おはよーございナツ。
こないだまで、原子だ粒子だいった物理学がマイブームで
毎日ミクロの世界のことばかり考えていましたが
物理ブームも、いつのまにか収束してきて
最近、ワタシの頭をずっと占めているのは
カイロウドウケツという、深海の生き物です。
「偕老同穴」という四字熟語がありますが
まさにその名前の生き物です。
皆さま、この生き物、ご存知でしょうか。
#ワタシも最近知ったばかりだけど(゚∀゚)
まず、白い金網でできた、ボールペンサイズくらいの
太いストローをイメージしてください。
そのストローが、深くて暗い海の底の砂上に
垂直に突き刺さっています。
そう。これが、カイロウドウケツ。
動物なのか植物なのか、よく分からない生き物です。
んでね。
エビの一種に、カイロウエビというやつがいます。
カイロウエビは、幼体のときに
カイロウドウケツの網の目をくぐって、ストローの内部に入ります。
ストロー内部の定員は、先着2匹。
(3匹目が入ってきたら、先着の2匹から追い出されちゃうのかな?)
カイロウドウケツの網によって、敵から身を守りながら
カイロウドウケツの食べかすとかを食べながら
エビ2匹は、ストローの中で、すくすくと成長します。
幼体の時点では、雌雄は分かれていないのですが
育っていくうちに、身体の大きい方はオス、小さい方はメスになります。
2匹は、成長するうちに、網から出られないくらいの大きさまでなり
死ぬまでずっと、カイロウドウケツの中で、暮らすのです。
先日なにかでこの話を読んでからというもの
暗い海の底にひっそりと暮らす、この生き物たちの姿が
ずっと頭から離れないのです。
かといって、カイロウドウケツについて詳しく調べるほどの
探究心や学者気質はないので
ただただ、世界中の海に生息している
彼ら彼女らの姿を思い浮かべては
ほっとため息をつくくらいなのですが。
朝昼晩、しょっちゅう、
無意識にカイロウドウケツのことを考えている自分に気づき
まるで恋をしているみたいだなと
我ながら苦笑してしまいます。
ゴルフ狂が、寝ても覚めてもゴルフのことばかり考えているように
鉄っちゃん鉄子が、鉄道のことばかり考えているように
恋の対象は、別に人間だけとは限らないのよね。
海底でひっそり暮らす
カイロウドウケツやカイロウエビたちのことを考えるとき
別に、愛や恋やを感じているわけではないけど
別に、ほっこりした暖かい幸せを感じてるわけではないけど
何だか、厳粛な気持ちに、なってしまうのよね。
神聖なものの前に、自然と頭が下がるというか。
#ス・・・ストローやエビごときに
別に、こ・・・恋になんか、落ちてないんだからねっ!(*゚∀゚*)
でも、やっぱり、心のどこかでは
この先もずっと、カイロウドウケツやカイロウエビが
末永く続く生態系の中で、平穏につつがなく暮らせますように、
夫婦喧嘩とかせずに、仲良くともに長生きできますように、という
ささやかな祈りのようなものがあるような気がします。
世界中のカイロウドウケツと、カイロウエビたちに、幸あれ。
.
こないだまで、原子だ粒子だいった物理学がマイブームで
毎日ミクロの世界のことばかり考えていましたが
物理ブームも、いつのまにか収束してきて
最近、ワタシの頭をずっと占めているのは
カイロウドウケツという、深海の生き物です。
「偕老同穴」という四字熟語がありますが
まさにその名前の生き物です。
皆さま、この生き物、ご存知でしょうか。
#ワタシも最近知ったばかりだけど(゚∀゚)
まず、白い金網でできた、ボールペンサイズくらいの
太いストローをイメージしてください。
そのストローが、深くて暗い海の底の砂上に
垂直に突き刺さっています。
そう。これが、カイロウドウケツ。
動物なのか植物なのか、よく分からない生き物です。
んでね。
エビの一種に、カイロウエビというやつがいます。
カイロウエビは、幼体のときに
カイロウドウケツの網の目をくぐって、ストローの内部に入ります。
ストロー内部の定員は、先着2匹。
(3匹目が入ってきたら、先着の2匹から追い出されちゃうのかな?)
カイロウドウケツの網によって、敵から身を守りながら
カイロウドウケツの食べかすとかを食べながら
エビ2匹は、ストローの中で、すくすくと成長します。
幼体の時点では、雌雄は分かれていないのですが
育っていくうちに、身体の大きい方はオス、小さい方はメスになります。
2匹は、成長するうちに、網から出られないくらいの大きさまでなり
死ぬまでずっと、カイロウドウケツの中で、暮らすのです。
先日なにかでこの話を読んでからというもの
暗い海の底にひっそりと暮らす、この生き物たちの姿が
ずっと頭から離れないのです。
かといって、カイロウドウケツについて詳しく調べるほどの
探究心や学者気質はないので
ただただ、世界中の海に生息している
彼ら彼女らの姿を思い浮かべては
ほっとため息をつくくらいなのですが。
朝昼晩、しょっちゅう、
無意識にカイロウドウケツのことを考えている自分に気づき
まるで恋をしているみたいだなと
我ながら苦笑してしまいます。
ゴルフ狂が、寝ても覚めてもゴルフのことばかり考えているように
鉄っちゃん鉄子が、鉄道のことばかり考えているように
恋の対象は、別に人間だけとは限らないのよね。
海底でひっそり暮らす
カイロウドウケツやカイロウエビたちのことを考えるとき
別に、愛や恋やを感じているわけではないけど
別に、ほっこりした暖かい幸せを感じてるわけではないけど
何だか、厳粛な気持ちに、なってしまうのよね。
神聖なものの前に、自然と頭が下がるというか。
#ス・・・ストローやエビごときに
別に、こ・・・恋になんか、落ちてないんだからねっ!(*゚∀゚*)
でも、やっぱり、心のどこかでは
この先もずっと、カイロウドウケツやカイロウエビが
末永く続く生態系の中で、平穏につつがなく暮らせますように、
夫婦喧嘩とかせずに、仲良くともに長生きできますように、という
ささやかな祈りのようなものがあるような気がします。
世界中のカイロウドウケツと、カイロウエビたちに、幸あれ。
.