが
よろず相談ゴトが寄せられて
結構面白いですwww




ワタシは、異動の際の自己紹介にて
「趣味と特技は、DIYです!」と
うっかり大見得を切ってしまった手前
何となく自然に
「ビルメンテナンス関係は、七吉どん担当」
みたい空気になってしまい

今や
扉の立て付けを直したり
タイルカーペットを貼り換えたりといった修繕も
ずいぶん手慣れて上手になってきました。





そんな中、先日。

とある社員から
「○階の女子トイレの水が流れない」という
連絡が入りました。

タンクの問題かな?
下水管の問題かな?
水回りとなると
さすがに素人には難しいかな?

業者さんを呼ばないといけないかもだけど
まずは現状確認をしよう、と
問題の現場にかけつけますと・・・




なんと・・・!




詰まりの原因は・・・




「バリウムの白いアレ」でした・・・。😅




幸い、逆流して溢れ出すような
オオゴトになってはいませんでしたが
わざわざ業者さんを呼ぶような
専門的な事態でもありません。

仕方ない、これも総務部の仕事だ!
と、覚悟を決めて
ブラシを手に、お掃除しましたわよ。

敵はなかなか手ごわい奴で
つついても、こすっても、
なかなか存在感を消してくれませんでしたが

かれこれ30分くらい格闘したあげく
ようやく、何とかなりました。




ちなみに、設備自体は新しく
昨年改築したばかりのビルなので
最新型のWCが設置されています。

しいて言うなら
福岡市が推奨する
エコでSDGsな節水型タンクのため
パワーに欠ける面は、確かにありますが。

しかし!

従業員への定期健診が義務づけられている
一般企業がテナントとして入るビルで
こんなトラブルが起こるなら
きっと、うちの会社だけで
起こっていることではないよね。

他のビルはどうしているんだろう?!
天神のあちこちのテナントビルに
インタビューして回りたいくらいです。




そして、ようやく掃除が片付いた後
「今日はこんなことがあったんだよ~!」と
同世代の同僚に、面白おかしく話しました。

まさかそんなことがありえる?!と
下ネタに爆笑してくれることを期待して
盛り上げながら話したのですが

逆に

「うそーっ!信じられない・・・!
 大変だったでしょ。。。
 聞いてるだけで、涙が出てきそう・・・」


同情されてしまいました。




同僚としては
「ベテランの年代になって
 そんな汚い仕事をしなくてはいけないなんて
 さぞかし、悲しく、屈辱的であったろう」
という気持ちがあったのでしょう。

まぁ、確かに総務部には
20~30代の若い子たちはたくさんいるから
後輩たちに指示することもできたけど

人が嫌がる仕事や、しんどい仕事こそ
先輩が前線に立たなくては!という
ノブレス・オブリージュな精神はあるため
自分がやることに抵抗はありませんでした。

ましてや、自分だって
バリウムは両手に余るほどの回数
毎年飲まされてきたので
もしかしたら、自分が気付いてないだけで
こんな風に、人様にご迷惑を
おかけしてきたかもしれないわけじゃん。

そんな感じで
さしたる悲壮感もなく
粛々とミッションを達成したのに
想定外の大げさな同情されて
何だか複雑な気持ちになってしまいました。

異動するつい半年前くらいまでは
人事を統括する部署で
資本主義の厚化粧の上澄みのような
キラキラフワフワしたことをやってたから

今の総務部でやっていることが
落ちぶれたように見えたのかな。

ワタシ的には、今の仕事の方が
絶対に誰かがやらなくてはいけない
確実に人の役に立つ手応えが感じられる
仕事らしい仕事だと感じるんだけどね。




ちなみに
映画「Perfect Days」で
役所広司さん演じる主人公
(職業:WC掃除のエキスパート)は
ワタシの心の師匠です。

変なプライドも、偏見も、持たない方が
職業選択の幅が広がり
楽に、自由に、生きられるよね。





(宮崎さんの手作り防災紙芝居。
 皆様ぜひ参考にされてください。)





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2024-09-10 07:50:27 | 日記
昨日
「老後の準備」がテーマの
セミナーを受講しました。

主催は、会社の人事部。

50才以上の社員に対して
「60才になったら定年退職だからな!」
「嘱託社員として再雇用も可能だけど
 収入は大幅ダウンするからな!」
「再雇用も65才までしかしてあげない!
 年金もあてにならないけど
 後は、自己努力でがんばって生きてくれ!」

と、引導を渡していくためのセミナーです。




このセミナーを初めて受講したのは
昨年、数え歳で50才になったとき。

陰で「肩たたきセミナー」とも呼ばれる
このセミナーの案内状が届いたときは
おいらもとうとうこんな歳になったかと
感慨深い気持ちになったものでした。

んでね。

証券会社や保険会社から派遣された講師から
老後のマネープランについての
話を聞くにつれ

質素でつつましい生活を送ったとしても
人間が生きていくには
こんなにお金がかかり続けるものなのか!と
暗澹たる気持ちになってしまったのです。

そして今回、
1年ぶりに再受講して
やはり、またしても
ショックを受けてしまいました。

いや、むしろ
昨年とは違う意味で。

ショックを受けて、暗澹たる気持ちになった
のではなく
暗澹たる気持ちになってしまったことに
ショックを受けてしまったのです。

そう。

今年は、暗澹たる気持ちにならない!
という自信があったのに
それが見事に打ち砕かれてしまったのです。




ワタシは、趣味が読書なので
去年のセミナーでショックを受けたあと
この1年間でたくさんの本を読みました。

不安を煽らないFPさんが書いた本、
断捨離やミニマムライフの本、
0円ハウスや小屋を建てる本、
死や老いや孤独を受け入れるための本、
認知症になっても施設に入らず暮らす本、
高島野十郎さんのような寡欲な人の本、、、

おかげで少しは
お金は無くても何とかなるわい!という
覚悟が出来てきたかと思っていました。

しかし!

いざ、専門家から
根拠に基づいた、具体的な数字を示され
「もしこのまま老後を迎えると
 困窮して、不便で不自由な生活を
 送らざるをえませんよ」
という説得力ある説明をされると
またしても、
漠とした不安が込み上げてきました。

それがショック!悔しい!

今年のワタシは
あんなにたくさんのインプットをしたから
またあのセミナーの話を聞いても
「過剰な資本主義には、振り回されないぞ。
 フォッフォッフォッ・・・」
と、大安心の境地で
ほくそえむことができると思っていたのです。




ウクライナやパレスチナを見るにつけ
「老後の不安」なんてものに
漠とした不安を抱えて
憂鬱になれること自体が
恵まれたことだと分かっちゃいるんだけどさ。

どうやら、自分のことを
少々高く見積もりすぎていたようです。

おいらは、どんなに本を読んだとて
順二郎おじさんのような
綺麗な読書家にはなれない。

50になってもいまだこんなに
小心で強欲で凡庸ということは
70になっても80になっても
こんな感じかと思うとウンザリだぜ。





(1時間で50円!宮崎SUGEEEE!)







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コメント
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